作品No.4 
 詰将棋パラダイス 短編コンクール(7手詰) 昭和62年6月号

初入選から2年。再び行われた7手詰コンクールに参加。全36作中5位となりました。これも全くの予想外
のことでした。初入選の邪魔駒消去が受けたのでこの当時は邪魔駒消去ばかり創っていましたが作品と
呼べる様なものはほとんど出来ませんでした。その中で唯一見られるのが本作でした。狙いは1手目〜3
手目の手触りと邪魔駒消去と変化・最終手のの放射角ですが思いのほか好評でうれしい結果でした。
変同については今なら間違いなく消していますが当時は・・・なんなんでしょうか?勿体ないですね。
このコンクールでの優勝は小林敏樹さん2位が宿利誠さんで見事に前回の敵討ち(これが当然の結果)
されました。赤羽さんの超弩級の7手詰が55歩合で不詰となったのもビックリ出来事でした。
当時の解説(昭和62年9月号) 担当:飯田 繁和
@3手目57玉は、58金、46玉、73角迄。A4手目同玉は84角、56玉、57金迄変同。
☆邪魔駒消去がテーマの、角をギリギリに使った好作(斎藤博久)です。初手が@の変化をみて指し難さ
があり、3手目焦点に捨てる66銀が鋭く評価を上げています。そして最終手は38角。
千葉英樹−最終手をなぜか20分位考えてしまいました。
☆という訳で大好評。
阪口和男−75とを歩にしなかったのはなかなかのヤリ手。
南倫夫−と金が邪魔駒とは、巧妙です。
☆邪魔駒に見えなかった!
岡村孝雄−66銀は綿菓子の中のコンペイトウのような手。
☆キラキラしてますネ。
天上花星士−ドッチへ逃ゲテモ角ノ放射線デ見事ニ詰ム。
熊大将棋部−何度見てもトボケタ詰上り。
中出慶一−変同あるも気にならない。洗練された狙いが見事。
松沢成俊−4手目同玉だと味もそっけもない。
☆変同はやはりない方が、もっと評価はあがったみたい。
天光正−巧みな”すかし詰”5位以内当確!!
☆見事的中です。それにしても捨駒は66銀の一手でこの好評は・・・。この作者ただ者ではない。
入選3回
誤答 無答 A B C 得点
3 3 61 56 7 2.46

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