この 樹 にそえて ・・・ no.287
白人神社の大杉・・・ 徳島市から国道55号線にのって那賀町を目指す。
真新しいバイパスやトンネル、さまざまな青看板が次々と現れて、道を外れさそう々と誘惑しいてるようだ。何度か迷いながらようやく
阿南市の195号線にたどり着いた。那賀川流域は、道は平坦だが本当に山深い徳島の深層域といった印象だ。しかし、車も信号も
極めて少ないので、街中よりはずっと快適に走る事が出来て無事那賀町に到着した。白人神社は193号の坂州木頭川の赤橋を渡った
三叉路を北に進む。ウネウネと曲がった細道を行くと右手に大きなケヤキが見えた。これも低く枝を川面に棚引かせた大変立派な巨木
で迫力がある。橋を渡って境内に入ると、建物の後ろに高々と伸びた大杉があった。表記の樹高50mはどうだろうかと思うが、しかしな
かなかの巨樹だ。二本の株が成長して一体化したような状態で、やや変形の幹だが、真っ直ぐ伸び上がって高く樹冠を上げている。
案内には樹齢700年と記してあった。葉の付きも良く樹勢は良好なようだ。こんな山奥に全く知らない大杉があった。境内の雰囲気も
清浄でとてもいい。 ここまで来れて本当に良かった。
白人神社は拝宮農村舞台という阿波人形浄瑠璃をはじめとした素晴らしい催しが行われている立派な舞台があります。
白人神社の大杉 ・・・幹周り 7.5m/樹高 50m(共に案内板)/徳島県、那賀町、上那賀、拝宮、白人神社