Opera

第三幕: 「新しい地球」

Lyrica

In the scene of Cantata No.1 "Wedding" 2nd and 4th Movement Op.44
Symphony No.2 "Horistic" 5th Movement in D major Op.35
Symphonic Poem "Sapporo" 1st Movement in F major Op.33

music1

村山誠生誕百周年記念コンサート
第三幕が開いた時、聴衆は静かな感動と共感を覚えていた。そして、その静けさは幕が降りた直後の鳴り止まない拍手喝采の準備でもあった。カーテンコールは延々と一時間も続いたからである。
第三幕が開く前に既に「結婚行進曲」第二楽章が演奏されていた。幕が開くと主人公たちは、「結婚行進曲」第四楽章によって舞台に登場する。そして、いよいよこのオペラのテーマ曲が歌われる。初めはトロイが、次いでフラウがそれぞれアリアとして歌い、最後に二重唱で締める。歌は呼びかける、「人類よ、地球の自然と調和を取るのか、それとも取らないのか?」と。この歌は1992年に作曲者自身によって制作された。シェイクスピア流に言えば、「生きるのか、生きないのか?」という二者択一の問い掛けである。人類よ、もしまだ少しでも賢ければ、調和を取ろう。

第三幕

music2
music3

第一幕: 「結婚カンタータ」 第二、第四楽章 作品44
交響曲第二番 「ホリスティック」 第五楽章 作品35

道化

多くの生き物たちが生還した
かってはこの地球の何処にも住んでいた
地球は洗われて綺麗になったから

主人公達の行軍も終点に近づいた
広大な北の大地に
新しい都を造るために来た

冬は白一色に
夏は緑一色に覆われる
空気は澄み切っている

王子と王女と息子が
「結婚行進曲」に載って
この北の新都に登場する

地球と国家の回復を祝って
彼等はこのオペラのテーマ曲を歌う
「いのちの輝きと調和への賛歌」を

人類は次の千年を生きられるか
この歌は神が人類に与えた唯一の結論である
歌い終わると白い教会へと向う


トロイ

人はみな だれでも
自らの中に
固有の力を 秘めている

自らの中にある
固有の力を求めて
あふれるちからを
尽きることなく

星の数にならぶ いのち
この地上に 満ちて

さがそう 君の本質を知るまで
君が この世に 生まれた 目的を
君自らの いのちを 活かすために
さがそう 君だけのちから
見つけ出せ 君だけのちから
さあ 活かせ 君のちからを
君自身を つくるために

さがせ 君を
つくれ 君を
君 固有のちからを
活かすために

人はみな 自分自身になれれば
誰もが 人生の勝利者 

「いのちの輝きと調和への賛歌」村山 誠 作詞 1992

フラウ

人はみな だれでも
自らの中に
固有の力を 秘めている

自らの中にある
固有の力を求めて
あふれるちからを
尽きることなく

星の数にならぶ いのち
この地上に 満ちて

さがそう 君の本質を知るまで
君が この世に 生まれた 目的を
君自らの いのちを 活かすために
さがそう 君だけのちから
見つけ出せ 君だけのちから
さあ 活かせ 君のちからを
君自身を つくるために

さがせ 君を
つくれ 君を
君 固有のちからを
活かすために

人はみな 自分自身になれれば
誰もが 人生の勝利者 

「いのちの輝きと調和への賛歌」村山 誠 作詞 1992

トロイ

フラウ

人はみな だれでも
自らの中に
固有の力を 秘めている

自らの中にある
固有の力を求めて
あふれるちからを
尽きることなく

星の数にならぶ いのち
この地上に 満ちて

さがそう 君の本質を知るまで
君が この世に 生まれた 目的を
君自らの いのちを 活かすために
さがそう 君だけのちから
見つけ出せ 君だけのちから
さあ 活かせ 君のちからを
君自身を つくるために

さがせ 君を
つくれ 君を
君 固有のちからを
活かすために

人はみな 自分自身になれれば
誰もが 人生の勝利者 

「いのちの輝きと調和への賛歌」村山 誠 作詞 1992

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「いのちの輝きと調和への賛歌」村山 誠 作詞 1992

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