この 樹 にそえて ・・・ no.175
素鵞神社のカゴノキ・・・ 松山市の水瓶、石手川ダムのすぐ下流。 国道317号線から石手川を挟んだ宿野地区の高見
に神社はある。 近くに「湧ヶ渕」という名所があり、奥道後温泉にも近い。 もとこの神社には、四方木と呼ばれるカゴノキが、神
社の四方に植えられていたそうで、そのうち最大のものは目通り周囲6m、樹高28mにも及ぶ巨樹だった。 四国でも長浜町にあ
る豊重のカゴノキに次ぐ程の大きさで、資料を見ると単一の幹で堂々とした素晴らしいものなのだが、既にその樹影は消えていた。
今あるものは四方木の一本だろうか、根元近くから二本に分かれた幹はかなり小ぶりで、上と同時期のものではないようにも見え
た。 ただ樹勢は良く、この地の環境が保たれればまた更に大きくなっていくことだろう。
素鵞神社のカゴノキ 目通り3.3☆1.8m/樹高24m/愛媛県松山市宿野町・素鵞神社 (データーやや不確か)