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投稿時間:2007/08/11(Sat) 01:05
投稿者名:salam
Eメール:spiderwort77@hotmail.com
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タイトル:ラマダン月の断食

ラマダン月の断食

ラマダン月の断食はイスラム教徒にとってアッラーに対する絶大な崇拝を表す5台柱のひとつであることから必須行為に当たり、その分アッラーの報酬も絶大となります。
ハディースではこう伝えられています。
この時期に行う善行は断食行為を除いて10倍から700倍に倍増される。しかし断食を誠実に行った者にはアッラーがお望みになる報酬が与えられる。ar-Rayyanというラマダン時期にアッラーに従って断食をした者専用の楽園の入り口がある。最後の日にその扉は開かれ、アッラーに従って断食をしたものだけがそこを通される。そして閉じられ他のものは入れないようになる。Imam al-Bukhariyy related the Qudsiyy

ラマダンは(ルナイヤー)第9番目の月に当たる。この月は一年中で最高のつきであり。ラマダン期間中のアル カダルの夜は一年中で最高の夜である。断食がモスリムの義務になったのは預言者が移住してから2年目であった。預言者モハメッドはそれから亡くなるまで9年間ラマダンに断食をした。

ラマダンの断食がモスリムの義務であることは聖典コーランとハディースからもわかる。
#183-187 Surat al-Baqarah:

2_183.信仰する者よ、あなたがた以前の者に定められたようにあなたがたに斎戒が定められた。恐らくあなたがたは主を畏れるであろう。
2_184.(斎戒は)定められた日数である。だがあなたがたのうち病人、または旅路にある者は、後の日に(同じ)日数を(斎戒)すればよい。それに耐え難い者の償いは、貧者への給養である。すすんで善い行いをすることは、自分のために最もよい。もしあなたがたがよく(その精神を)会得したならば、斎戒は更にあなたがたのために良いであろう。
2_185.ラマダーンの月こそは、人類の導きとして、また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーラが下された月である。それであなたがたの中、この月(家に)いる者は、この月中、斎戒しなければならない。病気にかかっている者、または旅路にある者は、後の日に、同じ日数を(斎戒する)。アッラーはあなたがたに易きを求め、困難を求めない。これはあなたがたが定められた期間を全うして、導きに対し、アッラーを讃えるためで、恐らくあなたがたは感謝するであろう。
2_186.われのしもべたちが、われに就いてあなたに問う時、(言え)われは本当に(しもべたちの)近くにいる。かれがわれに祈る時はその嘆願の祈りに答える。それでわれ(の呼びかけ)に答えさせ、われを信仰させなさい、恐らくかれらは正しく導かれるであろう。
2_187.あなたがたは斎戒の夜、妻と交わることを許される。かの女らはあなたがたの衣であり、あなたがたはまたかの女らの衣である。アッラーはあなたがたが自ら欺いているのを知っておられ、不憫におもわれ、あなたがたを許された。だからかの女らと交わり、アッラーがあなたがたのため、定められたところに従え。また白糸と黒糸の見分けられる黎明になるまで食べて飲め。その後は日暮れまで斎戒を全うしなさい。マスジドに御籠りしている間、かの女らに交わってはならない。これはアッラーの(定められた)掟だから、かの女に近付いてはならない。このようにアッラーは、人びとに印を説き明かされる。恐らくかれらは主を畏れるであろう。

預言者モハメッドはラマダンの断食をイスラムの5台柱とした。有名なハディース、ジブリルの中にはこう書かれている。天使ジブリルが人間の格好をして白い服を着て現れたとき、彼は預言者モハメッドにイスラムのことをたずねた。その答えとして、


預言者モハメッドはこう答えた。‘イスラムとはアッラーのほかに神ななく、モハメッドがアッラーの使途であり、礼拝をし、喜捨をし、できるものは巡礼をし、ラマダンには断食をする。’
結論としては、ラマダン月の断食が義務だと知ってそれを放棄するものはアッラーと預言者モハメッドの教えに反するものとして、背信行為に当たる。また、それが義務だと信じているにもかかわらず(免除される理由なしに背いたもの)は、もはや背信行為に留まらず、大きな罪を犯した者となる。

ラマダン月始りの限定法

ラマダン月の断食の義務が義務と課せられるのを判断するには2つの事項がある。シャアバン(ラマダンの前の月)29日目にラマダンの三日月を見る事ができればその日から始めるが、見えなかった場合は30日目から始める。ラマダンの終わりも同様に、三日月が見えればその日に断食を終了する。見えなければ30日目に終了する。太陰暦に基づいて決定するのは預言者のハディース(al-Bukhariyy and Muslim)によるものである。


‘ラマダンの1日、2日前に断食をしてはならない、新しい月の始りの三日月を見た時から始め、月の終わりに三日月を見た時にやめる。三日月を見ることを妨げられたのであれば、シャアバン30日間を松任せよ。’
シャアバン29日目の日没後にモスリムは西の地平線をみる。そして新月の三日月が見えればその次の日はラマダンの1日目となる。もし雲で隠れていたりその他の理由で見えなければ次の日まで30日間のシャアバンが完了するのを待つ。その次の日がラマダン一日目となる。判事により、三日月を見たという正当なモスリムの証言を受理するかどうかが判断される。
その者の証言を判事が受理するのにいくつかの条件がある。モスリムであること、男性であること、アッラーへの服従行為より小さな罪の数が超えていないこと、論理に留まり、彼の周りの者に良いマナーで接していること、これらの条件を満たさない者が三日月の証言をした場合、(例えば女性、子供、大罪者、奴隷)判事はラマダンの開始を承諾せず、1人だけの証言だけでは断食の開始を公開しない。条件を満たす正当なモスリムがその証言をした場合、判事は次ぎの日にラマダンの開始を決定する。ハディースでは預言者モハメッドはAbdullah Ibn ^Umarが三日月を見たの証言を元に次ぎの日から断食を開始することを公開したとある。
天文学的な計算に基いてラマダン月の始りを決定するものには気をつけるように。預言者モハメッドは天文学的な計算では決定できる事項ではないといった。

‘我々は書籍や計算に頼って月の始まりを決定する民ではない。その月は29日か、30日のどちらかである。’アッラーに称賛あれ、モスリムが三日月を見ることがどれだけ安易なことだろう。ほんのわずかな人でしか難しい計算を理解できないような計算には頼る必要がないのだから。

断食を義務付けられるもの、断食を免除されるもの。
第一の断食の条件はモスリムであること。この現世では、モスリムで無いものは断食を課されないが、来世では不敬者としてそれらのものは断食を怠ったことから懲罰を与えられる。むしろ、非モスリムの義務としてはイスラムを受諾すること、そしてモスリムとしてラマダンの断食をすること。
第2に、思春期を迎えたモスリムは断食をする義務がある。それ以下の子供は断食をする義務を課せられない。子供が7歳(太陰暦)を迎えたときに、子供の体がそれに耐えられ、害をもたらさないことを条件に、断食を命令するのが両親または保護者の義務である。
知的障害または、断食をする理由や意味が判らないものには断食は義務と課せられない。
断食は体が対応しきれないもの、年を老いすぎているため、または病気によるもの。断食により、その人の病状が悪化するもの、危害を加えるのも、それによって死を迎えかねないものは断食することは禁止されている。高年齢や治る見込みのない病気によって断食をできなかったものは、断食をできなかった日数だけやり直す必要はなく、その補い方法としてはその国の主要産物を2カップ分もしくは、お金を貧困者に支払うことで補われる。
断食は月経中の女性、もしくは出産後の出血がある期間の女性は免除される。それらの女性は断食することを許可されない。これらの理由で断食ができない女性はできなかった日数をやり直す必要がある。
妊娠中の女性は断食することで彼女の身体や、おなかにいる子供に悪影響を及ぼす場合は断食をすることを許可されない。授乳中の女性も同じく母子体に影響が出る場合は許可されない。双方とも断食できなかった日数をやり直す必要がある。もしくは罪滅ぼし、2カップ分のその国の特産物、もしくはお金を貧困者に与える。
2日以上の徒歩距離(80マイル以上)を旅する者は断食を免除される。飛行機や車、列車などで旅行する場合、この距離を安易に過ぎることができる場合でも適応される。この場合、旅の難易度よりも距離が重要視される。そして、できなかった分の断食をやり直す必要がある。
2_184.(斎戒は)定められた日数である。だがあなたがたのうち病人、または旅路にある者は、後の日に(同じ)日数を(斎戒)すればよい。

断食の必要事項は2つある。
1.毎晩、次ぎの日に断食する意思をもつこと。
2.性行為、頭や身体に物体を注入することを断つこと。(夜明けから日の出までの間にたまった口の中のだ液を除く。)

断食する前の晩に次ぎの日断食する意思を持つとは、心に次ぎの日断食することを決めることである。(その晩の日の入りから次ぎの日の夜明けまでの間)これを毎晩ラマダン期間中に行う必要がある。預言者はハディースで下記のように言った。
前の晩に次ぎの日の断食の意思を持たない断食はない。Tirmidhiyy, an-Nasa’iyy
心に断食する意思をもつこととは、口で発言する必要はない。意思を持たずに寝て、夜明けを過ぎても起きずに意思を持たなかった場合は、その日一日、断食を義務と課せられ松任する必要があるが、別の日にその日の分をやり直す必要がある。生理や終わりかけの生理が夜のうちに終わった場合、彼女は意思を持ち次ぎの日を断食する必要がある。グスルは断食をするに際してする必要はないが、礼拝をするに当たって必要である。
ラマダン中の義務付けられた断食の意思をもつことはその前の晩に行われなければならない。義務ではない断食(スンナ)をする者の場合はその当日の朝、太陽が西に向かって空の中央に動く前に意思を持っても、断食を無効にする行為さえしなければ、その日の断食は有効になる。
断食をしている者は物体、食べ物、飲み物、その他の物が体の経こんだ部分(穴)から体内に入ることを避けなければいけない。他人が断食をやめないと殺すなどといった理由で脅迫されている者以外で、自分が断食していることを知った上で故意的にそれらを体内に入れることは不法行為であり無効になる。その者はその断食を別の日にやり直す必要がある。体の経こんだ部分とは、口、鼻、尻穴、女性性器などを指す。皮膚の毛穴が吸収するものに関しては断食を無効にはしない。毛穴は体の経こみのうちに入らない。例)体にオイルを塗ることは断食を無効にしない。
だ液は口の中にある内に飲み込んでも無効にはならない。しかし、外へ吐き出して、舌や唇から分離させた、だ液を再び口に入れることは無効にする。だ液が他の何かと混ざった場合、それが純粋なものであっても、それを飲み込んだ場合は断食を無効にする。
飲み込むことを妨げるのが困難なのはホコリや小麦粉などだが、これらは無効にしない。タバコをすうことは喫煙者は煙を吸うと無効になるが、その隣にいる人の断食は無効にはならない。
断食の条件として、断食中の性行為は禁止されているが、もしその者はそれが禁止されていることを知らなかった場合やそれを忘れていた場合はその日の断食は無効にならない。しかし、それを知っていながらした場合は無効になる。その場合の罪滅ぼしは下記のようになる。
1. モスリムの奴隷を開放する。
2. それができなければ、やり直しの分以外に、次ぎの2ヶ月間断食する。
3. それができなければ、60人の貧困者に2カップの平均量のその国の特産物で食を与える。
マスターベーションや接吻、身体接近による性欲を持つ行為は断食を無効にする。無理な嘔吐(指を口に突っ込んで嘔吐する。)は断食を無効にする。吐き出したものを飲み込まなかったとしても無効になる。その者は断食を別の日にやり直す必要がある。
自然的に嘔吐するものは、吐き出したものを飲み込まなければ無効にならない。嘔吐は(Najas)汚物であるため、だ液がそれに混ざった場合、それを飲み込むと断食は無効になる。
痰についてはイマム シャーファイでは痰がのどの‘Ha^’が発声される位置まできて、それを飲み込んだ場合は断食を無効にするとあるが、イマム アブ ハニーファは痰が口の外へ出てそれを飲み込まない限りは、飲み込んでも無効にはならないとある。

断食の合法性
断食に際して合法となるのは、その者が正気であること。断食中に一瞬でも正気を失うことがあれば、その者の断食は無効となる。夜明けから日の入りまでの間に意識を失うことがあればそれは断食を無効にする。しかし、睡眠は無効にしない。一日中睡眠していても無効にはならない。

断食をしてはいけない日
(Id-ul-Fitr)の祝日、(Id-ul-Adha)の祝日とその3日後のAdha(Tashriq)。そしてShaaban月の最後の半月(前年断食の罪滅ぼし(Kaffarah)、やりなおし分(Qada),誓いを立てたもの(Nadhr)、月曜日や木曜日の習慣的に断食している者(Wird) を除く)

ザカートの義務 Fitr
現在生存するモスリムの男女はザカート(喜捨)をする必要がある。2カップのその国の特産物で支払う。Id ul Fitrの日と、その者の借金、衣類、住居、配偶者を養うだけの容量を満たすことができる者は、その晩に喜捨をする。
男性は妻と思春期を迎えていない子供、奴隷、貧困者の両親の分も支払わなければならない。思春期を迎えた子供、支払い能力のある両親であれば、先に許可をとってから行う。Fitrのザカートはラマダン期間中であればいつでも支払ってよい。ラマダン最初の日でもかまわないが、祝日当日の礼拝の前に支払うのが望ましい。そのほうが礼拝の前に貧困者の心を満たせることができるからである。Fitrのザカートを祝日の日の入りの時間まで理由なしに延期することは禁止されている。

ザカートの受け取り人
ザカートは8種類に分けられたモスリムに支払われなければならない。ザカートを受け取る資格のあるものは下記である。
1. 貧困者で、基本的に必要とされる額の半分以下しか収入のない者。(al-fuqara')
2. 貧困者で、基本的に必要とされる額の半分の収入はあるが、必要とされる物以下である。(al-masakin)
3. カリフによって任命されたザカートを職としているもの。(al-^amilun ^alayha)
4. 新しくイスラム教徒になり、心を調和させる必要のある者。(al-mu'allafatu qulubuhum)
5. 雇い主から自由を十分にもらっていないもの、不服な奴隷。
6. 借金を支払いきれない者。(al-gharimun)
7. 志願兵。(fi sabilillah)
8. 目的地にたどり着くだけの費用のない旅行者。(ibn-us-sabil).
これらにあげられた8種類の者以外ではザカートを受け取る資格がない、許可されない。従って、どんなチャリティープロジェクトに支払うことが適用される。

断食中にするスンナ
マグリブが始まったことを確信したらすぐに断食を明けること。ナツメヤシ(デーツ)、それがなければ水で断食を明ける。そしてその後、下記を言う。

アッラー、私はあなたのために断食をしました。あなたの支持により断食を明けます。Abu Dawudによると、預言者モハメッドは断食を明けた直後にこの祈願をしたといわれています。Suhurの食事を夜明けの始まる前まで伸ばし、夜明け直前に食べるのをやめるのもスンナである。
人の悪口をゆったり、他のモスリムを罵ったり、その他の罪になることを控えることなどが断食中は強調される。断食中に罪を犯すと、その者の断食に対する報酬は減少する可能性がある。他人が罵りあっているのを見れば、もう一方のものに同じような罵りをすることから、‘断食中だ、断食中だ’と言わせたりして、断食中であることを思い出させる、または、気をそらさせる。
貧困者に義務以外の喜捨をする、コーランを読む、i^tikafの意思をもってモスクで時間を過ごす(特にラマダン最後の10日間)、Tarawihの礼拝をあげる、他人にIftarを提供することも報酬の大きい行為である。
ラマダン月は報酬を多く稼ぐ最大の機会である。アッラー崇拝のための義務を松任することや、その他スンナをたくさん行うことで報酬をたくさん稼ぐことができる。この機会を逃さないように心がけるよう互いに呼びかけよう。


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