洋画ま行



マイケル・ジャクソン THIS IS ITオススメ度:★★★★☆】



上映時間:111分*製作国:アメリカ*初公開年月:2009/10/28/*ジャンル:ドキュメンタリー/ライブリハーサル
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スタッフ
監督:ケニー・オルテガ
製作ランディ・フィリップス
音楽マイケル・ビアーデン/マイケル・ジャクソン
撮影ケビン・メーザー
振り付けトラビス・ペイン

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出演
マイケル・ジャクソン
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◆この魂のこもった神聖なる映像を、★印で評価することなどできないが、純粋に作品として評価するならば
リハーサルはリハーサル・・・完成されたライブを観たかった・・・いや観てあげたかったという思いでいっぱいに
なる。そして、観終わっての感想は、まず「短すぎる・・・」だった。残されていた映像や上映時間の関係にもよると
は思うが、私もファンも大好きなあの歌は収録してほしかったところ。マイケルは、ファンの好きな曲をやる!と、
ラストライブへの意気込みを語っていた。その意志を引き継ぐならば、例えリハの映像がなくても、ラストライブ
でやろうとしていた全曲を、さわりだけでも、既出の映像やイメージ映像を使ってでも、流してほしかったというのが
ファンとしての正直な気持ちであるが、マイケルの映像を少しでも観たいと思っていた私達にとって、生前のリハ
ーサル映像が観られるという奇跡は、何にもかえがたい心の遺品であった。CGを駆使した圧倒的な映像・劇画
タッチの劇的な映像・練習に練習を重ねたダンサーたちのパーフェクトなパフォーマンス・細かいリズムを刻み、
絶妙なタイミングをはかり、繊細な音域にまで拘ったフレーズ・・・あげればキリがないほど完璧を求めたマイケル
の全身全霊・正真正銘のラストライブリハがここにある。そして何よりも、彼の素顔を感じられるやりとりや、私達に
向けて発信された貴重なメッセージを聞いていると、胸が締めつけられる。「怒ってないよ愛だよ」と人を気遣い、
でも妥協することはない。いいものを創る為に、自分の意見はハッキリと伝え理解し合おうする温かな姿勢。いつも
優しく自然を愛し、地球を愛し、人を愛したマイケル・ジャクソンの人生の縮図のようにも感じられる破格級の映画で
ある。スーパースター、マイケル・ジャクソンが、確かにそこに存在し、最後に本物のスターとなって空に帰ってしま
った。そんなおとぎ話のような伝説を創った彼の輝ける瞬間を、映画の中で共に体感し、感謝の気持ちを届けたい。

Mr.&Mrs.スミスオススメ度:★★★★☆

上映時間:120分*製作国:アメリカ*初公開年月:2005年12月3日*ジャンル:アクション/ラブロマンス
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スタッフ
監督:ダグ・リーマン
製作総指揮:エリック・フェイグ
製作:アーノン・ミルチャン/アキヴァ・ゴールズマン 他

脚本サイモン・キンバーグ

音楽ジョン・パウエル
撮影ボジャン・バゼリ
編集マイケル・トロニック
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出演
ジョン・スミス/ブラッド・ピット
ジェーン・スミス/アンジェリーナ・ジョリー
エディ/ヴィンス・ヴォーン
ベンジャミン・ダンズ(通称タンク)/アダム・ブロディ
ジャスミン/ケリー・ワシントン
マーティン/クリス・ワイツ
グウェン/ミシェル・モナハンファロン

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内容うんぬんよりも、創り方が面白い映画。カウンセリングをうける夫婦の映像から始まり、
ポイントポイントでカウンセリングシーンを挟み、ストーリー展開をガラッと変化させる意外性に不意
打ちされる。またこの夫婦のバックボーンが、ありえないくらいユニークで、期待感と孤独感が
交互に押し寄せてくる感じが何ともいえない。夫婦としても殺し屋としても、クスッと笑える空気を
漂わせながら、死闘を繰り広げる様は息をのむ映像となっており、最初はラブストーリー度の高い
作品かと思ったが、実際に強烈なインパクトを残したのは、破壊力抜群の見事なアクションシーン
だった。「死ぬまで愛す」という言葉がピッタリなエッセンスをもったサディスティックバイオレンス的
アクション部と、全てをひっくるめて互いに譲れない愛という感情部が競い合い、楽しくも臨場感
溢れるシーンの連続となっている。この映画の醍醐味は、そのあたりの危機感と安心感を同時に
味わえる事で、ラブコメディからラブサスペンスへ、そして本格スパイアクションからラブアクション
へと変化してゆくバランスのとれたアンバランスさにある。秘密を抱えた夫婦のミスティックな関係と
滑稽なやりとりをお楽しみいただければベスト!観終わった後も何気にハッピーになれる映画。

メン・イン・ブラックオススメ度:★★★☆☆

上映時間:97分*製作国:アメリカ*初公開年月:1997年*ジャンル: SFコメディ
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スタッフ
監督:バリー・ソネンフェルド
製作:ウォルター・F・パークス/ローリー・マクドナルド
原案:エド・ソロモン
撮影:ドン・ピーターマン
音楽ダニー・エルフマン
美術:ボー・ウェルチ
編集:ジム・ミラー
衣装(デザイン):メアリー・E・ヴォグト
EP:スティーヴン・スピルバーグ
字幕:戸田奈津子 トダナツコ
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出演
Tommy Lee Jones トミー・リー・ジョーンズ (K)
Will Smith ウィル・スミス (J)
Linda Fiorentino リンダ・フィオレンティーノ (Laurel)
Vincent D'Onofrio ヴィンセント・ドノフリオ (Edger)
Rip Torn リップ・トーン (Zed)
Tony Shalhoub トニー・シャローブ (Jeebes)
Siobhan Fallon シオバン・ファロン (Beatrice)
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一時期必死で観ていた「ビジター」に通じるテイストを感じられるエイリアンもの。人間社会
の中にエイリアンが何食わぬ顔をして潜んでる・・・とか・・・どこかに傷のある人は宇宙人に
何かを埋めこめられている・・・とか、UFOや宇宙人を目撃した者の口封じにやってくると言われ
ていた黒服を着た政府機関の人間・・・と、アメリカ発信の情報に右往左往していた私には
妙におどろおどろしい作品づくりを避け、未知のテーマを笑いとばす観せ方が面白かった。
監督は「アダムス・ファミリー」「ゲット・ショーティ」のバリー・ソネンフェルド。バカバカしくも
スピード感のあるコメディの快作を創り上げているが、ネバネバ系や虫系の気持ち悪さはある。
250カットものSFX技術を駆使した意気込みは買うが、SFX史に残すほどのエポックは持ち
合わせていない。KとJの背景にはあえて詳しく触れていない為、人物描写が希薄である。
など、秀逸とは言いがたい一面も垣間見える。それでもバカバカしさの中にある洒落た台詞や
UFOマニアを喜々とさせる演出は嬉しかった。賛否両論分かれる作品だろうが、ラストの
駄目押しは評価したい。猫もそうだが、その興味あるヒトヒネリにスリーポイント。

メン・イン・ブラック2オススメ度:★★☆☆☆


上映時間:88分*製作国:アメリカ*初公開年月:2002/07/06*ジャンル: SFコメディ
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スタッフ
監督:バリー・ソネンフェルド
製作:ローリー・マクドナルド/ウォルター・F・パークス/バリー・ソネンフェルド
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
原作:ローウェル・J・カニンガム
原案:ロバート・ゴードン
撮影:グレッグ・ガーディナー
音楽:ダニー・エルフマン
脚本
ローウェル・カニンガム(原作)/ロバート・ゴードン(原案・脚色)/バリー・ファナロ(脚色)
編集リチャード・ピアソン/スティーヴ・ワイスバーグ
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出演
トミー・リー・ジョーンズ:K/ケビン
ウィル・スミス:J
リップ・トーン:Z
ロザリオ・ドーソン:ローラ
パトリック・ウォーバートン:T
ララ・フリン・ボイル:サーリーナ
デヴィッド・クロス:ニュートン
ジョニー・ノックスビル:スクラッド/チャーリー
トニー・シャルーブ:ジーブス
マーサ・スチュワート
マイケル・ジャクソン(カメオ出演)
ピーター・グレイブス
パグ(声:ティム・ブラニー):F/フランク
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◆豪華なキャストでB級コメディを!というサブタイトルがピッタリな作品。1作でやめておけば
よかったものを全く同じテイストで2を作ったものだから、何だか悲しくなった。ノリで観られた
1作目と同じ感覚で・・・とはいかないのが人間。マイケル・ジャクソンのスリラー並のショート
ムービーとして観るなら最高なのだろうが、90分近く黙って観るには無理がある映画だ。ただ
映画としては短めである88分という時間内で収めたところは潔かったと称えたい。私の好きワ
ードである「マイケル・ジャクソン」「SF」「コメディ」「犬」「エイリアン」「ブラックユーモア」といった
魅力的で惹かれる部分もあるにはあるが、できれば記憶を抹消できるピカッとニューラライザー
を使い前作の記憶をなくしてから観た方が楽しめる映画かもしれない。