ウエストンはこれまでの静物写真の 概念を越えて、ありふれたピ−マンに 有機体のかたちを探ろうとしてこうし た作品を数百点つくったが、これは自 らが傑作といった作品である。彼は日 記に、次のように記している。 「抽象されるものは、ピ−マンを越え ている。この新しいピ−マンは、意識 ある心で知る世界を越えたところへ、 人を連れていってしまうだろう」と。
「ピーマン」 エドワード・ウェストン