洋画わ行



ワイルド・スピードオススメ度:★★★★☆

上映時間:107分*製作国:アメリカ*初公開年月: 2001/10/20*ジャンル:カーアクション/サスペンス
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スタッフ
監督: ロブ・コーエン Rob Cohen
製作: ニール・H・モリッツ Neal H. Moritz
製作総指揮: ダグ・クレイボーン Doug Claybourne
ジョン・ポーグ John Pogue
原案: ゲイリー・スコット・トンプソン Gary Scott Thompson
脚本: ゲイリー・スコット・トンプソン Gary Scott Thompson
エリック・バーグクィスト Erik Bergquist
デヴィッド・エアー David Ayer
撮影: エリクソン・コア Ericson Core
音楽: BT BT
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出演
ヴィン・ディーゼル Vin Diesel ドミニク・トレット
ポール・ウォーカー Paul Walker ブライアン・オコナー
ミシェル・ロドリゲス Michelle Rodriguez レティ
ジョーダナ・ブリュースター Jordana Brewster ミア・トレット
リック・ユーン Rick Yune ジョニー・トラン
チャド・リンドバーグ Chad Lindberg
ジョニー・ストロング Johnny Strong
マット・シュルツ Matt Schulze
テッド・レヴィン Ted Levine
ジャ・ルール Ja Rule
マイク・ホワイト[俳優] Mike White
ボー・ホールデン Beau Holden
デヴィッド・ダグラス[俳優] David

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◆アメリカの若者に圧倒的支持をえたという車好きにはたまらない映画。しかし、車に詳しくない人
でも十分楽しめると宣言できるB級テイストの作品でもある。B級ならではの魅力が光る映画だが、
そのこだわりは、超A級という登録商標を差し上げたいほど、マニアックである。
アメリカ映画でありながら、アメ車はクライマクスに登場する1台のみで、ほとんどが日本車という
アメリカらしい痛快さがある。スープラ・RX-7・GT-Rと車好きがわくわくするような車が登場し、極め
つけは黒のシビックがいかにも敵役の車というシチュエーションで登場する。改造し尽した車は、
助手席下にニトロ噴射装置の制御パネルを置き、ボンネットを開けると暴走族が泣いて喜びそうな
メカ類がぎっしりといった具合。
その改造車でドラッグレース(2台の車で1/4マイルの直線コースを
走り競う
)を繰り広げるサマは、スピード感と爽快感にあふれている。

車のことばかりにふれてきたが、この作品は男の友情がテーマにもなっている実に硬派な映画で
あるともいえる。そして車の轟音や音響が映像と一体化して、豪快でノンストップな、痺れる傑作と
なっているのである。  <2005.10.23.日曜洋画劇場にて放映>

ワイルド・スピードX2オススメ度:★★☆☆☆

上映時間:108分*製作国:アメリカ*初公開年月:2003/08/23*ジャンル:カーアクション/サスペンス
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スタッフ
監督: ジョン・シングルトン John Singleton
製作: ニール・H・モリッツ Neal H. Moritz
製作総指揮: マイケル・フォトレル Michael Fottrell
リー・R・メイズ Lee R. Mayes
キャラクター: ゲイリー・スコット・トンプソン Gary Scott Thompson
原案: ゲイリー・スコット・トンプソン Gary Scott Thompson
マイケル・ブラント Michael Brandt
デレク・ハース Derek Haas
脚本: マイケル・ブラント Michael Brandt
デレク・ハース Derek Haas
撮影: マシュー・F・レオネッティ Matthew F. Leonetti
編集: ブルース・キャノン Bruce Cannon
ダラス・プエット Dallas Puett
音楽: デヴィッド・アーノルド David Arnold
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出演
ブライアン・オコナー:ポール・ウォーカー
ローマン・ピアース:タイリース
モニカ・フェンテス:エヴァ・メンデス
カーター・ベローン:コール・ハウザー
テズ:クリス“リュダクリス”ブリッジズ
ビルキンス捜査官:トム・バリー
マークハム捜査官:ジェームズ・レマー
スーキー:デヴォン青木
オレンジ・ジュリアス:アマウリー・ノラスコ
スラップ・ジャック:マイケル・イーリー
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◆原題『2 Fast 2 Furious』。1とは比べ物にならないほどオチタ続編。ただのバイオレンス・スパイ
ものになってしまった。今回は、車の魅力を追求した作品というよりは、ストーリー重視の爆破・破壊
ものといった印象。ど派手なアクションシーンの連続だが、中身は見るのがただ辛いだけの悲しい
アクションムービー。監督がロブ・コーエンからジョン・シングルトンにバトン・タッチされたことにより
根本的な部分から一新された。味わい深かったヴィン・ディーゼルが抜け、タイリース・ギブソンが
熱演するも、前作ほどのインパクトは皆無。今作は、三菱ランエボVII・日産スカイラインGTR・70年型
ヘミ・ダッジ・チャレンジャー・98年型BMW M3等多種多様な車の競演が実現された。
キャストも弱く、作品的にもグダグダであるが、音響は前作同様一聴の価値あり。
また、音楽は、リュダクリスを筆頭に、UKGやランDMCなど、お洒落でコアなサウンドが目白押し。
ヒップホップとR&Bの効果的な挿入が肩透かし気味の作品を立て直していると言えなくもない。
<2006.4.23.日曜洋画劇場にて放映>

私の頭の中の消しゴムオススメ度:★★★☆☆

上映時間:117分*製作国:韓国*初公開年月:2005/10/22*ジャンル:ラブストーリー
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スタッフ
監督・脚本:イ・ジェハン
プロデューサー:キム・サンミン
製作:チャ・スンジェ
撮影監督:イ・ジュンギュ
美術監督:チェ・ギホ
衣装監督:キム・ソンイル

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出演
チョン・ウソン

ソン・イェジン
パク・サンギュ
クォン・ビョンギル
ペク・チョンハク
キム・ヒリョン
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事前情報など全くナシで鑑賞。・・・それでそのタイトルだったのかと、やっとそこにたどりつく。
思ったより普通だった。映画の原作は日本ドラマの「Pure Soul 〜君が僕を忘れても〜」らしいが
特に記憶に残っていない。若年性アルツハイマーという無情な病がテーマとなっているが、かなり
綺麗に描かれすぎていて、現実味がなかったのも1つであろうが、スジンの人格にも問題大あり。
しかし、そこはドキュメンタリー映画ではなくラブストーリーなので、どれだけの人格持ってるの?とか
残酷な運命を背負った2人のラストがあまりにも甘々過ぎないか?などという無粋な感想はナシに
したいというもの。評価したいところは、主役2人の演技に尽きる。スジンからの手紙を読むチョルスや
スジンの1つ1つの行動に葛藤するチョルスの演技、そして純真無垢なスジンの表情など、ラブストー
リーとしてハズすことのできない愛し合う2人の魅力が絶大だったことが脚本のマズさをカバーして
いたと思う。映画の中に散りばめられている沢山の胸を打つ台詞にも、韓国映画らしい「純愛」が
感じられピュアな気持ちにさせられた。<2006.12.16.土曜プレミアムステージにてTV放映>

101(ワン・オー・ワン)オススメ度:★★★★☆

上映時間 102分*製作国 アメリカ*初公開年月 1997/3/*ジャンル 動物/コメディ/ファミリー/ファンタジー
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スタッフ
監督 : Stephen Herek スティーブン・ヘレク

製作 : John Hughes ジョン・ヒューズ / Ricardo Mestres リカルド・メストレス
原作 : Dodie Smith ドディ・スミス
脚本 : John Hughes ジョン・ヒューズ
撮影 : Adrian Biddle エイドリアン・ビドル
音楽 : Michael Kamen マイケル・ケイメン
美術 : Assheton Gorton アシュトン・ゴートン
編集 : Trudy Ship トゥルーディ・シップ
衣装(デザイン) : Anthony Powell アンソニー・パウエル / Rosemary Burrows
EP : Edward S. Feldman エドワード・S・フェルドマン
字幕 : 戸田奈津子 トダナツコ
その他 : Industrial Light and Magic インダストリアル・ライト・アンド・マジック / Gary Gero ゲイリー・ゲロー
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出演
Glenn Close グレン・クロース(Cruella De Vil)
Jeff Daniels ジェフ・ダニエルズ(Roger)
Joely Richardson ジョエリー・リチャードソン(Anita)
Joan Plowright ジョーン・プローライト(Nanny)
Hugh Laurie ヒュー・ローリー(Jasper)

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◆ディズニー・アニメの名作「101匹わんちゃん大行進」を、実写でリメイクしたファミリー・ピクチャー。
「エース・ベンチュラ」などを手掛けた名動物トレーナーのゲイリー・ゲローが訓練を重ねた総勢200匹
の犬たちと、悪女クルエラを怪演するグレーン・クロースとの対決が楽しいみどころ。
この101が原作や他の動物映画と明らかに違うところは、犬たちが一切喋らないことだ。
慣れるまでは少し戸惑いを感じたが、見終わった時には、ダルメシアンの無言の演技に拍手するのである。
犬たちの連携プレイが素晴らしいと感じつつも、実際に救出に奮闘しているのは、ダルメシアンではなく
他の犬だったり動物だったりする点は引っかかる。しかし犬好きにはたまらない映画であることは間違いない。
ただ、大きな期待を抱いて観ることはやめよう。あくまでも家族で楽しむファミリー映画であるということを忘れず、
つっこみ所等はこの際どこかへ追いやって観られるといいだろう。
2005年6月11日のプレミアムステージにてTV放映がなされたが、吹き替えが声優さんでなくガッカリしたものの、
ロジャーを佐野史郎さん、アニタを浅野ゆう子さん、クルエラを山田邦子さんが担当されており、これが妙に面白く、
作品として高くかった部分でもある。無理なストーリーであるとか、子供と動物には勝てない等という歪んだ目線では
なく「ホームアローン」並の世紀のいたずらと見事な実写版が出来上がったことに喜びを感じることができれば最高。

102(ワン・オー・ツー)オススメ度:★★☆☆☆

上映時間 102分*製作国 アメリカ*初公開年月 2001/03/10*ジャンル 動物/コメディ/ファミリー
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スタッフ
監督 : Kevin Lima ケヴィン・リマ
製作 : Edward S.Feldman エドワード・エス・フェルドマン
原作 : Dodie Smith ドディ・スミス
原案 : Kristen Buckley クリスティン・バックリー/Brian Regan ブライアン・レーガン
脚本 : Kristen Buckley クリスティン・バックリー/Brian Regan ブライアン・レーガン/
     Bob Tzudiker ボブ・ツディカー/Noni White ノニ・ホワイト

撮影 : Adrian Biddle エイドリアン・ビドル
音楽 : David Newman デイヴィッド・ニューマン
美術 : Assheton Gorton アシュトン・ゴートン
編集 : Gregory Perler グレゴリー・パーラー
衣装(デザイン) : Anthony Powell アンソニー・パウエル
字幕 : 石田泰子 イシダヤスコ
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出演
Glenn Close グレン・クロース(Cruella De Vil)
Gerard Depardieu ジェラール・ドパルデュー(Jean-Pierre Le Pelt)
Ioan Gruffudd ヨアン・グリフィス(Kevin Sheperd)
Alice Evans アリス・エヴァンス(Chloe Simon)
Tim Mclnnerny ティム・マキナニー(Alonso)
Eric Idle エリック・アイドル(Waddlesworth(voice))
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◆「101」の続編。やはり続編は難しい・・・という典型的な作品。単純明快な101に比べ、非常にごちゃごちゃ
とした観辛い映画となってしまった。今作は、ブチのない102匹めのワンちゃんである「オッドちゃん」にスポット
があてられるべきところなのだが、前作以上にクルエラのインパクトが強すぎる。執拗なまでのコテンパンな
やられっぷり・やりっぷりに、面白さ以外のものを感じてしまったグレン・クローズだが、そんな彼女の出世作が
「危険な情事」というのもなかなかに笑える。監督は、「ターザン」のケビン・リマ。アニメ出の人なので、実写には
かなり無理があったのか、CG使いまくりの映像に少し冷めてしまう場面も。ただ、101匹わんちゃんのテーマ曲
を使用したり、ディズニーアニメ「わんわん物語」中のスパゲティの名シーンが登場する場面や、名曲である
「ベラ・ノッテ」が流れた瞬間には、監督の
ディズニー・アニメへの深い愛を感じとることができ、全てを許して
しまえる程の喜びをもらった。<2006.1.28.プレミアムステージにて放映>

ワンス&フォーエバーオススメ度:★★★☆☆

上映時間:138分*製作国:アメリカ*初公開年月:2002/06/22*ジャンル:ドラマ/戦争
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スタッフ
監督: ランドール・ウォレス Randall Wallace
製作: ブルース・デイヴィ Bruce Davey
スティーヴン・マケヴィティ Stephen McEveety
ランドール・ウォレス Randall Wallace
製作総指揮: ジム・レムリー Jim Lemley
アーン・シュミット Arne Schmidt
原作: ジョー・ギャロウェイ
ハル・ムーア
脚本: ランドール・ウォレス Randall Wallace
撮影: ディーン・セムラー Dean Semler
音楽: ニック・グレニー=スミス Nick Glennie-Smith
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出演
メル・ギブソン Mel Gibson ハル・ムーア中佐
マデリーン・ストー Madeleine Stowe ジュリー・ムーア
サム・エリオット Sam Elliott ベイジル・プラムリー上級曹長
グレッグ・キニア Greg Kinnear ブルース・クランドール少佐
クリス・クライン Chris Klein ジャック・ゲイガン少尉
ジョシュ・ドーハーティ Josh Daugherty グレン
ブレイク・ヘロン Blake Heron ロバート
バリー・ペッパー Barry Pepper ジョー・ギャロウェイ
ケリー・ラッセル Keri Russell バーバラ・ゲイガン
エドウィン・モロー Edwin Morrow ウィリー
ドン・ズオン Don Duong アン中佐
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1965年11月のイア・ドラン渓谷の戦いの壮絶な3日間を映画化。反戦映画ということで
観た。確かに戦争を美化していない点では反戦映画であると否定はしないが、アメリカ
サイドと北ベトナムサイドを平等に描くといった趣旨からはかなりズレ、やはりアメリカより
な戦争映画となっている。また兵士の帰りを待つ家族の描写を多くした分、中途半端に
反戦へのメッセージ性が薄れ、それ以外の要素であるリアリズムの追求・戦争の狂気・
戦争がもたらすもの・・・といった部分が弱いのが気にかかる。何故米国は越南で戦争を
しなければならなかったのか?という基本的な問題から描くべきであろう。
本作は、実際にこの悲惨な戦争を戦い抜いたハル・ムーア中佐自身と、カメラを持って
前線に飛び込んで行ったUPIの戦地特派員、ジョー・ギャロウェイの二人の共著である
「We Were Soldiers Once...and Young」をもとにした、紛れもない実話であるわけだが、
ノンフィクションのもつリアリティーさが思うほど実感できず、思いのほか平凡な戦争映画
にしてしまった感が否めないのである。もっと心をとぎすまして観なければならない作品
であろう。<2005.9.24.プレミアムステージにて放映>

ワールド・トレード・センターオススメ度:★★★☆☆

上映時:129分*製作国:アメリカ*初公開年月:2006/10/07*ジャンル:ドラマ/実話
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スタッフ
監督:監督:オリバー・ストーン
脚本:アンドレア・バーロフ
原案:ジョン&ドナ・マクローリン/ヒメノ&アリソン・ヒメノ
製作:マイケル・シャンバーグ/ステイシー・シェア/モーリッツ・ボーマン/デブラ・ヒル
製作総指揮:ドナルド・J・リー・Jr/ノーム・ゴライトリー
撮影:シーマス・マクガーヴェイ
プロダクション・デザイン:ジャン・ローエルス
編集:デビッド・ブレナー/ジェリー・モンロー
衣装:マイケル・デニソン
音楽:クレイグ・アームストロング
視覚効果ディレクター:ジョン・シール
視覚効果:ダブル・ネガティブ
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出演
ニコラス・ケイジ:ジョン・マクローリン(港湾局警察官・巡査部長)
マイケル・ペーニャ:ウィル・ヒメノ(港湾局警察官・ジョンの部下)
マギー・ギレンホール:アリソン・ヒメノ(ウィル・ヒメノの妻)
マリア・ベロ:ドナ・マクローリン(ジョン・マクローリンの妻)
スティーヴン・ドーフ:スコット・ストラウス(港湾局警察官・ジョンの部下)
ジェイ・ヘルナンデス:ドミニク・ペズーロ(港湾局警察官・ジョンの部下)
マイケル・シャノン:デイブ・カーンズ(元・アメリカ海軍海兵隊軍曹)
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01年9月11日に起きた全米同時多発テロで、無残な姿になった世界貿易センタービル
(ワールド・トレード・センター)から奇跡的に生還した2人の警察官の実話を映画化。監督
は、「プラトーン」「7月4日に生まれて」でお馴染みのオリバー・ストーンであるが、今作は何
やら趣が違う。これまでアメリカの政治批判を繰り返してきたオスカー監督が、この大きな
事件でありながら、デリケートで繊細な問題をテーマに掲げるにおいて、政治的・民族的主
張を一切せず、ただ淡々と事件に巻き込まれた人の姿を捉え続けているのだ。余計な背景
や思想は全て排除し、丁寧に真実の人間ドラマを描くオリバー・ストーン監督の姿勢に一筋
の救いと希望を見出す映画でもあった。悲惨な事件をより深く我が身として感じられるよう
に、終始瓦礫の中での声と表情のみという動きの少ない映像、そして安否を気遣うそれぞれ
の家族の心情が、観る者にその苦しみを無言で語りかけてくるようだった。人を生かすも殺
すも人次第。世の中には、色々な勇気と正義がある。何が間違っていて、何が正解なのか
なんて私にはわからないが、死にゆく罪もない人達と、憎しみと復讐しかない罪深き人達。
どちらに正義があるというのだろうか。綺麗事ではなく、この日だけでも心に留めて祈りたい。