洋画さ行


サインオススメ度:★★★☆☆

上映時間:107分*製作国:アメリカ*初公開年月:2002/09/21*ジャンル:ホラー/SFサスペンス
*****************************************************************************
スタッフ
監督: M・ナイト・シャマラン M. Night Shyamalan
製作: フランク・マーシャル Frank Marshall
サム・マーサー Sam Mercer
M・ナイト・シャマラン M. Night Shyamalan
製作総指揮: キャスリーン・ケネディ Kathleen Kennedy
脚本: M・ナイト・シャマラン M. Night Shyamalan
撮影: タク・フジモト Tak Fujimoto
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード James Newton Howard
*****************************************************************************
出演
メル・ギブソン/グラハム・ヘス
ホアキン・フェニックス/メリル・ヘス
ロリー・カルキン/モーガン・ヘス
アビゲイル・ブレスリン/ボー・へス
M・ナイト・シャマラン/レイ・ラディ
*****************************************************************************
「シックス・センス」・「アンブレイカブル」に続く、M・ナイト・シャマラン監督御用達のSFで
ホラーでサスペンスな作品。サイコホラーの巨匠・アルフレッド・ヒッチコック氏が手がけた「鳥」
の影響を受けたと言われているこの映画。一体どこが?と首を捻る方もいるだろうが、映像と音
で恐怖を煽ってゆく手法やオープニング&エンディングのモノクロでシンプルな映像にもそれらを
感じ取ることができる。
作品的には、普通に見ると、何じゃこりゃ?な印象を与える後半である
とは思うが、ラストまで核心部分を見せないでグイグイ引っ張ってゆく観せ方としてはとても
素晴らしい。作品的に言えば、かなりのB級映画だと思うが、シャマラン監督が人間社会に発信
しているメッセージを見逃さないことこそがこの映画の醍醐味だと思う。宗教色が強いが、根本的
には、コミュニケーション・家族・食・環境について強く訴えてくるものを感じる。全てにおいて、今
現在「大きな危機」に直面しているテーマであると思う。現代社会は破滅への道を一歩一歩確実に
着実に歩んでいる。その「前兆・印・徴候」はいたるところに現れている。そのサインに気付きなさい
というメッセージをしっかりと心に留めなければならない映画だ。
ゆえに愉しむというよりは、心の目
を開いて1人1人が気づかねばならない映画であるということになる。作品自体の矛盾点については
あえて考えないようにしたいというもの。

ザ・グリードオススメ度:★★★☆☆

上映時間 107分・製作国 アメリカ・初公開年月 1998/10・ジャンル パニック/ホラー
***********************************************************************
スタッフ
監督: スティーヴン・ソマーズ Stephen Sommers
製作: ローレンス・マーク Laurence Mark
ジョン・バルデッチ John Baldecchi
製作総指揮: バリー・ベルナルディ Barry Bernardi
脚本: スティーヴン・ソマーズ Stephen Sommers
撮影: ハワード・アサートン Howard Atherton
特撮: ドリーム・クエスト
ILM ILM
モンスター・デザイン: ロブ・ボッティン Rob Bottin
音楽: ジェリー・ゴールドスミス Jerry Goldsmith
***********************************************************************
出演
トリート・ウィリアムズ(John Finnegan)
ファムケ・ヤンセン(Trillian St. James)
ケヴィン・J・オコナー(Joey Pantucc)
ウナ・デーモン(Leila)
アンソニー・ヒールド(Simon Canton)
ウェス・ステューディ Wes Studi
デリック・オコナー Derrick O'Connor
ジェイソン・フレミング Jason Flemyng
クリフ・カーティス Cliff Curtis
トレヴァー・ゴダード Trevor Goddard
ジャイモン・フンスー Djimon Hounsou
***********************************************************************
テレビで何度も放送されているので、途中経過も結末もわかってはいるが、ついつい
ホラー好きの血が騒いでしまう映画。公開時の「90分で3,000人 喰って、喰って、
喰いまくれ!」のキャッチコピーをうのみにしていた私は違う意味で衝撃をうけてしまった
ものだが、こうして何度も観ているのにまた観てみたいという気持ちにさせてくれる映画
であるということが、私の中ではB級での位置づけにはできない情をもった作品なので
ある。モンスターが喰って喰って喰いまくるシーンはないものの、食べた人間が出てくる
気持ち悪さや、骨だけの遺体がゴロゴロする1フロアー一面の壮絶さ、エレベーター内の
恐怖、ラストのオチ等ホラー映画のツボはしっかり押さえている。
人物背景が鮮明ではないものの、時間カセギの為に仲間の足を撃った密輸グループの
男がモンスターに喰われている時のやりとりが少しユニークで、笑わせながら震え上が
らせる見事な作りにホラー映画の真骨頂をみた気がした。
今作といい、ハムナプトラといい、
スティーヴン・ソマーズ監督の作品は、好感がもてる。
・・・2006.5.19.金曜ロードショーにて放送あり・・・

ザ・シューター/極大射程オススメ度:★★★★☆

上映時間 124分・製作国 アメリカ・初公開年月 2007/06/01・ジャンル アクション
***********************************************************************
スタッフ
監督:アントワーン・フークア
製作ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ
脚本ジョナサン・レムキン
音楽マーク・マンシーナ
撮影ピーター・メンジース
編集コンラッド・バフ

***********************************************************************
出演
ボブ・リー・スワガー:マーク・ウォールバーグ
ニック・メンフィス:マイケル・ペーニャ
アイザック・ジョンソン大佐:ダニー・グローヴァー
サラ・フェン:ケイト・マーラ
ジャック・ペイン:イライアス・コティーズ
アラーデス・ガリンド:ローナ・ミトラ
チャールズ・ミーチャム上院議員:ネッド・ビーティ
***********************************************************************
映画「PLANET OF THE APES 猿の惑星」以来、私の中で徐々に好感度を上げている
俳優マーク・ウォールバーグを主役に据えて、映画「ティアーズ・オブ・ザ・サン」「キング・
アーサー」
等ショッキングな演出がお得意のアントワーン・フークア監督が、2000年「この
ミステリーがすごい!」海外作品部門第1位に輝いたスティーヴン・ハンターのベストセラ
ー小説「極大射程」を映画化した。年齢制限があるだけあり、目を覆いたくなるシーンも多
いが、基本的に狙撃手の話なので地味になりがちなアクションシーンを補う為に爆破シー
ンやグロいカットを入れて苦心している姿が見てとれる。個人的には、わかり易い日用品
を使った味のある細かな描写が面白く興味深かったので、緻密ノリで徹底的にスナイパー
の見せ場を作った映画に仕上げても良かったのではとも感じた。映画としては、最大の盛
り上がりであるともいえる雪山でのシーンが圧巻だが、クライマックスに向けてもう1展開
用意されている。ラストのドンパチはオマケのお楽しみ程度に捉え、小規模ながらもこじん
まりとまとまっているアクションとミステリー、そして国の為に仕事をしてきた人間を簡単に
陥れることができる国を糾弾しようという意図が働くストーリーを愛していただきたい映画♪
そして台詞にあった「嘘ばかりのニュース」を見極める洞察力をもつ必要性も感じた映画♪

ザスーラオススメ度:★★★☆☆

上映時間110分・製作国アメリカ・初公開年月2005/12/10・ジャンルファンタジー/アドベンチャー/ファミリー
**************************************************************************************************************
スタッフ
監督:ジョン・ファヴロー
製作:マイケル・デ・ルカ/スコット・クルーフ/ウィリアム・ティートラー
製作総指揮:テッド・フィールド/ルイス・デスポジート
原作:クリス・ヴァン・オールズバーグ『ザスーラ』(ほるぷ出版刊)
脚本:デヴィッド・コープ/ジョン・カンプス
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
クリーチャーデザイン:スタン・ウィンストン
プロダクションデザイン:J・マイケル・リーヴァ
衣装デザイン:ローラ・ジーン・シャノン
編集:ダン・レーベンタール
音楽:ジョン・デブニー
**************************************************************************************************************
出演
ジョシュ・ハッチャーソン/ウォルター
ジョナ・ボボ/ダニー
ダックス・シェパード/宇宙飛行士
クリステン・スチュワート/リサ
ティム・ロビンス/パパ
ジョン・アレクサンダー/ロボット
フランク・オズ/ロボット
**************************************************************************************************************
クリス・ヴァン・オールズバーグが1984年に発行した絵本を映画化した「ジュマンジ」の舞台を宇宙に移したと言われている続編
もの。ストーリー的には、壮大なんだかショボイのかわからない作品だが、何しろ兄弟の描き方が素晴らしい。妙に理想的な兄弟の
姿を描くのではなく、現実味のある兄弟の姿を映し出すことによってファンタジーの世界を超越し、ラストの兄弟愛が大きく活きてきた。
ゲームの世界に迷い込んでしまう設定はありがちだが、ゲーム人口の多い我が国にとっては、子供・大人問わず引き込まれる要素
はたっぷり。かなり唐突なロボットや宇宙船出現には度肝をぬかれるが、全体的に単純明快なお話であるため、さほど混乱すること
はない。子供が観ると奇想天外で楽しい映画にうつるかもしれないが、大人が観ると異様な恐怖感に襲われるのは、子供と大人の
視点の違いからだろう。夢の世界をさ迷う子供達と、夢の世界に現実をみる大人達。どちらの目線でも最後にはホッとできるのでは
ないだろうか?また、この映画に突飛な宇宙大戦争ものではない落ち着きを感じるのは、レトロな雰囲気が作品全体に漂っている事
があげられる。子供達が旅に出るボードゲームが、とにかく古めかしい。テレビゲームが幅をきかせている現代に、こんな年代ものの
ボードゲームで遊ぶ子供がいるだろうか?と疑問を抱きたくなるくらいアンティークに近い。また離婚をし、パパ側に残された家が、
これまたお化け屋敷のように年季が入っている。最終的には、この古い家が宇宙という浮世離れした世界を現実に引き戻す役割を
果たしている。また登場人物がほぼ5人でまわる映画であるところも今時珍しく、古風であるがゆえの簡素化に成功していると言って
よいだろう。ストーリーとは裏腹なアナログな空気感がぬくもりを感じさせ、私達に安心感を与える手作り感いっぱいなファミリー映画。

サラマンダーオススメ度:★★☆☆☆

上映時間103分・製作国アメリカ/イギリス・初公開年月2003/05/・ジャンルSF/パニック/ファンタジー
**************************************************************************************************************
スタッフ
監督:ロブ・ボウマン
製作ゲイリー・バーバー
原案グレッグ・チャボット
脚本グレッグ・チャボット
撮影エイドリアン・ビドル
編集トム・ノーブル
音楽エド・シェアマー

**************************************************************************************************************
出演
クリスチャン・ベール
マシュー・マコノヒー
イザベラ・スコルプコ
ジェラルド・バトラー
**************************************************************************************************************
あまりに不自然すぎる映画で、ワクワクすればいいのか?哀しめばいいのか?戸惑う。個人的に翼竜は好きだし、世界観も新感覚
で楽しめるのだが、B級タイプの映画にありがちな常識ハズレな戦闘が、何とも冷める。つっこみどころ満載の映画なら、いっそお子様
向けの恐竜映画にしてしまうとか、SFコメディを目指せばよかったのだろうが、真剣にSFパニックをやろうとしているからこれまた厄介。
強引なストーリーに理解のある方・キャストに惹かれる方・アクションがお好きな方にはオススメできる。ファンタジーというジャンルには
多少抵抗を感じるが、B級らしい大仰け反りなズッコケ展開を楽しめ、純粋にサラマンダーの特撮を観たい方は、迷わずどうぞ。

ザ・リングオススメ度:★★★☆☆

上映時 116 分・製作国 アメリカ・初公開年月 2002/11/02・ジャンル ホラー
***************************************************************
スタッフ
監督: ゴア・ヴァービンスキー Gore Verbinski

製作: ローリー・マクドナルド Laurie MacDonald
ウォルター・F・パークス Walter F. Parkes
製作総指揮: ロイ・リー Roy Lee
マイク・マキャリ Mike Macari
マイケル・ワイズラー
原作: 鈴木光司 Koji Suzuki
脚本: スコット・フランク Scott Frank
アーレン・クルーガー Ehren Kruger
撮影: ボジャン・バゼリ Bojan Bazelli
***************************************************************
出演
ナオミ・ワッツ Naomi Watts レイチェル・ケラー
マーティン・ヘンダーソン Martin Henderson ノア
ブライアン・コックス Brian Cox リチャード・モーガン
デヴィッド・ドーフマン David Dorfman エイダン・ケラー
リンゼイ・フロスト Lindsay Frost ルース
アンバー・タンブリン Amber Tamblyn ケイティ
レイチェル・ベラ Rachael Bella レベッカ
デイヴィー・チェイス Daveigh Chase サマラ
シャノン・コクラン Shannon Cochran
リチャード・ラインバック Richard Lineback
ジェーン・アレクサンダー Jane Alexander

***************************************************************
◆鈴木光司原作「リング」のハリウッド・リメイク。2005年6月18日のプレミアム
ステージにて登場。別れた夫を演じる関俊彦氏の声がカッコよくて魅力的。
確か子供の声をあてていたのが大谷育江さんだったと思うがウマイなー。
感心する事しきり。俳優では、ナオミ・ワッツがいいなぁと思ったくらい。
声優陣はよかったが、ストーリーは好きじゃない。二番煎じだし。
原作を観ていないので比べようがないが、まず映画館では観ないであろう作品。
素直に怖くないというか、飽きてくるというか、謎解きが発展しすぎてサスペンス
仕上がりになってしまっている。ホラーはどうした?

恐さで言えば、親に相手にされないエイダンの今後の方がよっぽど怖い。
ハリウッド映画で莫大な制作費使って、これだったら・・と、ただタダ悲しい映画。
「恐怖新聞」のパクリのような゛見たら7日後に死ぬ゛といったショックポイントも
7日もあれば十分・・という余裕を感じてしまう。
あれだけ日本で話題になった「貞子」が、サマラであるとなるとかなりガッカリ。
日本には日本の伝統的なホラーがある。アメリカはアメリカのホラーを追求して
ゆけば良いのではないかと最後まで納得いかなかった映画。

猿の惑星オススメ度:★★★★★

上映時間:113 分*製作国:アメリカ*初公開年月:1968/04*ジャンル:SF
***************************************************************
スタッフ
監督: フランクリン・J・シャフナー Franklin J. Schaffner

製作: アーサー・P・ジェイコブス Arthur P. Jacobs
モート・エイブラハムズ Mort Abrahams
原作: ピエール・ブール Pierre Boulle
脚本: ロッド・サーリング Rod Serling
マイケル・ウィルソン Michael Wilson
撮影: レオン・シャムロイ Leon Shamroy
特殊効果: L・B・アボット L.B. Abbott
特殊メイク: ジョン・チェンバース John Chambers
音楽: ジェリー・ゴールドスミス Jerry Goldsmith
***************************************************************
出演
チャールトン・ヘストン Charlton Heston ジョージ・テイラー

キム・ハンター Kim Hunter ジーラ
ロディ・マクドウォール Roddy McDowall コーネリアス
リンダ・ハリソン Linda Harrison ノヴァ
モーリス・エヴァンス Maurice Evans ザイアス
ジェームズ・ホイットモア James Whitmore 議長
ジェームズ・デイリー James Daly
ロバート・ガナー Robert Gunnar
ルー・ワグナー Lou Wagner
***************************************************************
◆オススメ度200%のSF大作。かつて見たこともないようなリアルAPES
に恐怖と興味を抱き、その特殊メイクの素晴らしさを目のあたりにした。
戦争と人種差別への風刺を強く感じる映画で、とてつもない危機感がある。
特殊メイクや今後の地球への問題提議ばかりではなく、あの猿の表情や動き
ひとつとっても、ロボット出演や宇宙大戦争がお決まりのSF映画とは
全くといっていいほど存在感の違いを感じさせる。だだ、ビデオパッケージの
絵がお粗末。何度もTV放送がなされているとはいえ、あれはないだろう。
ジョージ・テイラー役のチャールトンヘストンが、宇宙飛行士やターザンの
コスプレを見事にこなしている。またコーネリアスやジーラの愛嬌のある表情
に いつの間にか癒されてしまう。テイラーが連れて行くメスもナイスバディで
ヘストンとの調和がとれている。人間狩りの場面で、アップに なるゴリラの顔と
音楽は、ラストに匹敵するくらいの衝撃があるといえよう。
この映画の面白さを盛り上げているのは、今までの映画では考えられなかった
ような衝撃音。打楽器系の音やサイレン音など、場面によってより旋律な記憶を
残す音響効果となっているほか、ノンストップで息のぬけない作品に仕上がっている。
オラウータンが議長、チンパンジーが学者、ゴリラが軍曹と、かなりのハマリ役。
コーネリアスとジーラの愛の深さに自然と笑みが浮かび、猿の惑星に囚われて
しまった絶望感の中にありながら、ほんの少しの希望を感じる究極のSF大作!

続 猿の惑星オススメ度:★★☆☆☆

上映時間 96分・製作国 アメリカ・初公開年月 1970/08・ジャンル SF
*******************************************************
スタッフ
監督: テッド・ポスト Ted Post
製作: アーサー・P・ジェイコブス Arthur P. Jacobs
製作補: モート・エイブラハムズ Mort Abrahams
原案: モート・エイブラハムズ Mort Abrahams
ポール・デーン Paul Dehn
脚本: ポール・デーン Paul Dehn
撮影: ミルトン・クラスナー Milton Krasner
音楽: レナード・ローゼンマン Leonard Rosenman
******************************************************* 
出演
ジェームズ・フランシスカス James Franciscus ジョン・ブレント

キム・ハンター Kim Hunter ジーラ
ロディ・マクドウォール Roddy McDowall コーネリアス
モーリス・エヴァンス Maurice Evans ザイアス
リンダ・ハリソン Linda Harrison ノヴァ
ヴィクター・ブオノ Victor Buono ファットマン
チャールトン・ヘストン Charlton Heston テイラー
ポール・リチャーズ Paul Richards メンデス
ジェームズ・グレゴリー James Gregory ウルサス
ジェフ・コーリイ Jeff Corey
ナタリー・トランディ Natalie Trundy
トーマス・ゴメス Thomas Gomez
グレゴリー・シエラ Gregory Sierra
ルー・ワグナー Lou Wagner
*******************************************************
◆シリーズ2作目。はっきり言わせてもらえば、作ってほしくなかった。
原始的な設定(実際には未来の地球だが)が好きだったのだが、
突然ミュータントが登場し、すっかりエスパーものに変貌を遂げた。
がっかりだ。
特に印象に残る場面もない。このシリーズ最大の武器であるラストの

衝撃度も、こんなものか?程度。1を見れば、あとは見る必要はない。

新 猿の惑星オススメ度:★★★☆☆

上映時間 97 分・製作国 アメリカ・初公開年月 1971/07・ジャンル SF
*******************************************************
スタッフ
監督: ドン・テイラー Don Taylor
製作: アーサー・P・ジェイコブス Arthur P. Jacobs
脚本: ポール・デーン Paul Dehn
撮影: ジョセフ・バイロック Josef Biroc
音楽: ジェリー・ゴールドスミス Jerry Goldsmith
******************************************************* 
出演
キム・ハンター Kim Hunter ジーラ

ロディ・マクドウォール Roddy McDowall コーネリアス
ウィリアム・ウィンダム William Windom 大統領
リカルド・モンタルバン Ricardo Montalban アルマンド
ブラッドフォード・ディルマン Bradford Dillman ルイス・ディクソン博士
ナタリー・トランディ Natalie Trundy ステファニー・ブラントン博士
エリック・ブレーデン Eric Braeden オットー・ハスレイン
サル・ミネオ Sal Mineo マイロ
アルバート・サルミ Albert Salmi
ジェイソン・エヴァース Jason Evers
ジョン・ランドルフ John Randolph
ハリー・ローター Harry Lauter
M・エメット・ウォルシュ M. Emmet Walsh
*******************************************************
◆猿の惑星というタイトルはどうかと思うシリーズ3作目は、猿が人間の
住む地球にやってくるという逆転の発想で度肝を抜いた。
オープニングの奇妙さと衝撃度が抜群で期待してしまうが、最終的には
期待ほどの大作にはなりえなかった。
前半は、割と好みだが、後半は見ていられない程切な過ぎる。
エンディングと死を併用するのは、個人的には×。違う形での恐怖と失望感
を表現すべきである。さすがの私も後味が悪く、かなり落ち込んでしまった。
撃ち合いのような場面も、猿の惑星ではご遠慮願いたかった。
しかし、ジーラとコーネリアスが出ずっぱりなので、ファンには嬉しい3作目。
ラストには、1・2作目とは違ったオマケも用意されており、脚本としては

なかなかの出来だと思うが、やはりタイトル通りの「猿の惑星」を見たい。

猿の惑星 征服オススメ度:★★☆☆☆

上映時間 88 分・製作国 アメリカ・初公開年月 1972/07・ジャンル SF
*******************************************************
スタッフ
監督: J・リー・トンプソン J. Lee Thompson
製作: アーサー・ジェイコブス Arthur Jacobs
脚本: ポール・デーン Paul Dehn
撮影: ブルース・サーティース Bruce Surtees
音楽: トム・スコット Tom Scott
******************************************************* 
出演
ロディ・マクドウォール Roddy McDowall シーザー

ドン・マレー Don Murray ブレック知事
リカルド・モンタルバン Ricardo Montalban アルマンド
ナタリー・トランディ Natalie Trundy リサ
セヴァン・ダーデン Severn Darden コルプ
ハリー・ローデス Hari Rhodes
ルー・ワグナー Lou Wagner
ジョン・ランドルフ John Randolph
*******************************************************
◆もういいでしょう〜というくらいのシリーズ4作目。
新・猿の惑星からの繋がりとはいえ、全く深みのない猿の惑星に成り
下っている。映画としてのメッセージ性が感じられず、この程度の映画
なら「シーザー」というタイトルで別映画として制作してほしかった気分。

新・猿惑から20年後の地球では、犬猫が疫病にかかり絶滅。
猿が人間のペットして利用され、奴隷のような扱いを受けていた。

シーザーが立ち上がり、猿が反乱を起こすというものだが、ありきたり。
何のひねりもない。猿に愛着もなく、ただの嫌な猿になっている。
猿に魅力がなければ猿惑とは言えない。また主人公を応援できないという
致命的な欠陥映画である。

最後の猿の惑星オススメ度:★☆☆☆☆

上映時間 87 分・製作国 アメリカ・初公開年月 1973/07・ジャンル SF
*******************************************************
スタッフ
監督: J・リー・トンプソン J. Lee Thompson

製作: アーサー・ジェイコブス Arthur Jacobs
原案: ポール・デーン Paul Dehn
脚本: ジョイス・フーパー・コリントン Joyce Hooper Corrington
ジョン・ウィリアム・コリントン John William Corrington
撮影: リチャード・H・クライン Richard H. Kline
音楽: レナード・ローゼンマン Leonard Rosenman
******************************************************* 
出演
ロディ・マクドウォール Roddy McDowall シーザー

ナタリー・トランディ Natalie Trundy リサ
セヴァン・ダーデン Severn Darden コルプ
ジョン・ヒューストン John Huston 立法者
クロード・エイキンス Claude Akins アルド将軍
ポール・ウィリアムズ Paul Williams ヴァージル
リュー・エアーズ Lew Ayres マンデムス
コリーン・キャンプ Colleen Camp
フランス・ニュイエン France Nuyen
オースティン・ストーカー Austin Stoker
*******************************************************
◆シリーズ5作目。最後という言葉に期待はふくらむが、これが最後で
本当によかったという気分にさせられるほどの悲しい駄作である。
とりあえず最後まで頑張ったという点は、評価したいと思う。
ミュータント(人間)と猿の戦いの他、ゴリラとチンパンジーの戦いがあり
戦争と平和に対するメッセージを我々に投げかける。
トドのツマリ感はあるものの、ラストは1人1人の心に何らかの種を植え
つけたのではないだろうか。最後の涙が全てを物語っている作品である。

PLANET OF THE APES(猿の惑星)
オススメ度:★★★★☆

上映時間 119 分・製作国 アメリカ・初公開年月 2001/07/28・ジャンル SF
**************************************************************
スタッフ
監督: ティム・バートン Tim Burton

製作: リチャード・D・ザナック Richard D. Zanuck
製作総指揮: ラルフ・ウィンター Ralph Winter
原作: ピエール・ブール Pierre Boulle
脚本: ウィリアム・ブロイルズ・Jr William Broyles Jr.
ローレンス・コナー Lawrence Konner
マーク・ローゼンタール Mark Rosenthal
撮影: フィリップ・ルースロ Philippe Rousselot
SFX: ILM ILM
特殊メイク: リック・ベイカー Rick Baker
音楽: ダニー・エルフマン Danny Elfman
**************************************************************
出演
マーク・ウォールバーグ Mark Wahlberg レオ・デイヴィッドソン大尉

ティム・ロス Tim Roth セード
ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carter アリ
マイケル・クラーク・ダンカン Michael Clarke Duncan アター
エステラ・ウォーレン Estella Warren デイナ
ポール・ジアマッティ Paul Giamatti リンボー
ケイリー=ヒロユキ・タガワ Cary-Hiroyuki Tagawa クラル
デヴィッド・ワーナー David Warner サンダー
リサ・マリー Lisa Marie ノヴァ
エリック・エヴァリ Eric Avari ティバル
ルーク・エバール Luke Eberl バーン
エヴァン・デクスター・パーク Evan Dexter Parke ガナー
グレン・シャディックス Glenn Shadix ネード元老院議員
クリス・クリストファーソン Kris Kristofferson カルービ
チャールトン・ヘストン Charlton Heston セードの父
**************************************************************
◆シリーズ最新作。猿の惑星リメイクである。
酷評も多いが、私的にはとても楽しめた。

チャールトンヘストンにかわる主人公に、予告を見ても全く魅力を
感じることができず心配していたが、実際に映画を観たらすっかり
ハマった。アリを背負って川を渡るシーンでノックアウト。
色々と設定がありえないSFだが、SFだからこそ成せる技 ということで
私はあたたかい目で見ている。あえて1作目とは比べず
あらたな
猿の惑星というとらえ方をしよう。1作目を超える猿の惑星は、、、

制作不可能。あの時代だからこそ衝撃的だった
ラスト。
今の時代にあって、それは無理というもの。

ストーリーは、最初から最後までハラハラドキドキでスリル感いっぱいだが
いかんせん猿のメーキャップが可愛くない。セードのはげ具合 は、
恐ろしさに拍車をかけていてよいと思うが、アリなどの女キャラが
魅力に
欠ける。ジーラくらい愛らしくしてほしかった。

チャールトンヘストンが応援参加しているのが嬉しい。食い入るように観て
しまう。衝撃のラストは、次作を匂わせるものだったが、暫くは出して ほしく
ない。1・2年で続編を出して失敗した例を上記で経験済みだからだ。


2005.1.28.金曜ロードショーにてTV放送があり、何とアリの吹き替え
を私の大好きな田中敦子さんが!感動、感動、感動!
まさにアリ
そのものの声で、終始「たなかさ〜ん、ナイスです〜♪」を連発。
森川智之さんが吹き替えをしたレオもとても素敵でしたが、小山力也さん
のセードは、若干優しい感じがして違和感があった。もう少し迫力のある
声で演じていただきたかった。何にせよ私の中ではとてつもない名作映画!

猿の惑星 創世記(ジェネシス)オススメ度:★★★☆☆

上映時間 106 分・製作国 アメリカ・初公開年月 2011/10/07・ジャンル SF/アクション
***********************************************************************************************************
スタッフ
監督ルパート・ワイアット
脚本アマンダ・シルヴァー/リック・ジャッファ
製作アマンダ・シルヴァー/リック・ジャッファ/ピーター・チャーニン/ディラン・クラーク
製作総指揮トーマス・H・ハンメル
音楽パトリック・ドイル
撮影アンドリュー・レスニー
編集コンラッド・バフ/マーク・ゴールドブラット

***********************************************************************************************************
出演
ウィル・ロッドマン/ジェームズ・フランコ
シーザー/アンディ・サーキス チョー
キャロライン・アランハ/フリーダ・ピントー
チャールズ・ロッドマン/ジョン・リスゴー
ジョン・ランドン/ブライアン・コックス
ドッジ・ランドン/トム・フェルトン
スティーヴン・ジェイコブス/デヴィッド・オイェロウォ
ロバート・フランクリン/タイラー・ラビーン
ロドニー/ジェイミー・ハリス
ハンシカー/デヴィッド・ヒューレット
ジョン・ハミル/タイ・オルソン
アリス・ハンシカー/マディソン・ベル
トッド・ハンシカー/ジョーイ・ロッチェ

***********************************************************************************************************
◆10年ぶりの新作ということで猿惑大大大大ファンの私の胸は躍りっぱなし♪若干設定に引っ掛かりはあったが、評判も上々と
いうことでワクワクと鑑賞!が、スケール感のショボさは否めず、人類への警鐘もドッカーンと鳴らすまでには至らなかった。今作
は、1968年版の猿の惑星前のエピソードを思わせるタイトルとなっているが、映画を観た限りでは完全なる独立したオリジナル作品
と理解して鑑賞された方が賢明だろう。壮大な大宇宙の物語が、隣の裏山のお話になったくらいスケールダウンしているので、1や
2001年版のイメージを抱いていると肩透かしをくらう。何もスケールが大きければ良いというものではないので、4作目の「猿の惑星
征服」を、より現代的にしてヒューマン要素を加えた感じだと思っていただければクリアーできるはず。私の大好きな1968年版と2001
年版がアメとムチでいうところのムチであるとするならば、ジェネシスはアメの要素をふんだんに取り入れて人の心に温かさを残す
良作となっているため、猿惑ファンや洋画ファンというよりは、邦画好きの方々にウケる映画かもしれない。ということで、前者の私は
★3つ!猿の惑星→PLANET OF THE APES→新・猿の惑星に次ぐエンターテインメント作品に位置する評価とさせていただきたい。
まず冒頭が何度も観たことのある狩りのシーンというのが、旧作へのオマージュなのかもしれないが、またか・・・という退屈な気持ち
にさせられる。またストーリーが丁寧に描かれているとはいうものの、ウィルとシーザー、チャールズとシーザー、シーザーと猿たち
といった先の展開に必要不可欠な者々の絆が弱すぎるのでヒューマンとしても印象が薄く、意外性&スケール感でも突出したもの
がないため大作感も薄め。ただ、「猿の惑星」という名前を汚さないだけのポテンシャルと愛情を感じられた点は非常に嬉しかった。
随所に猿惑ファンをニヤリとさせる小ネタを点在させて下さっているので、特に名前の数々やTV画面などに注目してご覧いただけた
らと思う。他にも、猿惑では絶対に欠かすことのできないリアルな猿の表情が素晴らしい!俳優陣の演技をチャプターしたCGで作ら
れたものらしいが、シーザーの唸るほどの感情表現が尋常じゃないなと名前を見ますれば、かのアンディ・サーキス氏にあらせられ
るではないか!キングコングをはじめ動物という動物を演じさせたら右に出る人はいないという第1人者だ!彼の素晴らしい演技に
よって言葉はなくとも8割がた作品に重みを出すことができた。オススメのシーンは、シーザーが飼い犬に吠えられ哀しく威嚇する
場面!シーザーが人間との決別を示唆する場面!シーザーが初めて言葉を発する場面!ゴールデンゲイトブリッジでの実写とCG
が融合したエイプスVS人間の世紀の戦い!等々多くのクライマックスが用意されている。1・2と核兵器への恐怖を描いてきたが、
今作では現代医学に警鐘を唱えている。描き方が弱い気がするが、そんな弱さを補ってくれたのが、ヒロインのフリーダ・ピントーの
強烈な美しさではないだろうか?彼女とシーザーの表情を見るだけでも十分魅力的な映画といえる。10年待った甲斐があったと言
えそうだが、また10年後に魅せて下さるとするならば、私をアッ!と驚かせるような衝撃の展開とラストをお願いしたいと付け加える。

ザ・ロックオススメ度:★★★☆☆

上映時間135分*製作国アメリカ*初公開年月1996/09/14*ジャンルアクション
*****************************************************************************
スタッフ
監督:マイケル・ベイ
製作ドン・シンプソン/ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:ウィリアム・スチュアート/ショーン・コネリー/ルイス・A・ストローラー
原案デイヴィッド・ワイスバーグ/ダグラス・S・クック
脚本デイヴィッド・ワイスバーグ/ダグラス・S・クック/マーク・ロスナー
音楽ニック・グレニー=スミス/ハンス・ジマー/ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
SFX:ドリーム・クエスト・イメージズ
美術:マイケル・ホワイト
撮影 ジョン・シュワルツマン
編集リチャード・フランシス=ブルース
衣装デザイン ボビー・リード
*****************************************************************************
出演
Sean Connery/ジョン・パトリック・メイソン
Nicolas Cage/スタンリー・グッドスピード
Ed Harris/フランシス・X・ハメル准将
John Spencer/FBI長官ウォマック
David Morse/トム・バクスター少佐
William Forsythe/エディー・パクストン
Michael Biehn/NavySEALSチームリーダー、アンダーソン中佐
Vanessa Marcil/カーラ
John C. McGinley/ヘンドリックス大尉
Gregory Sporleder/フライ大尉
Tony Todd/ダロウ大尉
Bokeem Woodbine/クリスプ軍曹
Jim Maniaci/スカペッティ
Greg Collins/ギャンブル
Brendan Kelly/コックス
Steve Harris/マッコイ
Danny Nucci/シェパード(NavySEALS)
Clair Forlani/ジェイド・アンジェロ
Celeste Weaver/ステイシー・リチャーズ
Todd Louiso/マービン・イシャウッド
David Bowe/ドクター・リング
Raquel Krelle/マージ・ウッド
John Laughlin/大将ペーターソン
Harry Humphries/海軍大将
Howard Platt/ルイ・リンドストーン
Willie Garson/フランシス・レイノルズ
Raymond O'Connor/レンジャー・ボブ
Sam Whipple/ラリー・ヘンダーソン
*****************************************************************************
主だった3人の人物に、それぞれ人間味があり、最後まで心を失わず信念を貫いたことに
感動をおぼえる作品。内容的にも映像的にもグロくて女性向きとは言えないが、3人の男達の
生き様を見届けることができるだけでも価値はある。グッドスピードは、化学兵器専門のスペシ
ャリストであるが、素晴らしい行動力と正義感でアクションもこなす。決してかっこいいタイプで
はないが、懸命に頑張る姿と人情味あふれる精神が誰よりもカッコイイ人物だろう。
メイソンは、
イギリスの諜報部員だったこともあり、無口で頭脳派で戦闘もお手のものという、いわゆるアクシ
ョン映画のヒーロー的人物の典型である。表舞台には立てない裏稼業であるが、そういう影の
部分に悲哀を感じる。そして、この映画では敵役になる
ハメル准将は、英雄であり人格者である
にも関わらず、国家にそむく反逆者となる。決して悪人というわけではなく、譲れない自分自身の
真理の為、あえて権力に下克上を挑む。視聴者が、どの人物に心動かされるかは、1人1人の
思想やライフスタイルによって変わってくるだろう。登場人物にスポットをあてながらも、アクション
映画としての映像も魅力的で見ごたえ十分。人物・アクション・脚本と全てにおいて高いクオリティ
が感じられるが、私のような三半規管の弱い人間には、若干酔いそうになるアクションも少々。

幸せのちからオススメ度:★★★★☆

上映時間117分*製作国アメリカ*初公開年月:2007/01/27*ジャンルドラマ/ヒューマン
*****************************************************************************
スタッフ
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
製作:トッド・ブラック/ジェイソン・ブルーメンタル/スティーヴ・ティッシュ
ジェイムズ・ラシター/ウィル・スミス

製作総指揮:ルイス・デスボジート/マーク・クレイマン/デイヴィッド・アルバー/テディ・ズィー
脚本:
スティーヴン・コンラッド
撮影:フェドン・パパマイケル
プロダクション・デザイン:J・マイケル・リヴァ
音楽:アンドレア・グエッラ
衣装デザイン:シャレン・デイヴィス

*****************************************************************************
出演
クリス・ガードナー/ウィル・スミス(東地宏樹)
リンダ/タンディ・ニュートン(杉田かおる)
クリストファー/ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス(渡邉泰人)
ジェイ・トゥイッスル/ブライアン・ハウ(玄田哲章)
アラン・フレーケシュ/ダン・カステラネタ(伊藤昌一)
ウォルター・リボン/カート・フューラー(小島敏彦)
チュー夫人/タカヨ・フィッシャー(竹口安芸子)

*****************************************************************************
ホームレスから億万長者へとのし上がった実業家、クリス・ガードナー氏の実話をもとに
映画化された作品なので、不満を言うのもおかしいと思うが、ラストがかなり中途半端。
そして、お金持ちにはなったが、この映画はサクセスストーリーではない気がする。確かに
億万長者にならなくても、親子が普通に生活できるようになったことは幸せなことだが、忘れて
ならないのは、母親の存在。家族が大変な時にこそ力を発揮しなければならない踏ん張り
どころで挫折してしまう。息子を手放したくない気持ちには母親としての愛情が十分残っており
完全なる心ない人ではなかった。可愛い息子の為にも、その後何とかならなかったのか?と
考えるのが正直な感想。と言っても実話である為、事実を曲げてハッピーエンドにするわけには
いかず残念だ。そのあたりが少し引っかかったものの、映画としては、秀逸で唸るものがあった。
ウィル・スミスとキュートな実の息子さんとのカケアイが息ぴったりで、本当の親子だけあり、
実話感が増したのは確か。また、音楽で泣かせるとか、派手な演出で驚かせるといったいやら
しさがなかった点も好感がもてた。監督は、イタリア映画界期待の新鋭ガブリエレ・ムッチーノ。
さすが、イタリアから呼び寄せただけのことはあったなという今作は、ドン底の生活を実に軽快に
テンポよく描いているため、全体的に暗くてジメジメとした悲壮感は漂っていないのだが、ここぞ
という場面で、絶望感に苛まれるシーンや切なさが強く伝わるシーンを盛り込み、そのインパクト
を絶大なものにしている。愛する息子は、母親と一緒にいた方がよかったのでは?という気持ち
は捨てきれないが、息子がそばにいたからこそ父親は頑張れたのだろうとも思うし、息子のあど
けない表情にかなり救われた。仕事を自分の力で勝ち取った父親に拍手を送ると同時に、息子
の健気さが光る作品となっているが、幸せの意味をはきちがえないようにしてもらいたいなと思う。
「幸せとは追求するもので決して手に入れられないもの」「誰かに無理って言われても諦めるん
じゃない。ほしいものは掴み取れ。それしかない」「しあわせ?」等さまざまな名文句があったが、
No.1は「スボンが素晴らしかった!」(笑)頭の回転の速さと一芸は身を助けるという実例だろう♪

シザーハンズオススメ度:★★★★☆

上映時間 98 分・製作国 アメリカ・初公開年月 1991/07・ジャンル ファンタジー/ロマンス
***********************************************************************
スタッフ
監督: ティム・バートン Tim Burton
製作: デニーズ・ディ・ノヴィ Denise di Novi
ティム・バートン Tim Burton
製作総指揮: リチャード・ハシモト Richard Hashimoto
原案: ティム・バートン Tim Burton
キャロライン・トンプソン Caroline Thompson
脚本: キャロライン・トンプソン Caroline Thompson
撮影: ステファン・チャプスキー Stefan Czapsky
特殊メイク: スタン・ウィンストン Stan Winston
編集: リチャード・ハルシー Richard Halsey
コリーン・ハルシー Colleen Halsey
音楽: ダニー・エルフマン Danny Elfman
***********************************************************************
出演
ジョニー・デップ Johnny Depp エドワード・シザーハンズ

ウィノナ・ライダー Winona Ryder キム
ダイアン・ウィースト Dianne Wiest ペグ
アンソニー・マイケル・ホール Anthony Michael Hall ジム
キャシー・ベイカー Kathy Baker ジョイス
アラン・アーキン Alan Arkin
ロバート・オリヴェリ
ヴィンセント・プライス Vincent Price
エレン・グリーン Ellen Greene
ビフ・イェーガー Biff Yeager
ジョン・デヴィッドソン John Davidson
***********************************************************************
◆笑えるほど滑稽なストーリーだが、深い深い映画。
ただのファンタジーラブストーリーで片付けられたくない良質な作品である。
監督が鬼才(奇才?)ティムバートンなので、ファンタジーでありながらも暗く
陰湿な背景は健在。巧妙にさりげなく盛り込まれているが、ホラーではない。
変わり者扱いされていたティムバートン自身がモデルと言われているエドワードを
かの「ジョニーデップ」さまが演じている。その表現力は、どの視聴者をも唸らせる
ことだろう。のちに「パイレーツオブカリビアン」に出演するが、私はこの人の素顔
が今もってわからないほど、役によって全く違うキャラになれる才能を持ち合わせた
役者であると絶賛する。
ハサミをもった人造人間エドワードが恋をし、人々の愛や優しさにふれる前半から
一転し、後半は人間の愚かさ・醜さ・エゴを描写し、エドワードのやりきれない気持ち
が痛いほど伝わる作品へと仕上がっている。
キムとのプラトニックな愛とその葛藤。人々からの執拗なまでの嫉み・いじめ。
ハサミを手にしたエドワードのコミカルな演技とクールな表情。

想像していたパステル色の下界が、一気に濁色化された世界に変貌する瞬間。
等などみどころは数多いが、忘れてならないのは、ダニーエルフマンが演出した音楽
もみどころ・きかせどころの1つであること。どうしようもなく涙を誘い、作品と音楽が見事に
マッチングして素晴らしい仕上がりとなっている。映画と音楽の両想いが成立。
クリスマスにでも見ていただきたいオススメ映画。ファンタジーと呼ぶにはその世界観は
独特だが、ラストは全体的な雰囲気をおとぎばなし風にまとめ、悲しい結末を神話にして
いるところが斬新である。シザーハンズのメイクもなかなかのもの。

シックスセンスオススメ度:★★★★☆

上映時間:107分*製作国:アメリカ*初公開年月:1999/10*ジャンル:サスペンス/ドラマ
***********************************************************************
スタッフ
監督: M・ナイト・シャマラン
製作: フランク・マーシャル
キャスリーン・ケネディ
バリー・メンデル
製作総指揮: サム・マーサー
脚本: M・ナイト・シャマラン
撮影: タク・フジモト
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード
***********************************************************************
出演
ブルース・ウィリス(マルコム・クロウ)
ハーレイ・ジョエル・オスメント(コール・シアー)
トニ・コレット(リン・シアー)
オリヴィア・ウィリアムズ(アンナ・クロウ)
トレヴァー・モーガン(トミー)
ドニー・ウォールバーグ(ヴィンセント・グレイ)
グレン・フィッツジェラルド(ショーン)
ミーシャ・バートン(キラ)
M・ナイト・シャマラン(ドクター・ヒル)

***********************************************************************
最後に大ドンデン返しがあることで有名な映画。しかし、そのような秘密やトリックより
も、私は作品的な優しさに感銘を受けた。勿論、サイコサスペンスとしての魅力も存分に
味わえるのだが、その根底には家族愛が大きく根ざしている。その点が実に優しく共感を
える映画になった所以であろう。またブルース・ウィリスが主演ということで、とてつもない
大作だと思われがちだが、そんな期待を裏切ってくれるあたたかい小作品であるところも
実にハートフル。ホラーでありながらハートフルという両局面の出会いに少々戸惑って
しまう自分もいたが、丁寧にじっくりと創りこまれてあるストーリーが、そんな気持ちをも
優しく包んでくれる。しかし、ラストで少年が幸せの階段をのぼってゆく感情がどうしても
私には行き過ぎのような気がし、手放しでよかった・・・とは思えなかった所が残念と言えば
残念。もう少し少年自身のベクトルが向上する過程を丁寧に描いていただければ文句なく
感動できたのではないかと思う。テーマは「愛」。なかなか愛に感動できなくなっている今の
私達の心をホラーという形で発想転換し、既存のジャンルに分類されない魅力的な分野で
魅せた作品だと言える。

守護神オススメ度:★★★★☆

上映時間:139分*製作国:アメリカ*初公開年月:2007/02/10*ジャンル:海洋アクション
***********************************************************************
スタッフ
監督:アンドリュー・デイヴィス
製作ボー・フリン/トリップ・ヴィンソン
脚本ロン・L・ブリンカーホフ
音楽トレヴァー・ラビン
撮影ティーヴン・セント・ジョン
***********************************************************************
出演
ケビン・コスナー/ベン・ランドール

アシュトン・カッチャー/ジェイク・フィッシャー
メリッサ・サージミラー/エミリー・トーマス
クランシー・ブラウン/ウィリアム・ハドリー
セーラ・ウォード/ヘレン・ランドル
ジョン・ハード/フランク
***********************************************************************
ケビン・コスナーの海洋ものはイイ。この「守護神」もイイナと思ったが、世間では
大変評価の低い「ウォーターワールド」が個人的に大好きだからである。どちらも、
やはりハリウッド!と思わせてくれる作品で、「ボディガード」などの大ヒット映画よりも
愛着があり、私の中ではとてつもない名作となっている。監督は、「逃亡者」「沈黙の戦
艦」「コラテラル・ダメージ」などワイルドで渋めの作品作りがお得意のアンドリュー・デ
イヴィス監督。「愛と青春の旅立ち」のような、恩きせがましいラストに嫌悪感が募るが
2人が幸せそうだったので何とか許してみようと思う。この映画には、私的に2つの感動
ポイントがある。1つは離婚を懇願する奥様に救助の際のエピソードをベンが話す場面。
自分が助かりたいが為に妻を沈めて必死にもがく夫の姿が、今の自分と重なると呟く。
なかなか深い分析である。また、何人の人を救助したか尋ねられたベンが、助けた人数
ではなく、救うことができなかった人の数を答える場面がある。新人のジェイクとは根本
的に仕事に対しての意識が違うと感じたシーンである。私は、100人の人を救助したん
だ!というプライドをもって仕事をするのか?助けられなかった人のことを思って悔しさ
をバネに努力するのか?誇り&現状維持なのか?挫折&向上心なのか?どちらも大
切なことだけに身につまされる思いである。最終的には、明らかに経験の差が出てくるシ
ーンだろう。「守護神」って、サッカーのGKじゃないんだから・・・と思わなくもないタイトルで
あるが、「ポセイドン」も「ネプチューン」も使用済なので、必死で絞り出したタイトルなのか
もしれない。その点、やたら比較される「海猿」はタイトルの付け方がうまい。作品は、それ
ぞれの良さがあるので比較することなかれ。どちらも海難救助のシーンは、ド迫力!!!

ジュラシックパーク3オススメ度:★★★☆☆

上映時間 93分・製作国 アメリカ・初公開年月 2001/08/04・ジャンル SF/パニック
***********************************************************************
スタッフ
監督/ジョー・ジョンストン

製作総指揮/スティーブン・スピルバーグ
製作/キャスリーン・ケネディ
脚本/ピーター・バックマン
撮影/シェリー・ジョンソン
音楽/ドン・デイビス
視覚効果スーパーバイザー/ジム・ミッチェル
***********************************************************************
出演
アラン・グラント博士役/サム・ニール

ポール・カービー役/ウィリアム・H・メイシー
アマンダ・カービー役/ティア・レオーニ
エリック・カービー役/トレヴァー・モーガン
ユデスキー役/マイケル・ジェッター
ナッシュ役/ブルース・ヤング
クーパー役/ジョン・ディール
***********************************************************************
◆ジュラシックパークも早3作目。恐竜好きの私だが、ジュラシックパークに登場する
恐竜には、さほど興味を抱かないのが最大の難点。ストーリーは、ままありがちなもの
だが、単純明快で笑いながらもスリル感は味わえるので、素直に恐竜パニックを楽しめ
た人の勝利であろう。さて、恐竜についてであるが、今回「スピノザウルス」や「プテラノドン」
が新参入し、「ラプター」や「ティラノサウルス」を押しのけ、主役級の活躍を見せてくれる。
3は、ただ恐竜から逃げ惑うパニック映画と化しているが、一応「家族の絆」みたいなもの
がテーマになっているとみえ、親子間&夫婦間の温度差をわかりやすく描いている。
小道具を用いた見せ場も映画のアクセントとなり、ラストはご都合主義と言われようとも
ハッピーエンドで安心できる内容。大作感はないものの、一気に観られる手軽さがある。
<2006.3.11.プレミアムステージにてTV放映>

シルミドオススメ度:★★★★☆

上映時間 135分・製作国 韓国・初公開年月 2003年・ジャンル 犯罪/アクション
***********************************************************************
スタッ
監督: カン・ウソク
原作: ペク・ドンホ
脚本: キム・ヒジェ
撮影: キム・ソンボク
音楽: チョ・ヨンソク/ハン・ジェグオン
***********************************************************************
出演
ソル・ギョング/カン・インチャン 
アン・ソンギ/チェ・ジェヒョン 
ホ・ジュノ/チョ 
チョン・ジェヨン/ハン・サンピル 
イム・ウォンヒ
***
********************************************************************
◆話題にのぼったこの映画、私は2005年6月5日に放送された
日曜洋画劇場にて初めて観ることとなる。このシルミドは、1968年
に起きた北朝鮮によるパク・チョンヒ大統領暗殺の報復として、韓国
政府がキム・イルソン暗殺を目指す特殊部隊をつくり、その暗殺計画
の為シルミ島に集められた31人の男たちの物語を1973年に起きた
特殊部隊兵士の反乱事件を事実に基づいて映画化した作品であるが、
宝島社から出ている『シルミド』(城内康伸著)を読む限りでは、映画の
方は多少脚色されている部分があり、美しく作品化しているところが
悔やまれる。シルミ島に集められた男達は、囚人やヤクザだけでは
なかったことや、ラストのバスジャック、映画では一般人に被害は出て
いないが、実際にはそうではなかったこと・また婦女暴行事件は、社会
問題にまで発展したこと等、映画をドラマティックにする為にうやむやに
された部分も大きい問題作である。だが、ノンフィクションであるところが
作品の重みとなっている点は大きい。前半のシルミ島での過酷な訓練は
丁寧に描かれているが、中盤・後半になると若干荒っぽい。しかし、チョ軍曹
が飴玉を持って走るシーンでは、あたたかい気持ちになれた。
囚人たちを訓練する韓国軍のリーダー、チェ・ジェヒョンに扮するのは、
長年韓国映画界を支えてきた名優アン・ソンギ。非情でありながら、やがて
囚人たちを兵士として認めていく生粋の軍人を見事な存在感で演じている。
国家視野での人間模様を見られたことには価値を感じるが、立場は違うと
いうものの、日本の「神風特攻隊」にも似た滅びの美学に対しては、無責任
にも虚しさとエゴを感じてしまうのである。

シークレット・ウインドウオススメ度:★★★☆☆

上映時間:96分・製作国:アメリカ・初公開年月:2004/10/23・ジャンル:サスペンス/ホラー
****************************************************************************
スタッフ
監督:デヴィッド・コープ
製作:ギャヴィン・ポローン
製作総指揮: エズラ・スワードロウ
原作:スティーヴン・キング 『秘密の窓、秘密の庭』(文春文庫刊『ランゴリアーズ』所収)
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:フレッド・マーフィ
音楽:フィリップ・グラス/ジェフ・ザネリ
編集ジル・サヴィッテ
****************************************************************************
出演
ジョニー・デップ(モート・レイニー)
ジョン・タートゥーロ(ジョン・シューター)
マリア・ベロ(エイミー)
ティモシー・ハットン(テッド)
チャールズ・ダットン
レン・キャリオー
***
*************************************************************************
◆「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」「スタンド・バイ・ミー」など、少々難しい作品創りが
お上手なスティーヴン・キング原作の「ランゴリアーズ」 に収められている「秘密の窓、秘密の庭」
の映画化。今回のサスペンスホラーも例にもれず華々しい作品ではないのだが、ジョニー・デップ
を使ったことにより、B級映画とA級俳優のコラボが実現し、サスペンスがあまり好きではない私も
その面白い迫力にやりこめられた。とにかくジョニー・デップがスゴイ。何の変哲もないモノグサな
男を演じているのだが、その演技力は突出しており、中盤以降の豹変ぶりは不気味な男前オーラ
をも出して私を魅了してくれる。逆にジョニー・デップの魅力に疎い方には、全くつまらない作品に
もなりうることを御了解いただきたい。結末を原作と変えてきているところから、原作ファンにもある
程度の楽しみを提供できていると思うが、サスペンス好きには、結末がわかりやすく、内容が深く
ない分、飽きが早々に訪れるかもしれない。ただただジョニー・デップの名演技に浸りたいユーザー
にオススメしたい。犬好きには、オススメしかねる残虐なシーンあり。

スコーピオン・キングオススメ度:★★★★☆

上映時間:92分*製作国:アメリカ*初公開年月:2002/06/08*ジャンル:アドベンチャー/アクション
*************************************************************************************
スタッフ
監督: チャック・ラッセル Chuck Russell
製作: ショーン・ダニエル Sean Daniel
ジェームズ・ジャックス James Jacks
ケヴィン・ミッシャー Kevin Misher
スティーヴン・ソマーズ Stephen Sommers
製作総指揮: ヴィンス・マクマホン Vince McMahon
原案: ジョナサン・ヘイルズ Jonathan Hales
スティーヴン・ソマーズ Stephen Sommers
脚本: デヴィッド・ヘイター David Hayter
ウィリアム・オズボーン William Osborne
スティーヴン・ソマーズ Stephen Sommers
撮影: ジョン・R・レオネッティ John R. Leonetti
音楽: ジョン・デブニー John Debney
*************************************************************************************
出演
ザ・ロック The Rock マサイアス(スコーピオン・キング)
スティーヴン・ブランド Steven Brand メムノン
ケリー・ヒュー Kelly Hu カサンドラ
マイケル・クラーク・ダンカン Michael Clarke Duncan バルザバール
グラント・ヘスロフ アーピッド
ラルフ・モーラー Ralf Moeller ゾラック
ピーター・ファシネリ Peter Facinelli プリンス・タクメット
バーナード・ヒル Bernard Hill フィロス
*************************************************************************************
『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』で最強の戦士スコーピオン・キングとして登場したマサイアスの
5千年前の伝説的勇姿を描いたアクション・アドベンチャー。主演のザ・ロックは、全米で大人気のプロ
レス団体「WWE」(旧WWF)で名実ともにNo.1レスラーとなったスーパースター。その圧倒的な存在
感に目を付けたユニヴァーサル映画が、主演作として本作を作り上げたのである。その起用は当たった
と言える。サモア人の血が混じっている彼の顔つきは少し東洋っぽく、スコーピオン・キングという役柄が
見事ハマる。肉弾戦の迫力はサスガとしか言いようがなく、激しい肉魂のぶつかり合いには嘘っぽさが
感じられず一種の格闘技映画としても楽しめるのである。『ハムナプトラ』シリーズの監督を手掛けハリ
ウッドのヒットメイカーの仲間入りを果たしたスティーヴン・ソマーズが本作では脚本と製作を担当し、
自らが生み出したキャラクター"スコーピオン・キング"に再び命をふきこんだ。監督には、『マスク』・
『イレイザー』・『ブレス・ザ・チャイルド』等を手掛けたチャック・ラッセルがソマーズとタッグを組み巧みな
連携プレイでそれぞれの持ち味を生かした。ザ・ロックによる、ザ・ロックの為の映画と言えなくもないが、
その存在感は地味な内容を全て帳消しにしてしまう偉大さがあるのだ。

スパイダーマンオススメ度:★★★★★

上映時間121分・製作国アメリカ・初公開年月2002/05/11・ジャンルアクション/SF/アドベンチャー
**************************************************************************************************************
スタッフ
監督:サム・ライミ
製作:イアン・ブライス/ローラ・ジスキン
製作総指揮:アヴィ・アラッド/スタン・リー
原作:スタン・リー/スティーヴ・ディッコ
脚本:デヴィッド・コープ/スコット・ローゼンバーグ/アルヴィン・サージェント
撮影:ドン・バージェス
プロダクションデザイン:ニール・スピサック
音楽:ダニー・エルフマン
タイトルデザイン:カイル・クーパー
コスチューム:ジェイムズ・アケソン
**************************************************************************************************************
出演
トビー・マグワイア/スパイダーマン(ピーター・パーカー)
ウィレム・デフォー/グリーン・ゴブリン(ノーマン・オズボーン)
キルステン・ダンスト/メリー・ジェーン・ワトソン
ジェームズ・フランコ/ハリー・オズボーン
J・K・シモンズ/J・ジョナ・ジェイムソン
クリフ・ロバートソン/ベン・パーカー
ローズマリー・ハリス/メル・パーカー
リング・アナウンサー/リング・キャンベル
ランディ・ポッフォ
ジョー・マンガニエロ
マイケル・パパジョン
テッド・ライミ
ブルース・キャンベル
スタン・リー
エリザベス・バンクス
**************************************************************************************************************
言わずと知れた世界中で大人気のアメコミだが、個人的にムチャクチャ大好きな映画。そして、トビー・マグワイヤなくしては
決して語れない映画。難と言えば、CGを駆使したスパイダーマンのアクションシーンが、どこかショボく感じられることくらい。
そのショボさも、トビー・マグワイヤというところで納得させられてしまうからスゴイ。全編見どころだらけだが、何といってもヒーロー
ならではという宿命が悲しいラストシーンは秀逸。かっこよくて、強くて、敵をバッタバッタ倒す皆のヒーロー!勿論、憧れのあの子
も僕にイチコロさ!ではない、ヒーローだからこその運命が哀しくて泣ける。ヒーローものとしても、青春ものとしても観られる映画
であるところも好きだが、ヒーローものとしても青春ものとしても切な過ぎるストーリー自体も魅力。アメコミらしく、楽に観られる
痛快さもありながら、悪役との対決時に漂うやるせなさ。真逆の面白さがふんだんに詰まったこの映画は、欠点をあげようとしても
欠点のあげようがないという罠。理屈抜きに面白い!としか結論が出ないのだ。スリルというよりは、優しさや哀しみや温かさを感じ
てほしい映画。各々趣味があると思うが、ヒーローものは数々あれど、私はスパイダーマンが1番人間らしくて好きかも。

スパイダーマン2オススメ度:★★★★☆

上映時間127分・製作国アメリカ・初公開年月:2004年07月10日ジャンルアクション/SF/アドベンチャー
**************************************************************************************************************
スタッフ
監督:サム・ライミ
脚本:アルヴィン・サージェント
ストーリー:アルフレッド・ゴー&マイルズ・ミラー/マイケル・シェイボン
原案:スタン・リー/スティーヴ・ディッコ
製作:ローラ・ジスキン/アヴィ・アラド
製作総指揮:スタン・リー/ジョセフ・M・カラッシオロ/ケヴィン・フェイグ
共同製作:グラント・カーティス
撮影監督:ビル・ポープ,A.S.C.
美術監督:ニール・スピサック
編集:ボブ・ムラウスキー
視覚効果デザイン:ジョン・ダイクストラ,A.S.C.
衣装デザイン:ジェームズ・アシェソン
音楽:ダニー・エルフマン 

**************************************************************************************************************
出演
ピーター・パーカー/スパイダーマン(トビー・マグワイア)
メリー・ジェーン・ワトソン(キルスティン・ダンスト)
ハリー・オズボーン(ジェームズ・フランコ)
オットー・オクタビアス/ドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)
メイ・パーカー(ローズマリー・ハリス)
ロージー・オクタビアス(ドナ・マーフィー)
J・ジョナ・ジェイムソン(J・K・シモンズ)
ジョン・ジェイムソン(ダニエル・ギリース)
Dr.カーティス(カート)・コナーズ (ディラン・ベイカー)
ジョセフ・"ロビー"・ロバートソン (ビル・ナン)
ベティ・ブラント(エリザベス・バンクス)
ホフマン(テッド・ライミ)
ベン・パーカー(クリフ・ロバートソン)
ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)
スノーティ・アッシャー(ブルース・キャンベル)
レイモンド(ダニエル・デイ・キム)
Mr. ディコヴィッチ(ピーターのアパートの管理人) - エリヤ・バスキン
アースラ・ディコヴィッチ(ピーターのアパートの管理人の娘) - マゲイナ・トーヴァ

**************************************************************************************************************
前作から2年の月日をかけ、ファン待望の第2弾が完成!ドラマティックな展開に持ち込みたいという策略はわからなくもないの
だが、MJの一連の行動にはドン引きした。コロコロコロコロ勝手過ぎないか?ピーターのスパイダーマンとしての葛藤は理解できる
のだが、色々あったにしても結婚まで決めたなら、MJ自身も覚悟を決めてほしかった。何の非もない相手の男性が気の毒過ぎる。
このような生き方をしながらカッコイイ事を言っても、結局は相手の為ではなく、全てが自分の欲求の為に生きる無責任で身勝手な
傲慢さで自己主張しているようにしか思えなかった。1番大切な2人の描き方が軽薄すぎて萎えたが、スパイダーマンとして生きる道
を選んだピーターの勇気や切なさやカッコよさは十二分に伝わり、人間ドラマと奇想天外なSFのイイトコどりで見ごたえはタップリ。
友情や尊敬の念、家族のような愛、無償の愛、正義、苦悩、貧困、もどかしさ、達成感、挫折などなど、この映画には無数の感情が
入り乱れ、感情の起伏が激しい為、暗い映画になるであろうことを想像しがちだが、嫌な重苦しさは不思議とない。ヒーローものとし
てのエンターテイメント性をぬかりなく映像で表現し、それと併せてヒーローとして起りうるであろう試練をもしっかりと描いている為、
映画から嘘のなさが伝わり奥深さがある。カッコイイだけのヒーローには、爽快さはあっても、人の心を動かすまでのパワーはないと
いうことになる。愛がなければヒーローにはなれない。信じる心がなければヒーローにはなれない。信じてもらえるだけの想いが伝わ
らなければヒーローとは言えない。そこに挫折や苦悩がなければ、ヒーローであり続けることはできない。そんなリスクを恐れず受け
入れ、心の正義を手に入れた時、誰もが誰かのヒーローになれたり、誰かが誰かにとっての永遠の味方でいられるのかもしれない。

スパイダーマン3オススメ度:★★★★★

上映時間139分・製作国アメリカ・初公開年月2007/05/01・ジャンルアクション/SF/アドベンチャー
**************************************************************************************************************
スタッフ
監督:サム・ライミ
原作:スタン・リー/スティーヴ・ディッコ
ストーリー:サム・ライミ/アイヴァン・ライミ
脚本:サム・ライミ/アイヴァン・ライミ/アルヴィン・サージェント
製作総指揮:スタン・リー/ケヴィン・フィージ/ジョセフ・M・カラッシオロ
製作:ローラ・ジスキン/アヴィ・アラド/グラント・カーティス
プロダクション・デザイナー:ニール・スピサック/J・マイケル・リーヴァ
撮影:ビル・ポープ, ASC
編集:ボブ・ムラウスキー
衣装:ジェームズ・アシェソン
VFXスーパーバイザー:スコット・ストックダイク
音楽:クリストファー・ヤング
テーマ曲:ダニー・エルフマン

**************************************************************************************************************
出演
スパイダーマン/ピーター・パーカートビー・マグワイア
メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)キルスティン・ダンスト
ニュー・ゴブリン/ハリー・オズボーンジェームズ・フランコ
サンドマン/フリント・マルコトーマス・ヘイデン・チャーチ
ヴェノム/エディ・ブロックトファー・グレイス
グウェン・ステーシーブライス・ダラス・ハワード
メイ・パーカーローズマリー・ハリス
J・ジョナ・ジェイムソンJ・K・シモンズ
ジョージ・ステーシー警部ジェームズ・クロムウェル
エマ・マルコテレサ・ラッセル
カート・コナーズ博士ディラン・ベイカー
ジョセフ・"ロビー"・ロバートソンビル・ナン
メイター・D(フランス料理店のウェイター)ブルース・キャンベル
ベティ・ブラントエリザベス・バンクス
ホフマンテッド・ライミ
ペニー・マルコパーラ・ヘイニー=ジャーディン
グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーンウィレム・デフォー
ベン・パーカークリフ・ロバートソン
Mr. ディコヴィッチエリア・バスキン
アースラ・ディコヴィッチマゲイナ・トーヴァ
バーナード(オズボーン家の執事)ジョン・パクストン
ステーシー夫人ベッキー・アン・ベイカー
タイムズスクエアの男スタン・リー
デニス・キャラディン(ベンおじさんの車を奪った男)マイケル・パパジョン
フラッシュ・トンプソンジョー・マンガニエロ
ニュースキャスターハル・フィッシュマン
ジェニファー・デューガン(レポーター)ルーシー・ゴードン
**************************************************************************************************************
◆スタン・リーとスティーヴ・ディッコにより広く世間に知れわたることとなったアメリカン・コミックスの完全映画化第3弾。大好きなシリーズ
だが、パート3ともなると1よりも、更に2よりも、インパクトもギャップもストーリーの面白さにも自ずと期待は高まる。そんな大きな期待を
背負いながらも、気負うことなくプレッシャーをも楽しんでいるかのような作品作りには、いつもながら感心させられる。まるで張りめぐらさ
れた蜘蛛の巣の中で遊んでいるような密室の楽しさだ。しかし、冷静に映画の出来栄えを考えると、スパイダーマンの華麗なアクションは
少な目であり、あまり意味のない敵キャラが登場してストーリーをグズグズにし、今までガンバレー!と応援していたスパイダーマンである
ピーターが天狗になっており感情移入し辛くなっている。他にも難をあげれば色々ありはするが、スパイダーマンに関しては、そのキャラク
ター&作品同様、難のあるところさえ愛しいと思わずにはいられない私の愛するがゆえの弱みがあるので、あまり評価は参考にしない方が
良いかもしれない。しかし、短所に目を瞑る盲目の愛ではなく、長所が短所をしっかりと補っているからこそ愛を感じられるのもまた事実。ゴ
タゴタになった新キャラ・サンドマン、そして謎の黒い生命体等、圧巻のCGは3倍増しの素晴らしさだ。相変わらずメッセージ性もストレート
に伝わってくる。そして今作は、ピーターがより普通の人間らしい感情「傲慢」「復讐」という黒い試練に立ち向かう。人々を救うための超アク
ションバトルよりも、自分の内面に潜む醜さとのたたかいに重きを置いた映画であることを考えると、アクションの少なさや、やたら新キャラ
やエピソードを詰め込んだ展開も理解できる。スーパーヒーローとは、まず自分自身の強靭なる精神形成からはじまるという根本的な現実
と、それを克服しようとする懸命な姿、最後に親友の愛と守りと許しに泣かされた映画。3作目でこれだけ楽しませてくれれば文句はない♪

スピーシーズ種の起源〜オススメ度:★★★★☆

上映時間:109分*製作国:アメリカ*初公開年月:1995/11*ジャンル:SF/ホラー
***********************************************************************
スタッフ
監督 : Roger Donaldson ロジャー・ドナルドソン
製作 : Frank Mancuso Jr. フランク・マンキューソ・ジュニア
/ Dennis Feldman デニス・フェルドマン
製作総指揮 : David Streit デイヴィッド・ストレイト
脚本 : Dennis Feldman デニス・フェルドマン
撮影 : Andrzej Bartkowiak アンジェイ・バートコウィアク
SFX : Steve Johnson スティーヴ・ジョンソン
キャラクター・デザイン : H. R. Giger H・R・ギーガー
特殊メイク : Steve Johnson スティーヴ・ジョンソン
音楽 : Christopher Young クリストファー・ヤング
美術 : John Muto ジョン・ムート
編集 : Conrad Buff コンラッド・バフ
衣装(デザイン) : Joe I. Tompkins ジョー・I・トンプキンス
スクリプター : Richard Edl
字幕 : 岡枝慎二 オカエダシンジ
***********************************************************************
出演
Ben Kingsley ベン・キングズレー(Fitch)
Michael Madsen マイケル・マドセン(Press)
Alfred Molina アルフレッド・モリーナ(Arden)
Forest Whitaker フォレスト・ウィテカー(Dan)
Marg Helgenberger マーグ・ヘルゲンバーガー(Laura)
Natasha Henstridge ナターシャ・ヘンストリッジ(Sil)
Michelle Williams ミシェル・ウィリアムズ(Young Sil)
***********************************************************************
◆この映画、これでもかっ!というほどTV放映されている。最近では、2005年
6月12日の日曜洋画劇場で見ることができた。いつ見ても好みのSFホラー。
この映画が何はさておきとっても怖いのは、エイリアンが「あなたの子供がほしい
の」と迫りくる求愛シーン。世の男性は震え上がったことだろう。
期待したラストはありがちでピンとこないが、次作への余韻を残して終わるオチが
用意されている。美しいナターシャ・ヘンストリッジは、 映画初出演であるが、見事
なプレイガール(エイリアン)ぶりを発揮している。
監督は「カクテル」「ゲッタウェイ」のロジャー・ドナルドソン。エイリアンデザインは、
あのギーガーで、シルが見る悪夢のシーン等は、彼のアトリエで撮影したとか。
B級映画と口を濁す者が多いが、私はあえてナターシャの美貌と漂うエロティズム
に芸術的な評価をする。しかし、スピーシーズ2・スピーシーズ3と次々続編を発表
するのは、いかがなものか?あのラストでは次作に期待はもてない。

スピードオススメ度:★★★☆☆

上映時間:115分*製作国:アメリカ*初公開年月:1994/12*ジャンル:パニック/アクション
*********************************************************************
スタッフ
監督: ヤン・デ・ボン Jan de Bont
製作: マーク・ゴードン Mark Gordon
製作総指揮: イアン・ブライス Ian Bryce
脚本: グレアム・ヨスト Graham Yost
撮影: アンジェイ・バートコウィアク Andrzej Bartkowiak
音楽: マーク・マンシーナ Mark Mancina
*********************************************************************
出演
キアヌ・リーヴス Keanu Reeves ジャック・トラヴェン
デニス・ホッパー Dennis Hopper ハワード・ペイン
サンドラ・ブロック Sandra Bullock アニー・ポーター
ジョー・モートン Joe Morton ハーブ・マクマホン
ジェフ・ダニエルズ Jeff Daniels ハロルド・テンプル
アラン・ラック Alan Ruck スティーヴンス
グレン・プラマー Glenn Plummer
リチャード・ラインバック Richard Lineback
***
******************************************************************
◆何度も観た映画の1つだが、2005年10月9日の日曜洋画劇場でも再度鑑賞。
最初に観た時は、それなりのインパクトがあった作品だが、2度目以降は辛い映画。
流れがわかっていても、何度も楽しめるパニック映画は多いが、この作品に限っては
1回限り!と断言できるほどの「スピード飽き」が襲うのだ。
エレベーターでのやりとりやバスのビデオトリック等、好きな場面はあるものの、内容が
ノンストップ・ジェットコースター・アクションのスピード押し切り型なので、先が読めると
途端にハラハラ感が疲労感となってしまう。何度観ても手に汗握りながら観られる人も
いるようなので、これはあくまでもアクション苦手な私の見解です。ご参考までに。
暴走バスから暴走地下鉄へと移行するわけだが、期待したラストがアレとは!!!
今時ありえない気がする。うっとり〜できるのは、キアヌ・リーヴスのFanだけではないの
か?と思ったりした。緊迫感がありながらも、くすっと笑えるコメディタッチな描き方に仕上
がったのは、デニス・ホッパーの技量が大きく影響していると言える。私の評としては、
オススメとは言えないが、万人に愛されている映画である為、1度は観ていただいて、
ドキドキハラハラなスリル感をしっかり味わっていただければと思う。

スネーク・アイズオススメ度:★★★★☆

上映時間:99分*製作国:アメリカ*初公開年月:1999/02*ジャンル:サスペンス
******************************************************************
スタッフ
監督: ブライアン・デ・パルマ Brian De Palma
製作: ブライアン・デ・パルマ Brian De Palma
原案: ブライアン・デ・パルマ Brian De Palma
デヴィッド・コープ David Koepp
脚本: デヴィッド・コープ David Koepp
撮影: スティーヴン・H・ブラム Stephen H. Burum
音楽: 坂本龍一 Sakamoto Ryuichi
******************************************************************
出演
Nicolas Cage ニコラス・ケイジ(Rick Santoro)
Gary Sinise ゲイリー・シニーズ(KevinDunne)
JohnHeard ジョン・ハード(Gilbert Powell)
Carla Gugino カーラ・グジーノ(Julia Costello)
Stan Shaw スタン・ショウ(LincolnTyler)
Kevin Dunn ケヴィン・ダン(Lou Logan)
Michael Rispoli (Jimmy George)
Joel Fabiani ジョエル・ファビアーニ(CharlesKirkland)
******************************************************************
◆この映画も頻繁にTVで放映されている。2005年9月30日の金曜ロードショー
でも再び見たのだが、何度見てもやっぱり面白い。サスペンスというジャンルだが
結構楽しめる作品だ。私は、ニコラス・ケイジの顔を見ると、いつも何やら物凄い
恐怖感を憶える。以前ドラキュラ系の映画を観たせいだろうか?定かではないが、
不思議な感覚なのだ。関係ない話をしたが、私にとっては、彼が出ているだけで
かなり怖いので、サスペンスにはピッタリの役者といえる。
冒頭の、13分間切り替え無しのワンシーン・ワンショット長回し移動撮影が流麗。
ハイテンションなニコラス・ケイジもナカナカ楽しめた。
最後までカメラがとらえる「目」に神経を研ぎ澄ませられ、さまざまな人物の「目」から
中継カメラ・監視カメラに至るまで目まぐるしく鮮明に何かを追うストーリーが視覚を
強烈に刺激する。
タイトルの「スネーク・アイズ」とは、ギャンブルで言うところの<親の勝ち、プレイヤー
の負け、一人勝ち>という意味があるらしく、この場合の一人勝ちは、あの人かな?
って興味本位に観ると、欲深で奥深な作品になるでしょう。
他にもお楽しみは色々用意されていて、エンドクレジット後の謎解きが非常に面白か
った。得した気分になれるエンディング後のお楽しみ。目を凝らして観るのが賢明だ。
サスペンスと呼ぶには多少語弊のある映画かもしれないが、エンターテイメント性十分
の気になる作品であることは間違いない。

S.W.A.T.オススメ度:★★★★☆

上映時間:111分*製作国:アメリカ*初公開年月:2003/9/27*ジャンル:犯罪/アクション
***********************************************************************
スタッフ
製作 ニール・H・モリッツ / ダン・ハルステッド / クリス・リー
監督 クラーク・ジョンソン
脚本 デビッド・エイヤー / デビッド・マッケンナ
原案 ロン・ミタ / ジム・マクレイン / ロバート・ハマー
撮影 ガブリエル・ベリスタイン
美術 メイン・バーク
音楽 エリオット・ゴールデンサル
衣装 クリストファー・ローレンス
特撮 レイ・マッキンタイアJr.
***********************************************************************
出演
サミュエル・エル・ジャクソン ・・・・・・・・・ (ホンド巡査部長)
コリン・ファレル  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (ジム・ストリート)
ミシェル・ロドリゲス  ・・・・・・・・・・・・・・・ (クリス・サンチェス)
LL・クール・J  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (ディーク)
ブライアン・ヴァン・ホルト ・・・・・・・・・・・・ (マイケル・ボクサー)
ジェレミー・レナー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (ギャンブル)
***********************************************************************
◆70年代のアメリカでの人気テレビシリーズ「特別狙撃隊S.W.A.T.」をベースに、
警察の特殊部隊S.W.A.T.(Special Weapons And Tactics)の活躍を描いたポリス・アク
ション・ムービー。これまで数多くのアクション映画に登場してきたSWATであるが、
本格的にその存在に対してスポットをあてた映画としてはおそらく初めてではないかと
推測される。もっとわかりづらいストーリーを想像していたのだが、観てみると爽快な程の
テンポと流れるようなストーリーに小気味良さを感じた。またドラマ絡みの音楽も躍動感
にあふれ、今作品の観やすさ・面白味に一役かっているような気がする。
適度な緊張感もあり、本来ありがちな本格的アクションムービーと銘打っている大作
映画よりは、個人的に好みであった。キャラクターやエピソード、はたまたS.W.A.T.につい
ても丁寧に描かれており、観る者を退屈させない魅力があった。ただCMで叫ばれていた
「街全体が敵にまわった」というふれこみには、いささか苦しさを感じるのだが、見事な
アクションシーンは、一見の価値ありというところ。

センター・オブ・ジ・アースオススメ度:★★★☆☆

上映時間92分・製作国アメリカ・初公開年月2008/10/25・ジャンルSF
********************************************************************************
スタッフ
監督:エリック・ブレヴィグ
脚本マイケル・ウェイス/ジェニファー・フラケット/マーク・レヴィン

********************************************************************************
出演
トレバー・アンダーソン:ブレンダン・フレイザー
ショーン・アンダーソン:ジョシュ・ハッチャーソン
ハンナ・アスゲリソン:アニタ・ブリエム
マックス・アンダーソン:ジャン・ミシェル・パレ
エリザベス・アンダーソン:ジェーン・ウィーラー
アラン・キツェンズ教授:セス・マイヤーズ
********************************************************************************
ジュール・ヴェルヌ原作の古典である冒険SFファンタジー小説「地底旅行」を完全映画化。
東京ディズニー・シーのアトラクションとしても有名であるが、こと映画化となると、どこかで観た
ような映像や展開のオンパレードで、目新しさは感じられない。新しい試みとしては、「タイタニック」
「アバター」のジェームズ・キャメロンも開発に参加したと言われる最新鋭の立体デジタル撮影装置
"フュージョン・カメラ・システム"を使用した初の長編大作として全編フルデジタル3D映像化を実現
したことだろう。また監督は、ハリウッド映画界で3D化の第1人者と囁かれるエリック・ブレヴィグ!
彼は、東京ディズニーランドの人気アトラクション「キャプテンEO」や「ミクロアドベンチャー!」も手
がけた実力者で、マイケル・ジャクソンも認めた人物との呼び声も高い監督なのである。これ以上
ないというほどの話題性をもった作品だが、チリの落盤事故の映像を見た後は決して鑑賞したくない
映画である。難しい芸術作品を鑑賞するというよりは、遊園地で遊ぶ感覚での鑑賞をオススメしたい。
過度な期待はせず、娯楽作品として純粋に楽しむ事ができれば地底探検もさほど悪いものではない。
地底の旅への出発準備は整いましたか?どうぞ後悔することのないよう心してお出掛け下さい♪

ソードフィッシュオススメ度:★★★☆☆

上映時間99 分・製作国アメリカ・初公開年月2001/11/03・ジャンルサスペンス/犯罪/アクション
***************************************************************************************
スタッフ
監督: ドミニク・セナ Dominic Sena
製作: ジョナサン・D・クレイン Jonathan D. Krane
ジョエル・シルヴァー Joel Silver
ポール・ウィンズ
共同製作: ダン・クラッチオロ Dan Cracchiolo
スキップ・ウッズ Skip Woods
製作総指揮: ブルース・バーマン Bruce Berman
ジム・ヴァン・ウィック Jim Van Wyck
脚本: スキップ・ウッズ Skip Woods
撮影: ポール・キャメロン Paul Cameron
音楽: クリストファー・ヤング Christopher Young
ポール・オーケンフォルド
特殊効果:ボイド・シャーミス

歌: マドンナ Madonna
***************************************************************************************
出演
ジョン・トラヴォルタ John Travolta ガブリエル

ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman スタンリー
ハル・ベリー Halle Berry ジンジャー
ドン・チードル Don Cheadle ロバーツ
ヴィニー・ジョーンズ Vinnie Jones マーコ
カムリン・グライムズ Camryn Grimes ホリー
サム・シェパード Sam Shepard ライズマン上院議員
ルドルフ・マーティン Rudolf Martin アクセル・トーパルズ
ザック・グルニエ Zach Grenier A・D・ジョイ
ドレア・ド・マッテオ Drea de Matteo
***************************************************************************************
◆最近映画館にはほとんど足を運ばず、TVで映画を堪能する日々。
この映画も例にもれず、2005年4月29日放送の金曜ロードショーにて
初観させてもらった。まず本作の見所は、冒頭の爆発シーンであろう。
『マトリックス』ばりのタイムスライスを爆破シーンに用い、映像的な見ごたえ
も十分。この映画はミスディレクション=誤誘導がキーワードとなっている。
単純にジンジャー役のハル・ベリーがボスの愛人?いやスタンリーを愛する
可愛い女?かと思ったら実は潜入捜査官?しかし、その実体は!!等という
単なる犯人探しで私達を翻弄するだけではなく、さまざまな視線で観客の目を
あざむく、トリックとばかしあいが有り得ない移動視覚で繰り広げられる。
そのことに最後まで気づかずにいた人は、まさに「ミスディレクション」=誤誘導
の罠に陥った1人なのかもしれない。
音楽は、アシッドハウスの生みの親、ポール・オーケンフィールド。エレクトロニカ
ブームを先導したDJで、U2やローリング・ストーンズ、スヌープ・ドッグ等のリミックス
も手がけている重鎮である。
色々書いてきたが、結局面白かったのか?どうなのか?という話しになれば、★は
3つ程度。私個人的には、テロだとかサスペンスだとかアクションだとか、あまり好み
ではないジャンルと融合して誤誘導が生じている為、益々感情移入し辛く単純に
愉しめる作品とは言えなかった。賛否両論であろうが、一度錯乱されてみるのも良いかと。