この にそえて ・・・ no.91                                    


                              

 法通寺のナギの木・・・ 四国から九州の大分に向かって突き出したような佐田岬半島の付け根部にある伊方町は、1977年

   に完成した原子力発電所の町としても有名になっている。 細長い半島を串刺しにしたような観光道路メロディーライン

   のすぐ脇に法通寺がある。 境内のお堂脇にナギノキの大木があって、この種では四国でも一、二の巨木。

   ただ、根元には内部をえぐり取られたような大きなウロが露わとなり、それがかなり上まで続いている。 形状からして

   落雷等の被害を受けたのかもしれない。 枝葉はまだ豊富で、樹皮にも艶がある。 樹勢はかなり盛り返しているようだ。

   ナギの葉は容易に手で裂けない程丈夫なのが特徴。

 


法通寺のナギの木 目通り3.37m/樹高19m/樹齢700年/愛媛県伊方町中浦・法通寺

《 県指定天然記念物 》