平成17・18年度(平成16年1月〜平成18年7月) |
華道家元池坊初生け式 |
1月5日(水)全国から池坊の門弟1400人余りがお家元に参集して、池坊華道のますますの隆盛と、各人の技術の向上を祈念して初生け式を行いました。当日の京都は生憎の曇天で肌寒さを感じる天候でしたが、会場の池坊会館と隣接する数カ所の施設は、参会者の熱気に溢れていました。初生けの後、お家元・若宗匠・教授の方々に御覧いただき、御指導をいただきました。その後、会場を京都駅近くのリーガロイヤルホテルに移し、新年会が行われました。お家元から高価なお品を景品としてご提供いただき、福引きが行われ賑やかで和やかな雰囲気の内にお開きとなりました。 |
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初生け式で生けた私の作品と、この度一緒に参加した東予支所の近藤美代子先生の作品を御紹介します。 |
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吉田 満智子 近藤美代子
第48回全四国池坊連合花展 |
平成17年2月12日〜13日、高知県の巨大な文化ホール”かるぽーと”で全四国池坊連合花展が盛大に開催されました。初日のテープカットには県知事を始め政財界の代表者が集まり、花展開催を祝福してくれました。出瓶総数480、賑やかで見応えのある花展となり、大勢の参観者で賑わいました。 |
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テープカット 出瓶者にお声を掛けられる雅史様と由紀様 |
東予支所から出瓶した作品を御紹介します。 |
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吉田 満智子(清月) 石丸美喜子(翆洋) |
13日の午後から由紀様の記念講演がありました。映画「タイタニック号」の1場面で、客室に生けられていたチューリップの花が、船と運命を共にしなければならない人々の心をどれほど慰め、勇気づけたかというお話に、会場の人たちは深い感銘を受けました。 |
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東予支所研究会(講師、松永 滋先生) |
4月3日(日)今治市河野美術館において、お家元派遣講師の松永滋先生をお迎えして、今年度第1回目の研究会を行いました。参加者は19名。今回は特にテーマを設けませんでしたが、立花から生花まで幅広く熱心な御指導をいただきました。先生、どうも有難うございました。 |
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第29回 今治華友会総合大花展 |
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4月9日(土)〜10日(日)今治市公会堂で第29回今治華友会総合大花展が開かれ、大勢の参観者で賑わいました。この花展には今治市内のいけばな関係の12団体が参加しており、会場にはいろいろな生け方のお花が見事に並んでいました。東予支所からは15名が出瓶しました。 |
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花展会場 花展会場内部 会場には桜が満開 |
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丁度、桜が満開で、お花見の誘いを断って花展会場で頑張っている人もいました。会場には各所で桜が花材として使われた作品を見ることができました。次に東予支所の作品の一部を御紹介します。 |
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吉田 満智子 吉田 忠明 |
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石丸 美喜子 野間 ゆり |
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池坊中央研修学院祭 |
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4月13日から18日まで池坊の本部を会場に池坊中央研修学院祭が開催されました。この催しは、池坊中央研修学院に学ぶ人たちが、日頃の研修の成果を発表するためのものです。全国から学院に参集した人たちの作品だけあって、さすがに見応えがありました。私は4月15日に会場を訪れましたが、外国からの参観者も含め会場は立錐の余地のないほどの盛況でした。 |
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吉田 満智子 作品 |
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池坊花展(東京) |
4月21日(木)から東京・日本橋の高島屋を会場に池坊花展が盛大に催されました。「立花その流れと今日」というテーマで、池坊を代表する生け方である立花の発生から今日に至るまでの発展の様子を分かりやすく紹介したもので、池坊ならではの花展でした。 |
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会場入口の展示 「大砂もの」の再現 |
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慶長のころ、専好が前田邸に招かれて生けたという「大砂物」を再現したものは見る人を圧倒しました。当時の人たちはこの立花の枝で6匹の野猿が遊び戯れていると錯覚したとの逸話も残っています。これだけの大木の松をよく作品にまとめ上げたものだと思います。 |
東予支所研究会(指導講師 小林明先生) |
6月26日(日)地場産業振興センターに小林明先生を講師にお迎えして、研究会を開きました。参加者は13名です。今回は特にテーマを設けず、参加者が自分でテーマを決めて生け、先生の指導を受けるという形式にしました。 |
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参加者はそれぞれ持参した花材を使って自分で構想した花を生けて、御指導をいただきました。普段自分では気がつかない欠点などを指摘していただくことができ、大変有意義でした。小林先生ありがとうございました。 |
東予支所研究会(指導講師 松永 滋先生) |
8月28日(日)今治地場産業振興センターに松永滋先生を指導講師としてお招きし、「かきつばた一式の立花」を指導していただきました。 |
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この時期に花材のカキツバタを手に入れるのが非常に困難であると言われていましたが、お家元御用達の花市商店さんの御尽力で立派な花材を用意していただき、素晴らしい研究会になりました。ヨーロッパへの出張直前のお忙しい時に、私たちのために、来今いただきました松永先生有難うございました。 |
東予支部いけばな芸術展 |
10月1日〜2日、今治テクスポートを会場に第22回愛媛県いけばな芸術協会・東予支部いけばな芸術展が開催されました。東予地方で現在活動している諸流12団体による大規模花展で217瓶が会場いっぱいに展示されました。参観者は約2500人。 |
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会場の「テクスポート今治」 開展式での支部長あいさつ |
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関係者によるテープカット 開展式直後に来賓の御案内 |
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開展式の終了を待ちかねて大勢の方々の御入場です。広々とした会場でゆったりした気分で、お花を観賞していただきました。 |
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吉田 満智子(大作) 吉田 忠明(中作) |
東予支所からは15瓶の出瓶がありました。大勢の皆様方の御協力と御支援により、思い出に残る花展となりました。 |
池坊愛媛県展(いよてつ高島屋) |
10月18日〜20日松山市の「いよてつ高島屋」を会場として、池坊愛媛県連合いけばな展が開催されました。大勢の来賓をお迎えして、盛大に開展式が挙行されました。天候にも恵まれ、大勢の方々に池坊の花を見ていただきました。 |
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吉田 満智子 吉田 忠明 |
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近藤 美代子 石丸美喜子 |
今治文化芸術祭 |
2005第23回今治文化芸術祭が10月29日・30日市内数か所の会場で行われました。今治市総合福祉センターではいけばな展が開催さました。今治市及び周辺地域のいけばなの諸流が一堂に会して、流独自の生け方をご披露しました。恒例の行事ですので、大勢の方々がご来場くださいました。 |
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北条 典子 石丸 サカエ |
朝倉文化祭 |
11月5日・6日の両日にわたり朝倉文化祭が開催されました。いけばな会場は、「ふるさと公園」の体育館です。当地のいけばな諸流の花が一堂に展示されました。 |
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東予支所も10瓶余り出品しました。 |
池坊全国華道展 |
11月9日〜14日、華道家元池坊の全国華道展が京都のお家元の諸施設と京都高島屋を会場として開催され、全国から大勢の方々が参観しました。池坊の最も新しい生け方に接することができる絶好の機会でした。 |
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吉田 満智子 作品 |
池坊中央学院祭 |
4月13日〜17日京都の家元の施設等を会場に現在池坊中央学院に学んでいる生徒の作品が展観されました。池坊の最新の花が展観されるとあって、全国から来た大勢の人々で賑わいました。 |
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今年は、タペストリーに面白い作品が沢山ありました。右写真は私の作品です。 |
池坊全国巡回講座(今治会場) |
5月6日(土)今治市中央住民センターを会場にして、お家元から講師に小林清高先生をお迎えし、約300の会員が講習を受けました。東予支所からも75名の社中が参加しました。 |
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写真は講習されている小林先生です。新しい生け方の技術を沢山御披露いただき、大いに参考になりました。 |
池坊全国大会 |
5月30日(火)新潟市で恒例の池坊全国大会が開催されました。全国から池坊の支部長・支所長を中心に3459名の門弟が参加して、盛大に挙行されました。 |
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総会の後の研修旅行にも参加しました。右写真は研修旅行で訪れた世界的に有名な細菌学者野口英世博士の生家です。
道祖小野妹子廟墓前祭 |
6月30日(金)奈良県に近い大阪の太子町にある道祖小野妹子廟で行われた道祖墓前祭に参加しました。私は毎年参加していますが、今年は副支所長の石丸美喜子先生と一緒でした。今年は天候にも恵まれ全国から約396名の門弟の参加がありました。 |
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写真はその時の会場の様子です。雅楽が演奏される中で献華式が厳かに行われました。 |
池坊東予支所ミニ花展 |
7月4日(火)〜8日(土)お家元が推奨されているミニ花展を今治郵便局を会場として開催しました。試行錯誤ながら何とかミニ花展を無事終えることができました。御協力いただいた大勢の社中の皆様のおかげです。 詳しくは、HPの冒頭にあります。御覧いただければ幸いです。 |
いけばな芸術協会東予支部 研修旅行 |
いけばな芸術協会東予支部の平成18年度研修旅行が10月9日(月)に行われました。幸い天候にも恵まれ、大勢の参加者と一緒に徳島方面の初秋の風情を楽しむことができました。 |
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最初に訪れたのは、脇町にある「河野メリクロン」です。近代的な蘭の大規模栽培施設でした。シンビデュム・胡蝶蘭やオンシジュウムなど種類も沢山ありました。 |
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蘭の展示場(あんみつ館)には各種の蘭が満開で、参加者を喜ばせました。ここでは、一年中蘭の花が見られます。蘭の花の即売も行われていました。どの花が花展に使えそうか、いけばなの構想をしながら、見学をしている人もいました。生け花の先生ならではの光景です。 |
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この施設の近くに「うだつの街並み」がありました。「うだつ」とは一種の防火壁です。本来は、隣家の火災からの延焼をくい止めるために造られましたが、次第に意匠が手の込んだものに発展して、終いには商売で成功した人の財力の象徴ともなりました。脇町は徳島名産の藍染め製品の取引で栄えました。当時の商人の帳場(事務所)が再現されていました(右写真)。 |
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昼からは、祖谷の葛橋と大歩危渓谷の船下りを楽しみました。右写真のような険しい渓谷を遊覧船で下りました。これは某大学の探検部(?)の川下り訓練の一行です。私たちに手を振っていました。 |
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船に乗る前は、波しぶきを浴びたり、川の早い流れで船が激しく揺れるのではないかと心配していましたが、幸い船が大きいためか、船の揺れがほとんどなく、快適な観光を楽しむことができました。参加者は童心に返り歓声を上げながら四国三郎の異名を持つ暴れ川である吉野川の渓谷美を満喫していました。 |
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