この にそえて ・・・ no.218                           


         

 浄瑠璃寺のイブキ・・・  「永き日や 衛門三郎 浄瑠璃寺」子規の句碑が石段に立つ46番札所浄瑠璃寺。

   松山七ヶ寺の打ち始めとなり、ここからは市街地に向けて札所が密集して連なっている。 空海が寺の再建修理

   を行い、自ら担ぎ出したという「網掛石」が今も三坂峠の中腹に残っているそうだ。 境内の中程に、根元を石組み

   で囲われた形の良いイブキがあり、樹下には石仏が奉られている。 最大のものは本堂の裏手にあり、こちらは

   煩雑とした藪に覆われて、やや影の薄い様子。 根元に簡素な小祠があり、幹はどっしりとして立派なものだが、

   樹勢はやや衰えているようにも見えた。 市指定天然記念物。


浄瑠璃寺のイブキ・・・目通り周囲 4.6m/樹高 20m/枝張り 13m/愛媛県松山市浄瑠璃町・浄瑠璃寺