最も強く輝く
       ダイヤモンドの条件

   1.入射した光は、最小限度の反射回数2回で光が上部クラウンに 
      返って、表面から飛びでること。            
     
   2.光をダイヤモンドの下部パビリオンで、外部にもらさないこと。
     
   3.ダイヤモンド全面に、光が戻ってくること。         
     
   4.これらの条件が満たされた時、ダイヤモンドは強く光り輝く。 
    
   5.さらに、それが完全な場合、エイトスタ−が現れる。

輝きの比較

 A.良いカット
   
   入った光をすべて
   反射し、全面が輝
   いている。

 B.底が浅いカット
    
   中心は抜けるが周
   囲は返っている。
   見た目は良い方。

 C.底が深いカット
   
   光が下へ抜けて返
   って来ないタイプ。
   輝きが少ない。

カットの仕方で輝きが変わる。



カットの良否が一目でわかる            

       ファイヤ−・スコ−プ          

                               
 長方形の箱に、10倍のル−ペを取りつけたもので、箱の内部で赤色光を
ダイヤに照射して、その反射光をル−ペで見る装置である。       
 正しい角度で研磨されシンメトリなものは、全面が赤色で、くつきり整っ
た8本の星印が確認できる最高品。白い色は、光が下に抜けて返ってこず輝
かないところ。                                               

ファイヤー・スコープ


ファイヤー・スコープで見たダイヤモンド

ダイヤの各部名称

(1)
全面が赤色に見える。
8本の矢の星印が出る
最高品。エイトスター
ダイヤモンド。

(2)
光りが抜けてしまって
中にも周囲にも戻って
こない輝かない石

(3)
中心が抜けてしまうが
見た目には周囲が抜け
るよりはずっとよい。

(4)
反射して返る赤い色が
少なくカットが不正確
で歪んでいる。

ダイヤの大きさ
「地球はダイヤモンド」 田村駿禮著(地湧社刊)