この にそえて ・・・ no.268                           


          

 新田神社のウラジロガシと大杉・・・  吉良のエドヒガンと成谷、八幡神社の大杉のほぼ中間地点にある新田神社。祭神は新田

   義宣公。貞光川を見下ろす高みにあって先ずは神殿の後ろにある大杉に目が留まるが、その近くにあるウラジロガシには驚いた。周囲

   5mの幹は細かい瘤がゴツゴツと密集していかにも古いもののように見える。しかし、枝葉は良く茂って目立った損傷も無く至って健康な

   様子。ウラジロガシの健康な巨樹としては四国有数のものだろう。同敷地内にある猿飼堂の縁に休んで暫く若葉を眺めていた。杉は根

   元から無数のツタが絡みついた不思議な様で、枝葉も少ないことから樹勢は若干の陰りが見られる。坂道が巻いた内側にある起伏に富

   む神域で、斜面には大きな椿やカゴノキの大木などもあり、古くから信仰された神社なのだろう。樹齢数百年。日当たりの良い集落の高

   みに巨樹の梢が青々と萌えていた。


   ウラジロガシ ・・・目通り周囲5.05m/樹高26m 大杉 ・・・目通り周囲5.15m/樹高35m/徳島県、つるぎ町貞光 、猿飼、新田神社