作品No.16 
 詰将棋パラダイス 詰四会作品展 平成18年11月号

詰四会を発足させて最初の作品展でトリを飾った作品。とは言っても手数が長かっただけですが。
実際ラスト13手の握り詰用の作品を無理やり逆算した作品なので、手順にかなり無理が見られます。
解説では触れられていませんが、前半のポイントは6手目12玉と逃げるところです。23で清算する
のなら13でも変わりはないのですが、12玉に23金だと11玉で不詰。22金から13玉で2手伸びます。
ここに引っかかった解答者もおられました。その後は無理やり合駒を取って42龍から収束ですが、。
36手目53玉で32玉が変同。さすがにこれは減点でした。発表した自作では最長手数ですが、
これ以上長いモノは創れないでしょうねえ。
当時の解説(平成19年2月号) 担当:来嶋直也
☆今回のトリは詰四会代表につとめていただきましょう。当初予定していた作品が余詰でつぶれて
しまい急遽代走とあいなりました。この差し替えが無ければ作品の総手数が123手と面白いことに
なたのに残念です。この趣向はまた別の機会に実現されるでしょう。
早川清一−4の字で完結。見事。
橋本孝治−19手目以降のゴツゴツした独特の感触の手順が面白いので、序盤などもこの雰囲気が
続けば良かったと思います。
野口賢治−ここまでやるか!険しく遠かった4国への道。
岡崎行晃−Dは難解でした。約2日と半日考えた。まず初手に迷った・・・それと19手目の角の成り
捨てに気づかず25龍としてしまい大いに悩んだ。(後略)
☆この作品のみ締切間際に追加で解答が来ました。解答用紙を作者にお見せしたところ非常に感
動しておられました。
今川健一−四国霊場八十八ヶ所巡り、同行二人で山越える。巡り終えたら、四国の地図?考えす
ぎかな。(入選13回)
誤答 無答 A B C 平均点
6 10 9 6 0 2.60

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