「振り返れば奴がいる」感想
◆第1話:おまえが嫌いだ◆ |
皆様が心から待ち望んだ「振り奴」のDVDが発売になりましたー!クールな織田さん&医療ものがお好きな方には絶大なる人気作品です(*^-^*) 私はね♪クール系も医療ものもあまり得意ではないので、好きな作品ではないのですが、織田さんがカンチのイメージからの脱却を図った渾身の 作品ですので心から愛してあげたいです(^^)思惑通り見事なハマリ役となった「司馬江太郎」☆織田さんの代表作として燦然と輝いていますね☆ さて、1話の「おまえが嫌いだ」ですが、正直なところ、私は司馬先生が嫌いです(苦笑)このドラマでは、司馬先生と石川先生という2人の対照的な 医師が登場します。世の中にいる男性を2種類に分けるとしたら、司馬タイプか石川タイプで区分されるのではないか?というくらい真逆な2人。 人並外れて腕がたつクールな男・司馬先生と、情熱と人情の人・石川先生。基本的に冷酷な人には興味がないので、例えドラマの世界であっても 司馬先生にうっとり〜することは、私に限ってはマズありえません。そこを前置きしておいてから、1話の感想に突入させていただきたいと思います。 まず、疑問に思ったのが、司馬先生の心臓マッサージのシーン!あんなに強く叩いて大丈夫なのかしら?専門の方がいらっしゃったようなので、 多分大丈夫なのだろうとは思うのですが、私は心臓マッサージの研修で、あまり強く押さないようにと指導されたもので、どっちが本当?とちょっと 気になってしまいました(>_<)例えお金の為だったとしても、人の命を救おうとしている司馬先生の姿には感動するものがありましたけれどね☆ 司馬先生絡みで少々救われるのが、以前結婚寸前までいったらしい大槻先生との関係!冷酷な司馬先生でありながらも、彼女に対しては 多少心を許している部分があり、2人のシーンは少し好きです☆それにしても司馬先生、「死なせてやれ!」だとか、「疲れてんだよ」だとか、 「オフなんだよ」とか、医者とは思えない言葉の連発ですねぇ(T_T)冷静に考えれば、確かにそうなんですけれど、そこは医者ではなく人間として 動いていただきたいところ(>_<)まぁ、そんな人間味あふれる人であれば、大槻先生が婚約解消することもなかったといえばなかったのでしょうが。 でも、こんな孤立した司馬先生でもマージャン仲間のような方達がいるんですねー!そこは、ちょっとスゴイな〜と思ったりします。このドラマの中で 司馬先生とのカラミが絶妙な中川先生には絶対の信頼をおかれておりますし、振り返れば全てが敵!ではないところが、残された希望となって おります。最後は、院長絡みの患者を見事に救う天才医師「司馬江太郎」!札束を確認し「お大事に」と言って去ってゆく場面ではゾッとするものが ありますが、こんなの日常茶飯事ですよね。大抵は、手術の前にお渡ししますが、しっかり受け取られますもんね。確かに助けてもらえれば、お金 なんて安いものなのですが・・・それによって手を抜いたり、真剣になったりするのかと思うと、人の命を何だと思ってるんだーと叫びたくなってしまう というか、お金のない人達はどうしようもないのか?と憤りを感じてしまいます(T_T)命の尊厳を問う問題作!自分自身の心も振り返りながら拝見 させていただくつもりです。峰先生が異様に根性なしで、司馬先生以上に痛かった(>_<)音楽を流しながらオペをするというのは良いなぁと思ったり。 |
◆第2話:おまえが殺したんだ◆ |
例によって恐ろしいタイトルですが、そんなことを言い合って罪の擦り付けあいをする司馬先生と石川先生。誰が殺したかが問題じゃなくて、誰が 助けようとしたかが問題なんじゃないの?基本的には2人共、患者を救おうと力を注いだわけですから。石川先生も意地になっているところがある し、司馬先生はあの調子だし、大槻先生の言葉じゃないですが「対抗意識燃やしちゃってバカみたい〜」!でも、司馬先生の人間らしい部分も 見えたりしてキュンときた場面もありました。学費を全部自分で稼いでいた司馬先生だとか、大槻先生に信じてもらえなくて椅子を蹴っ飛ばす司馬 先生だとか(出ました!足癖の悪い織田さん!)、自分に悔しがる司馬先生だとか・・・屈折はしているのだけど、負けず嫌いで自分に厳しい人の ようですね。そんな司馬先生のことをちゃんと見抜いている大槻先生が超・素敵でした♪やっぱり、まだ司馬先生のこと好きなんだろうな〜と思っ たりもして・・・複雑な女心も垣間見れたり♪ 2話の名言は、「むしろ落ち込まなくなった時の方が問題じゃない?その時、落ち込めばいい」ですね。誰しも慣れってものがあって、慣れていかな くてはいけないこともあると思うけれど、「死」の慣れっていうのは、本当に怖いなぁーと思ったことがあります。医師の方でそういう場面に出くわした ことはないのですが、看護婦さんの質っていうのは、病院によって確実に違うなぁ・・・と思います。父が亡くなった時は、大病院だったせいもあるの か、今から何々の処置をします・・・ときちんとした説明をしながら丁寧に完璧なお仕事をして下さって頭の下がる思いでしたが、これが祖父の時は 悲惨でした。亡くなった人の前で・・・遺族の前で・・・キャッキャキャッキャ笑いながら処置しているんですよー(>_<)いくら亡くなるのがわかっている 患者だったとしても、年寄りだったとしても、そりゃないだろうー(T_T)と・・・これだけの看護婦がいて注意する人もいないのか?と、ある意味そちら の方で泣けました!死への慣れで感覚が麻痺しているって本当に怖いなーと思ったし、一般民が惨劇を携帯におさめたりする感覚と繋がってゆく のかもしれないですよね。毎日人の死に直面していれば、そんな感覚になるのもわからないではないけれど、峰先生にはまだ慣れていない今だけ ではなくて、本当の意味で落ち込む日がくることのないようピュアなままでいてほしいな〜と思ったりしました。 今回、おばあちゃまの演技が素敵でしたね〜♪「そんなに簡単に死ぬような人じゃないんですよー」って、のほほんとしていて和ませていただきまし た。対照的に司馬先生の言葉ったら「何人目だよー!殺したの!」と言ったり「急いできたって死ぬヤツは死ぬよ」と言ったり「研修医!考えまとめ てから喋れバカ」と言っちゃったり「やっちまえばこっちのもんなんだよ!」という恐ろしい言葉を吐いたり「クランケのことなんかどうでもいい!ヒュ ーマンな先生は、あの坊やだけで十分ですよ」と言ったり「お前と俺が黙ってりゃな」と言ったり、悪党な発言目白押しです。しかし好きな言葉もあり ました!「肺ガンの死亡者の約60%が喫煙者」だと言って大槻先生を気遣うんですね〜。司馬先生も、まだ大槻先生のこと好きなのかな〜?と 疑った場面でした。あと星野さんが声をかけると「あっそー」と軽〜くスルーし、何でも遠慮なく仰って下さい・・・と言われた後の「はーい!」の返事 がメチャメチャ小馬鹿にしていてさすが司馬先生だわ・・・とある意味感動しました(^^;直接心臓マッサージをしたりとリアルなシーンが色々ありまし たが、やっぱり脳死の問題は切実ですね。私も以前は、心臓が動いているだけなら是非共殺してほしいという考えでしたが、先日松本サリン事件 で被害に遭われた方の映像を拝見し、生きてくれているだけで救われる人もいるんだということも知りました。介護の問題もありますし、益々難しい テーマとなるであろう延命治療の問題・・・何でもスパッ!といかないところが人間らしいですよね。 |
◆第3話:追いつめる◆ |
3話は、恐るべしっ!司馬っ!な回となっております。懲罰委員会は、みものでしたね。普通あんな男に惚れるかぁ〜?普通嫌いになるんじゃ? まさかとは思いましたが、峰先生まで(>_<)どんな女の人を取り揃えているんですか・・この病院は(汗)唯一、やっぱりカッコイイなぁーと思ったの が大槻先生♪司馬先生の良いところを力説はしますが、嘘をついたりせず、ちゃんと本当のことを告白する姿には痺れました♪司馬先生が好き になる理由もわかるな〜。「信用できる女性」という気が致しました♪印象的だったのは、ラストで峰さんが「さっきはごめんなさい・・」と石川先生 に言った時、ちょっと微笑んだ石川先生。何だかいつも怒っている印象が強かったので、素敵に見えました♪まぁ〜その後、司馬先生の嫌味な 一言で、また荒々しい顔になっちゃうんですけどね(^^;;看護婦さんたちが、司馬先生がいいか?石川先生がいいか?を語り合っていましたが、 悪ぶってるけど、本当はいい人っていう司馬先生の見解はどうかと思っていたら、別の看護婦さんが「悪ぶってて本当の悪!」と、ソレ正解!な 発言をされてましたね(笑)でも、大槻先生が言っていた「この人は、打算的でお金にも汚いけど、早く帰りたいからといって患者を見殺しにするよ うな人じゃありません!」は正解かもですね。だってデートを優先するような人じゃないですもんね。かと言って仕事至上主義でもない・・・自由人 ってところでしょうか? 今話は、司馬先生だけではなくて、さまざまな人が追いつめられておりますが、中川先生も星野さんに色仕掛けで追い詰められてましたね(汗) こんな女性いるか〜?と思いつつ、中川先生は立派でした♪そして、数々の台詞が群を抜いて素敵です!「いや〜だ!って言われても・・・」と 仰っておられましたが、何だか中川先生って女性を傷つけないようにやんわりとお断りするテクをもってますよね♪司馬先生と話している時も 子供の話を聞いてあげているような優しさにあふれていますし、抗議をうけても「ご心配いただいてありがとう」と、やんわりと拒否る台詞まわしの テクニックが抜群です☆頼りないんだけど〜何だか気になっちゃう〜みたいな人が中川部長ですね♪何がポーズなのかわからないみたいな。 それにしても峰先生、研修医の分際で「つぶしましょうよ!」は凄かった(>_<)中川先生が今時うちの子供でも使わないよと言い放った「何時何分 に言ったんですか!」もええー(>_<)でしたし、司馬先生に襲われた後の台詞が「どういうつもりですか?」って何それー(>_<)って感じでしたし、 意志が強いんだか弱いんだか、正義感にあふれているんだかそうでないんだか、見え辛い方ですね〜。司馬先生は、意外と潔く免職を受け入れ ていたので、そんなに陰湿な方ではなさそうですが、信じられない行動が多くて、やっぱりわからない方だったり、まぁそんな謎なキャラが魅力的 なのでしょうが。それにしても人間、何をきっかけに真っ逆様に恋に堕ちるかわかったものじゃありませんね(苦笑)そして、追いつめられた時の 人間って、良くも悪くもスゴイ力を発揮するのだなぁーと人間の底力やら信じられない能力やらを感じさせていただくことができました。 |
◆第4話:死にたがる患者◆ |
今回も司馬先生は、やりたい放題でしたねぇ(^^;;でもオペ中に石川先生に傷を負わせた司馬先生が、「わざとなんだよ!それがさっ」と告白するシーン。 めちゃめちゃ憎たらしい台詞なのですが、よ〜く考えてみると・・・言わなければ穏便に済んだものを何故わざわざ?という疑問が湧き上がりますよね。 やっぱり、石川先生に対してかなりのライバル意識を燃やしているのか?根が正直者なのか?と何だか良い方に考えてしまっている自分に渇!(笑) 石川先生が司馬先生のことを、「あんな乱暴なオペは初めてみたが、技術は最高でした」と褒めて下さってましたね♪石川先生は、苦手な相手でも 良いところは良いと褒めてあげられるところが素敵です☆心の広い方だなと思いました☆それにひきかえ司馬先生が誰かを褒めたりすることはきっと ないのでしょうね。自分しか信じていない・・・自分しか信じられない・・・寂しい人なのかもしれません。 タイトルの「死にたがる患者」なのですが、そんなに死にたがっているわけではなく、会社の為・部下の為に手術よりも会議を優先するわけです。 本来は、そんなことしちゃいけないのですが、今回ばかりはこの社長さんのこと「かっこいい!」と思いました。いわば部下に裏切られた形となってしま ったのですが、慌てず騒がず冷静に会社の存続のために命の危機をもいとわないという姿勢。そんなかっこいい美談なんかより、命を大切にする人 の方が、当然人間的レベルは高いと思われるのですが、人としての生き方に憧れました!腹がすわってますね〜尊敬できますm(_ _)m 面白かったところですが、トリプルA(でいいのかな?)の患者を「椎間板ヘルニアということにしておく司馬先生」(笑)この病とは先生も長く付き合ってゆく ことになるのでしょうね(^^)そして、あのエミさんでしたっけ?司馬先生にゾッコンLOVEの看護婦さんが「家政婦はみた!」状態に陥り司馬先生をバック アップしてゆくという・・・あ〜愛が間違った方向にむかうと恐ろしい・・・と思う苦笑いな場面もありました(^^;;1番面白かったのは、司馬先生と大槻先生 のやりとりでしょう!大槻「あんたまさか誘ってるの?」司馬「たまには遊んでくれよ」大槻「あんた峰先生に何したの?」司馬「ちょっとね」大槻「最低!」 司馬「あいつが誘ってきたんだよ」大槻「そんなわけない。ぶん殴るよ!」司馬「男ができたか?あててやろうか?」大槻「気になる?・・早く行って!!」 最後の「早く行って!」で笑顔に包まれました(苦笑)いやぁ〜大槻先生女前ですね♪もう〜司馬先生をやりこめて下さると幸せになれます(苦笑)多分 司馬先生をやりこめられるのは、世界でただ1人大槻先生だけなのでしょうけれどね(^m^)何だか、大槻先生と会話している時だけは、司馬先生が子供 のように可愛く見えます♪それとは対照的に、石川先生とのバトルは、物凄い迫力でした(>_<)すごいな〜織田さんと石黒賢さん!織田さんが何かある 度に石黒さんを呼び寄せる気持ちが何となくわかる空気感を醸し出しておられます♪そんなバトルを見ていた中川先生が「いいな〜」と呟く気持ちも 微妙にわかりますし、このドラマでは絶妙なカップルが何組か登場するので見ごたえがありますよね☆司馬先生と石川先生・司馬先生と中川先生・ 司馬先生と大槻先生・中川先生と星野さん・・・そんなバトルも楽しみながら作品の良さを感じ取りたいですね♪ |
◆第5話:致命的な失敗◆ |
医院長からの評価も高く、看護婦さんや患者さんからの評判もすこぶる良い石川先生が参事へと大抜擢!中川先生の前では平然としていた司馬先生 でしたが、やっぱり悔しかったんですね・・・鏡を見て、近づいて深く見て、ニコッと笑ったのかと思ったら、鏡を思いっきり叩き割ってしまいました(>_<) 大槻先生のこともあるのかな?この負けず嫌いっぷりもそうですが、5話の司馬先生の台詞に「患者に媚びてどうする」という台詞がありまして、やっぱり 織田さんが言うように根本的な性格は、司馬先生が織田さんに1番近いキャラなのかもしれませんね。ただ過去に何かがあったとしても、そこから堕落 してゆくのではなくて、それをバネに成長できる強い心を織田さんは持っているのではないかと私は勝手に考えますけどね。何だか、似ていると言われ ると、そんな目で司馬先生を見てしまって困ります(苦笑)もっといい人だったら受け止められるのに(笑)この私の偏った見方が、致命的な失敗にならな いことを祈りたいと思いますm(_ _)m それにしても、中川部長とのシーンでも、鏡を割るシーンでも、さすが!!というべき眼力で怖かったー(>_<)嫌味っぽく「石川さ・ん・じ」と呼ぶ司馬先生も お前もなかなかの悪よのぉ〜な顔をしていましたね!そして、ガス爆発で体に刺さったガラスの処置をする場面が、ギョエー(T_T)もので患者の叫び声と 一緒になって悲鳴をあげそうになりました(^^ゞで、被害にあったおばあちゃんの演技がうまいっうまいっ!!!最初、和やか〜な雰囲気を醸し出してい ましたが、ラスト近くで倒れるおばあちゃん(>_<)やーめーてー(T_T)そんなこんなで、また悪代官な司馬ちゃんが、石川先生のミスを責める上、遺族に わざわざ石川先生の失敗をチクるわけです。告訴する!と遺族に詰め寄られ愕然とする石川先生をあざ笑うかのように雨の中立ち去る司馬先生・・・ もうーどんだけ悪党なのっ!!!怖さを通り越して不死身ですね!!!「振り返れば奴がいる」ではなくて「振り返れば悪がいる」で良いのでは!!! 怒りを静めまして・・・と。司馬先生と女性との絡みが今回もなかなか!星野さんに詰め寄る司馬先生も迫力ものなのですが、「俺あんた嫌いなんだよ」 と「あんたも相当面の皮厚いな」は、私も結構共感できました♪これは、はっきり口に出すか?出さないか?の違いだけで、司馬先生と同じ思いでしたの で、ちょっとスカッとしたかな♪大槻先生と司馬先生の会話は切なかったですね。付き合った頃の話をし始める大槻先生にけげんな表情の司馬先生。 「私達いつも一緒にいたよね」と言う大槻先生に「それがどうした」と司馬先生。「なのに大事なこと話してくれなかった。私が5年間付き合った男って誰 なの?」と捨て台詞を吐いて去ってゆく大槻先生と寂しそうな目をした司馬先生の図。いやぁ〜「振り返れば愛を失った奴がいる」でもいいカモ?(違うだろ) それにしても、顔面接近シーン凄かったですね!峰先生も星野さんもよく耐えられるもんだなーと、やたら感心してしまいました!そして、大槻先生と 司馬先生の会話で、大槻先生が「わからない!」と言った後の司馬先生の台詞「何が?」が、最高に良かったです☆この言い方が大好きなんです☆ 織田さんにしかできない台詞回し「織田語り」と呼んでおります♪「何が?」だけで私の心を掴むお人!こりゃ「振り返れば素敵な奴がいる」にしていただ こうかしら?←絶対ヒットしない自信あり(^^;;石川先生の患者さん1人1人に対する心のケアーは、とっても素敵でした☆例えそれが「媚をうる」ように見 えたとしても、それによって救われる人がいることは確かですし、何でも悪い風にしか捉えられないシラケた人より、私はよっぽど好き〜♪ |
◆第6話:過去に何があった◆ |
6話は、とにかく峰さんがヘタレだった(>_<)その度に頼りにされる石川先生もお気の毒ですが、石川先生を癒す場面もあったので、おあいこかしら? 司馬先生は、いきなり悪知恵をはたらかせて参事になってみたり・・・という場面があったので、また今回も相当ウザいんだろうなぁ・・・と思っていまし たら、峰さんにハッパかけたり、手にダメージがありながら手術しようと頑張ってみたり、最後は経験のない石川先生に指示をしたりと、どうしたの? っていうくらい素敵な人でした!最後に石川先生に言った「授業料払え」も何だか嫌味に可愛いかったですし、主任に昇格した司馬先生の株も上昇 気味だった今話☆少しはいいところあるんですね〜司馬ちゃん☆ サブタイトルの「過去に何があった」は、中川部長のこと!緊急を要するオペで、誰も出頭する医師がいなくて、中川部長に白羽の矢が立つわけです が、強がっていた割には何かを手に持つとブルブルと手や体が震え始める中川部長(>_<)とても手術なんてする状態にありません!何年か前に何か あったのでしょう!真相を知る唯一の人物であろう司馬先生が「大丈夫ですか?僕はそばにいませんよ」と部長に訴えておりました。それにしても、 中川部長の手が震えて呼吸もままならなくなる状態の演技が凄まじくマジモード!さすがだ〜鹿賀さん!!かなりのピンチでしたが、石川先生にも ピンチが!!そして、司馬先生も何者かに階段から突き飛ばされて大ピーンチ!峰先生も難しいオペをするよう促されピーンチ!ですし、とにかく ピンチだらけの現場でございました。 それぞれのキャラにイイ台詞がありました♪まず石川先生は自分のミスを悔いて「病院が僕のミスを認められないのはわかる。でも例え医者として 生命を絶たれたとしても、僕は全てを認めて償うべきじゃないか」と言ってます。石川先生は一生懸命悩むところが人間らしくていいですね。司馬先生 には、「そんな甘ったれた男に命あずけるやつがいるか?医者やめろ!」と罵倒されていましたが、ミスを自分の痛みとして感じられる部分はとても 大切にしてほしいハートの部分だなと思いました☆司馬先生の「今おまえがミスを認めれば、遺族は一生おまえを恨んで生きていくんだぞ。おまえの 気がすむだけだろう!」な発言は、違った切り口・違った角度から見た意見で、これも一理あるなーと思うのです。大槻先生は「ドクターが沈んでいる と患者さんが自分の事で悩んでいるんじゃないかと思うんですよ!」と仰っていて、これもそうなんだろうな〜と思える意見ですし、皆さんそれぞれに 確固たる考えをおもちだなーと刺激をうけました。そして、1番面白かったのが、「面倒みてくれる人いないの?」という大槻先生に「おまえで十分だよ」 という司馬先生。「冗談じゃないわよ!好きでやってんじゃないんだから」と抵抗しているところへ星野さんがやってきて、司馬先生にリンゴをア〜ンっ て食べさせてあげるというシチュエーション(笑)食べてる司馬先生に、どうしたんだ?と思っていたら、目が大槻先生の方を見ていたので、あてつけ ってやつですかね?(笑)子供みたいなことするんだー司馬先生☆ってメチャ可愛いシーンでした☆そんじゃあね♪と星野さんと司馬先生を2人っきり にして出て行こうとする大槻先生に「待てよ!おいっ!」と必死の抵抗をみせる司馬先生も可愛すぎでした(笑)私的には、「何があったんだ・・・・・ 司馬ちゃん!の巻」な6話だった気が致しますが、何よりもインパクトがあったのは星野さんの魔性っぷりかも(>_<) |
◆第7話:告知◆ |
告知は、その人によって考えが違うから、あらかじめ希望を聞いておく方がいいですよね。石川先生がスキルスという厄介な病に侵されてしまう わけですが、なまじ知識があるだけに告知はしない方がいいという全体的な考えを覆し、司馬先生だけは人間は必ず死ぬんだよ!と告知する ことを推奨します。石川先生は、告知を望んでいるようですし、この場面は私も司馬先生の考えに賛同するかな。まぁ告知のしかたには気をつ けなければならないところではありますが。自分だったらどうか?と考えてみると、私は断然告知してほしい派ですね。自分自身が残された日 に目標を設定することもそうですが、まわりが告知できずにウルウルしている姿なんて見たくないですよね。できれば、私大丈夫だよーって、 こんな状況だからこそ、まわりの人達を元気づけてあげたいという希望だけはあります。さあ、それが現実にできるかどうかはわからないので すが、考え方としては司馬先生よりな潔くて前向きな死を選択したいです。 7話では、中川部長の過去の失敗オペの状況が明かされます。以前の司馬先生は、高い志しをもった青年医師という感じでしたが、中川先生 に土下座され罪をかぶることになってから、あの冷酷な眼の司馬先生になったようですね。権力というものが、どれほど大きいものかを実感し たのではないかと思われます。人間不信気味になっているのかとも思いますが、怒りのあまり石川先生にスキルスであることを告知してしま うことに。でも石川先生の質問にもしっかり答えてあげる姿を見ていると、司馬先生も辛かったのでは・・・。石川先生は、どうなってしまうのか と思いましたが、結構強い人で闘う意志を見せるんですね。そしてササオカさんに1曲お願いできますか?と言う場面では、凄く強くて立派な 人だなーと尊敬致しました。優しい人は強い!強い人は優しい!やっぱりな・・・という感じです。 「ガンを宣告された人間っていうのは、何か生きる証みたいなものが必要になるんだよ」と石川先生。ガン宣告をされているササオカさんのクラ リネット演奏を聴いて、「いい音色じゃないですか。あんな楽しそうな顔見るのは初めてかもしれない」と感想を述べる石川先生でしたが、色々 な人間がいるように、色々な感情もあるわけで、心ない思いを抱く人もいるんですね。下手なクラリネットを聴かされて迷惑しているという患者 さんや看護婦さん達。こういう人達に「人を思いやる優しさ」はないのか(>_<)と言いたい気持ちですが、またそれを本人にキッパリ言ってしまう という・・・。その言い方っていうのも、優しい気持ちがあれば、もう少し違った伝達ができたのではないかと思うんですよね。「みんな迷惑してる んだ!あんたのクラリネット聴いてると、みんな病気になっちゃうよ!」って、もう言葉の暴力ですよね。言葉ですでに殺された気分でしょう。 告知もそうですが、根底に愛がなければ、ただの死刑の宣告になっちゃいますからね。ガン患者にだって生きる権利はあります。そんな7話 で、1番ドキッとした会話は、石川先生にガンのことを言わないでと司馬先生にお願いする大槻先生が、もし言ったら私縁切るから!と言った 後、司馬先生が言う「切るような縁あったか?」ですね。東ラブでも「縁切り橋渡ろう」と言うくらい"縁"というものが大きなウエイトをしめるスト ーリーでしたが、死と向き合う時、どんな医師と出会いどんな看護婦さんや家族に看取られるのかっていうのは、重大な"縁"だと思うのです。 |
◆第8話:新記録◆ |
石川先生が自分の病のことを知るわけですが、中川先生と石川先生の会話がウ〜ムと唸るような内容で、「消防署が火事になるようなもの」と、 今のスキルスになった石川先生のことを例える中川部長。「厄介な病気ですが、オペで治るでしょう。だから僕は心配していませんよ。近々オペ しましょうね。それまでは、ゆっくり休養して下さいね」と言ってあげる中川部長。苦しんだ経験があり、痛みがわかる中川部長だからこその温かい 言葉だなと思いました。また、自分の体のことはわかるから・・・と仕事をすることを望む石川先生に「自分の体を治す。これも医者の仕事ですよ」 と言ってあげる中川部長。さすがだなーと思いました!自分の体のことわかってないから、こんなことになったんですもんね。部長、正解です♪ そして、今回も石川先生と司馬先生の人間性が浮き彫りになります。石川先生は、落ち込んでいる峰先生に「いつまで、そんな顔してるんだ!」と 司馬先生だったら怒鳴ってるよ。協力してくれるね・・・と、笑顔で気持ちを和らげてくれます。また不安そうな患者さんには、司馬は素晴らしいドク ターですから大丈夫ですよと気遣いますし、司馬先生に不当な扱いをうけ落ち込んでいる業者さんには、正しい人がバカをみるなんて間違ってい る!と、自分の病気のことも忘れ中川部長に直談判にむかいます。正義感の塊のような石川先生にホロリです。きっと、以前は司馬先生も石川先 生のような正義感あふれるドクターだったのではないかと思うのですが、人間どんな人生を歩むかで良くも悪くも人間形成されてゆくんだろうな。 8話で1番凄まじかったシーンは、司馬先生に説教する中川先生に言い放った司馬先生の言葉「私に指図するのは、もうやめていただけませんか。 立場をわきまえて下さい。ものもらいが通用するのも今回だけですよ。外科医は、メスを持てなくなったら終わりです」ですね。それでも、中川部長 を守ろうとはするようですが、プライドを傷つけられた中川部長は「図に乗るなよ」と、最後の反撃に出ます。もう〜このシーンは、過去の状況がわか っているだけに何とも切ないシーンでした。司馬先生は、オットーとつるんでやり放題。NRDを入れると聞かないのですが、NRDを開発した会社に 妙に反応していたので、何かありそうですね。そしてタイトルにもなっている新記録に繋がってゆくわけですが、何が何でもオペを10時間以内に終 えて新記録を作ると言い出します。オペは、スポーツじゃない!と反発する石川先生に「記録は、ねらわなければやぶれない。のんびりやるつもり はない」と捨て台詞を吐く司馬先生。結局、新記録をつくって拍手喝采の中、取材陣に囲まれておりますが、決して雑じゃない完璧なオペを手早く 行う司馬先生、う〜ん、これでは誰も何も言えないですよね。世の中、結果が全てみたいなところがあるじゃないですか。オリンピックでも、メダル、 金メダルをとった人が素晴らしいと称えられる・・・みたいな。確かにメダルをとった人は凄いと思うけれど、人はやたら結果を見過ぎだと思うんです ね。経過とか背景とか内容は、結果があってこそ活きる・・・という風潮。そういう見えない冷たさが、今のような世の中をつくりあげているような気 がして、ちょっと寂しく思いました。そして、大槻先生が中川先生のことを不審に思いはじめます。記録を達成した司馬先生と、記憶を手繰り寄せる 大槻先生。どこかで繋がっているとよいのですが・・・。妖怪人間じゃないですが、早く司馬先生を人間に戻してあげて下さい!大槻先生m(_ _)m |
◆第9話:敗北◆ |
いよいよ、司馬先生がNRDにこだわる理由が明らかになりました!そうだったんですね〜(>_<)それで医師になることを決めたのかな?それとも、もう すでに医者をめざしていたのか?医者だったのか?わかりませんが、司馬先生の気持ちはわからなくもないところ。規則を破ってまでは、行きすぎ ですが、それほどまでに悔やむ気持ちが大きかったということでしょうね。平賀先生は、気が変になりかけているし、石川先生の命の灯もいよいよです し、中川先生も追いつめられてますし、司馬先生は心の病気ですし、皆さんそれぞれに病んでいる患者さんですね。野戦病院的ドラマとなっておりま すが、そんな病院で一躍時の人のなった司馬先生。まだまだかきまわしてくれそうです。 9話では、絶妙なやりとりが繰り広げられた「購入委員会」が素晴らしかった!NRD購入で質問を受ける司馬先生に対し、猛烈に抗議する中川先生で したが、これは不利と感じ取った中川先生は、自分の勘違いだった・・・と身を翻すんですね。オットーの星野さんも、最初は本当のことを告白するの ですが、やがて勝ち馬に乗りかえます。権力に弱い人たちのオンパレード!ヘタレ全員集合!か(>_<)と、虚しくなりましたが、人間流された方が良い 時もあるでしょうから、誰かを責めることはできないですよね。やっぱり人間誰しも自分がカワイイですから。しかし、1番可哀想だったのが、全疑いを かけられてしまう平賀先生!まっ、司馬先生に、あわや・・・という恐ろしいことをした方ですから、自業自得的なところもありますが、それにしてもコレは キツイ冗談でしょう!変に気が小さい方だけに、この事態に精神的対処ができるのか心配ですよね(>_<)お金を色々な人に渡そうとしている姿は、見て いるこちらの方がドラマであることも忘れてハラハラしてしまいました(T_T)お金をバラまいてしまった時には、終わった・・・と(T_T)敗北したのは、自分 自身の信念というものに・・・ですね。 しかし、理由はわからないのですが、司馬先生が妙に優しい場面もありまして、何があったんだ!!!と驚きました(>_<)先日のササオカさんに対する 態度を詫びるのですが、その時のササオカさんの顔が嬉しそうで、ジーンと心打たれるシーンでした。人間、優しさにふれた時、何よりの幸せをもらえ ますよね。他の生きがいを見つけたというササオカさんがプレイする「マリオ2」のゲームにも付き合う司馬先生に、やっぱり何があったんだ!!!と 驚きを隠せなかった私(^^;;あっさり死にたい・・と訴えるササオカさんに、尊厳死をススめる司馬先生。一瞬何が目的だったんだろう?と疑ってしまった のですが、司馬先生は純粋にササオカさんのことを心配していたのよね?尊厳死も大切な「死」の選択肢だと思います。あっさり死にたいという希望 の中には、介護する人達のことを想って・・・というのがまず第1にあると思いますが、それは患者側の思いですよね。看取る側を経験したことのある私 としては、もう生き続けられないとわかっている中で行われるあの電気ショック。あれを何度も何度もして、体が宙に浮く祖父を見ていると、誰からとも なく、「先生、もういいです・・・」という言葉が口をついて出てきました。また治療が辛そうな時など、楽になる方法はないのか?とついつい先生に聞い てしまいますよね。モルヒネを多くすれば、痛みはなくなるのですが、必ず「死」は近づくわけで、そこが患者と親族との「生きる」ことへの1番の相違点 かもしれませんね。私は、自分自身、人より痛みに強いところがあると思っているので、喋っていられるのであれば、極限まで薬で楽にする方法は 拒み続けると思いますが、それが果たして親族にとっての幸せなのかは疑問なのです。なので「尊厳死」というのは、非常に傲慢なことなのではない かといつも考えます。死ぬ時くらい・・・と人は言いますが、死ぬ時だからこそ自然のままに、また看取って下さる方の思いのままに・・・が、1番ベスト なのではないかって。あなたの「尊厳死」とは?難しい問題ですが、このドラマをきっかけに、ぼんやりとでも考えてみられると良いかもしれませんね。 |
◆第10話:最後の対決◆ |
あっ司馬先生のお父さんは、司馬先生が子供の頃に亡くなられたようですね(>_<)すっすみません・・・振り奴はよく観てないので、あまり理解できてなくて 申し訳ない限りですm(_ _)mそれにしても、こんな時に最後の対決してる場合じゃないでしょうに・・・石川先生もかなり必死になってます(T_T)生きがいを ソコに見つけてしまったようで、間違った方向に命の炎を燃やす姿が悲しすぎました。 10話のメインは、司馬先生がササオカさんを薬で安楽死させてしまったことですね。ササオカさんにお願いされたことを家族に話し、相談してから行動 すればよかったのに、ほんと不言実行な方なんだからー。せめてもの救いは、ササオカさんが司馬先生に笑顔を見せ喜んでくれたことでしょう。ササオ カさんのご家族が叫ぶ「お父さん!お父さん!」と、子供のころ司馬先生が父の最後をみた時に叫んだ「お父さん!お父さん!」の声がダブッて切なか ったです(T_T)きっとササオカさんは、司馬先生に感謝したのだろうと思われますが、家族はやっぱり最後のお別れがしたかったはずですよね。誰が正し くて誰が間違っているなんてことは決められませんが、折角口が与えられているのなら有言実行であってほしかったなぁ・・と私は思ってしまったのでし た。でも、司馬先生が言った「生きることと死なないってことは違うんだよ」は、すごくわかります。彼を殺人者だとは思わない。だって故人の意思だった のですから。でも今まで共に生きてきた人達が納得してお別れできるよう配慮してあげるのも医師の仕事なのでは?と思ってしまう私は、自己中なのか な?司馬先生も今回ばかりは結構葛藤していましたね。長い間植物人間だったお父さんのことがあったからだと思いますが、結果はともあれ人間らしい 部分が垣間見られ胸が締めつけられた10話でした。 そして、安楽死をさせたということで、いよいよ司馬先生が病院を去ることに。小細工男だった割には、最後は意外と潔く身を引く司馬先生。人間引き際っ て大切ですもんね。で、根源悪だと思っていた司馬先生が中川先生に言った「あなたが辞めることはない。僕は死ぬまで黙ってます」が最高にカッコ良 かったです!終わりよければ全てヨシってくらいメチャかっこよかった!色々あったけど、結局のところ司馬先生は中川部長のことを尊敬しているのだと 思えるシーンでしたね。司馬先生にとっての憧れの原点であった中川部長。立派であることだけが全てではない・・・ということを教えてくれたような気が します。そしてそして、10話で初めてかな?司馬先生と大槻先生の恋愛モードなシーンがありました。一瞬、大槻先生の手を握ったのかと思ったら、 振りほどいたみたいで、「振りほどけば奴がいる」的な(苦笑)何だかんだと嫌われ役だった司馬先生でしたが、嫌われ者は嫌われ者で、居なくなると寂 しい存在となっているようでした。強がりばかりの司馬先生、本当はとても寂しがりやなのにね。もっと素直になれば幸せになれるよと思ったのでした。 |
◆第11話(最終回):別離◆ |
最終話は、事態が2転3転するので、気が気ではありませんでした(>_<)でも司馬先生が、最も素直な表情をしたり、素直に言葉を発したり、素直な態度を 見せてくれた貴重な回でもありました。まずは、大槻先生が「お願いだから石川先生助けてあげて」と言ったら「わかってる」って、優しい(>_<)そして、オペ をさせてくれと頼む司馬先生に中川部長が「どうしてそんなにやりたいんですか?」と聞いたら「私はドクターです。難しいオペだからです」と(>_<)優しーい! そして、「先日は、告げ口なんかしてすみませんでした」とナースが言ったら「仕事で返せ」って、優しすぎです(>_<)そしてそしてオペの後、「司馬先生あり がとうございました」と言う峰先生に「おごれよ」と笑う司馬先生(>_<)めちゃめちゃ優しいドクターに様変わりでしたね(T_T)それだけで大感動でしたが、それ 以上に感動したのが、司馬先生と石川先生の会話&石川先生に呼びかける司馬先生。この言葉を聞くことができただけで、ドラマを観た意味がありまし た☆ありがとうございましたm(_ _)mほんと、医師がいくら頑張っても、患者に生きる気力がなければ、どうにもなりませんよね!司馬先生が素直になった と同時に、石川先生も憎悪に満ち溢れた石川先生ではなく、素直な気持ちを打ちあける優しい先生に☆人間の嘘偽りのない正直な気持ちって、美しいな って思いました。切ないけれど、人の心を揺り動かす物凄く素敵なシーン。ここだけは、温かい気持ちに包まれて観られる抜群のシーンですよ☆ 司馬先生の言葉にもあるように、結局「殺人鬼」ではなかった司馬先生。オペの後、中川部長と話すシーンでは、最高の笑顔を見せました☆大槻先生も 満面の笑みだっただけにラストシーンがより活きてきたように思います。激しく音楽が流れている中、突然「グサッ!」という鈍い音だけになり、暫くして街の 雑踏音。撮り方がうまいなーーと感心しまくりでした!東京ラブストーリー・あの日の僕をさがして・素晴らしきかな人生・振り奴・・と、91年〜93年の織田 ドラマは、ハッピーエンドではないラストが印象的です。全て「別離」が根底にあるドラマなので、どこか物悲しい印象をうけますが、それを払拭するかの ように、その後のドラマは、ハッピーエンド目白押し!確実にドラマの方向転換期だったようにも感じられますね☆ 結局のところ司馬先生に対しては、「必要悪」だとは思いながらも、やっぱり悪は悪。人は、苦しんだことによって、それを憎しみに変えたり排除してしまう のではなく、それを受け入れ、より愛してあげることこそが、悪に勝つことだと思っています。そこまで意志を固めるには、時間も勇気も必要ですが、苦し んだからこそそれを無駄にしない生き方をしてほしいと、司馬先生にメッセージを届けたい想いです。そうすることで、自分自身が悲劇の主人公になるの ではなく、幸せさがしのできる人生を歩めますよね。後悔して・悔しがって・憎しみぬいて生きるより、苦労した人にこそ、幸せに生きてほしいと思えるから 心を鍛えて心元気になってほしいなと思いました。最後は、悲しい結末をむかえてしまったけれど、司馬先生にも、平賀先生にも、生まれ変わったら・・・ 今度こそは・・・。悪役を演じ、かなり世間を騒がせた作品でしたが、ただの悪で終わらせなかったところが、織田ドラマ☆観ていて辛い場面がなかった わけではありませんが、織田さんが演じるキャラクターの幅広さ&奥深さを見せつけた一役として、私にとっても一目置く作品となりました♪まだまだはっ きりとした答えが出ていない「延命治療」「尊厳死」「安楽死」といった、普通なら手を出さない分野へのチャレンジは、スタッフ共々「未知への遭遇」だった であろうと推測しますが、私達に与えた衝撃は、ただのビックリではなく、我々の心にショック治療を施してくれたものだと考えます。どんな時にも、見る力 考える力・生きる力を発揮して、事に挑み続けたいですね!DVD化に感謝しています。いつも全力で演じて下さる織田さんが愛するキャラ♪どの部分を 愛してあげられるのか?を振り返りながら、さまざまな奴を見つけてあげて下さいね♪織田さんに似ている部分、私はしっかりと見つけましたよ(^^)皆さん は、見つけられたかな?司馬先生な織田さんの眼力!最後までそれが強烈に記憶に残る一役でした☆織田さん、お疲れ様♪ありがとうございました♪ |