この 樹 にそえて ・・・ no.93
神母神社の楠・・・ 市の天然記念物である楠の大木は、物部川の蛇行した広い河原の中にある。
根元から倒れ込むように生えだした棚状の繁茂で、枝は地面に沿って左右に長く棚引いている。 一度は水害等で
樹が大きく傾いたのではないだろうか。 伏した低い枝々には葉が贅沢に照り輝いている。
また幹の根元から樹齢100年は超えるような大きな藤蔓が伸びて、枝の先にまで縦横に絡みついている。
樹勢に多少の影響があるかもしれないが、これが一斉に花を咲かせるとまた違った景観になることだろう。
地名の「神母ノ木」は、この木からとられたものだという。
神母神社の楠 目通り6.36m/樹高16m/枝張り32.5m/樹齢500年/高知県土佐山田町神母ノ木・神母神社