奥様は17才 〜ある日の日記〜

 俺は、ちょっと男まさりな主婦。17才という若さで、子供も1人いる。
子供の名前はアンジェリーク。アンジェリークは、夫ゆずりの金髪で、
性格もとても優しく、思いやりのある自慢の一人娘だ!
夫は、出張がちで家に居ることはほとんどない。しかし毎日の電話を欠かさ
ない夫の優しさと愛情に感謝しない日はない。
そんな奥様は・・・・・何と・・・・・ゼフェル様だったのです!!!


さぁ、今日もいい天気♪掃除に洗濯、さっさと片付けちまおうーー。
だって俺は主婦。お料理だって得意だぜ。手先が器用だと評判さ!
編み物・洋裁・小物作り・・・電化製品だって直しちまう理想の主婦。
へへっ!今日も掃除機と洗濯機、改造しちまったぜ。スピードアップさ!

 俺達は、最近このエリューシオンマンションに引っ越してきた。
1階のこの部屋は、俗に「新婚さん部屋」と呼ばれている。
俺達が入居する前には、パスハとサラとかいう新婚が住んでいたらしいが、
夜な夜な発する大きな声に、一人者の管理人はノイローゼになり、立ち退き
をお願いしたというのを小耳に挟んだことがある。
管理人のルヴァはいいヤツだ!!よく管理人室と間違えて俺の部屋に入って
きたりもするが、何か憎めないジイさんなんだよな。

 俺達の左隣が管理人室で、右隣にはランディという少年が住んでいる。
彼はカッコよくて、スポーツマンなのだが、何故か女の子といるのを見た
ことがない。ホ○なのか?ちょっと俺は心配している・・・。
上の階の住人マルセルと、時々行き来し合っているのを見かけるが、
何をしているのか?は甚だ疑問だ。

 3階には、オスカーというちょっと厄介なヤツが住んでいる。
とにかく男でも女でも、見かければ片っぱしから声をかけているような男だ。
左隣に住むロザリア嬢を追い回しているかと思えば、右隣のジュリアスを
追いかけて、このマンションにやってきた・・・とも噂されている。
先日も、アンジェリークの遊び相手になってくれるロザリアの部屋に、
いただきもののメロンをお裾分けに出掛けたら、ジュリアス宅の玄関ドアに
耳を押しつけ、身悶えしているオスカーを発見し、ギョッ!!としたものだ。
また、ロザリアの誕生日に年の数の花束を持って行き、冷たく追い返された
という話しも、骨董屋のチャーリーから聞いている。
決して顔は悪くないのだが、やはり「ナンパ」と「ハンパ」は嫌われると
相場が決まっているようだ。

 4階には、クラヴィスという妙に暗げな男が住んでいて、丁度真下になる
ジュリアスと論争を巻き起こしていたようだ。
何でもジュリアスは、部屋に女性ダンサーをはべらせ、ショー並のダンスと
歌の稽古に余念がないらしく、またクラヴィスの方は、深い深い低音で
真夜中に経を唱えたりするらしい。お互いが罵倒し合うのも無理はない。
しかしココ最近、クラヴィスの魂が抜け落ちたかのように明るくなり、
最近は、あまり干渉せずに生活しているらしい。
クラヴィスの身に何が起こったのか?は、誰にもわからない怪事件なのだが
ひとまずマンションの住人は、胸をなでおろしている。
あげればキリがないが、とにかく変わったヤツラのたまり場が、
ここエリューシオンマンションだったりする。

 それにしても、アンジェリークは可愛い♪
金髪をひらひらさせながら、うるうるした瞳で、
「ゼフェルまーま!」と、俺を見上げて言ってくれる。
「何が欲しいんだ?言ってみろ!アンジェリーク!」と俺が言うと、
決まってアンジェリークは、
「ママの全部が欲しい〜♪」と、抱きついてきてくれる。
俺はそうしてほしくて、ついつい毎日同じ事を聞いてしまう・・・。
ダメなママだ。
だが、スキンシップというのは必要だ。
俺の場合、不必要にスキンシップしている気もするが、それも愛ゆえだ!
許してくれっ娘よ!!!

 俺はある日、アンジェリークを叱ってしまった。
だってよー、化粧品のセールスに来たオリヴィエとかいう女を見て、
「きれーな、おねぇさん★」って、くりくりした目をより一層大きく
見開いて言うんだぜ。
「ばっかやろー!!外見なんかで人を判断しちゃいけねーぜ!!
外見がみすぼらしくたって、言葉が荒々しくたって、ハートの美しい人は
沢山いるんだぞ。アンジェリークには、そんな人間の中身を感じ取れる人
になって欲しい!!!」って、切々と訴えたよ俺。

 そしたら最近アンジェリークは、マンション前に座り込んでいる生き倒れ
の男にご乱心の様子で、目の前に置かれているお皿に、お小遣いを投げ
込んでいる・・・(汗)。
先日アンジェが、
「ゼフェルまーま、あの人ヴィクトールさんてお名前だって。
歌がとっても上手なのよっ♪お風呂に全然入ってない!って言ってたから
今度連れて来るね!パパのお洋服も貸してあげようね♪」って・・・。
やはり一時の感情で発した言葉は、末代まで呪われるってかー?
この日から俺は、妙に口ベタになった。
子育てって難しい!!でも俺は幸せだ。だって、アンジェリークは、俺の
お腹を痛めて生んだ娘♪世界で一番愛しい♪
そして今日も、
「ママ大好き!」と、おやすみのkissをしてくれる。
俺は何故か真っ赤になって、
「絵本読んでやろうか?」と、名残惜しさを隠せないのだ。バカだな俺♪


すっすみませーーん!!!こんなのちりちゃんに送りつけたのは私です(泣)
ゼフェルとアンジェでお願いされたのですが、やはりちりちゃん的に甘々がよかろうか?と・・・
しかし、こんな甘々になろうとは、誰が想像しえたでしょう?(滝汗)
ちりちゃん・・・そして・・・アンジェFANの皆様、本当にごめんなさいm(__)m
読んで下さってありがとうございました♪カミソリの郵送ご遠慮申し上げますーー。 (K)