邦画
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母べえ 【オススメ度:★★★★★】

| 上映時間:132分*製作国:日本*初公開年月:2008/01/26*ジャンル:人間ドラマ **************************************************************************** スタッフ 監督:山田洋次 プロデューサー:深澤宏/矢島孝 原作:野上照代 『母べえ』(中央公論新社刊) 脚本:山田洋次/平松恵美子 撮影監督:長沼六男(JSC) 美術:出川三男 音楽:冨田勲 ソプラノ:佐藤しのぶ 照明:中須岳士(JSC) 編集:石井巌 録音:岸田和美 スチール:金田正 製作担当:相場貴和 ラインプロデューサー:斉藤朋彦 **************************************************************************** 出演 野上佳代(母べえ):吉永小百合 山崎徹(父べえの教え子):浅野忠信 野上久子(滋の妹):檀れい 野上初子(佳代の娘):志田未来 野上照美(佳代の娘):佐藤未来 小菅:笹野高史 隣組組長・福田:でんでん 福田健一:神戸浩 小宮山:近藤公園 渡辺夫人:茅島成美 藤岡久太郎:中村梅之助 島崎:松田洋治 交番の巡査:赤塚真人 杉本検事:吹越満 藤岡ふみ:左時枝 小林稔侍 二階堂肇:鈴木瑞穂 野上照美(大人):戸田恵子 野上初子(大人):倍賞千恵子(特別出演) 野村医師:大滝秀治 藤岡仙吉:笑福亭鶴瓶 野上滋(父べえ):坂東三津五郎 **************************************************************************** ◆原作は、野上照代さんの半自叙伝といってよい「父へのレクイエム」である。戦争や治安 維持法に対しての無常感を表現しながらも、決して「戦争反対!」「国民に自由を!」と声高 に叫んでいる作品ではない。あくまでも、どんな状況にあろうとも、人と人の絆は尊いもの・ 希望を失うことなかれ・・・と訴えかけている。戦争撲滅・言論の自由を描いてきた作品は沢山 あるだろうが、それを伝える為に暴力的な映像でショックを与える方法もあれば、逆に切々と 人間愛を描き、人々が幸せになれる方法を模索させる見せ方もあるだろう。この作品は、後者 であり、その健気さを見て人や時代を憎むのではなく罪を憎み許す気持ちが自然とあふれて くるような温かい映画となっている。どのキャストも作品同様とても感じが良い。若い頃は岩下 志麻さんが演じるような女性像に憧れていた私も、いい年になると吉永小百合さんが演じあげ るような女性に理想を抱くようになってくる。潔さやカッコイイ生き方にプラスされて平和や絆、 幸せでいること・幸せになることの大切さや必要性を教えてくれるアカデミー級の映画である♪ |
隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS 【オススメ度:★★★★☆】

| 上映時間:118分*製作国:日本*初公開年月:2008/05/10*ジャンル:時代劇 **************************************************************************** スタッフ 監督:樋口真嗣 脚色:中島かずき オリジナル脚本:菊島隆三/小国英雄/橋本忍/黒澤明 音楽:佐藤直紀 製作総指揮:市川南/奥田誠司 製作:富山省吾 撮影:江原祥二 編集:上野聡一 **************************************************************************** 出演 武蔵:松本潤 雪姫:長澤まさみ 真壁六郎太:阿部寛 鷹山刑部:椎名桔平 新八:宮川大輔 佐川出兵衛:甲本雅裕 本庄久之進:高嶋政宏 長倉和泉:國村隼 刑部付きの侍:KREVA みつ:黒瀬真奈美 バクチ打ち:生瀬勝久 人買い:古田新太 宿場襲撃隊・隊長:上川隆也 軍資金堀の侍:ピエール瀧 さよ(六郎太の妹):坂野友香 オープニングの語り:大塚明夫 **************************************************************************** ◆黒澤明監督1958年発の名作リメイク。先に映画化された織田裕二主演の「椿三十郎」が 原作に忠実に描けば、こちらは大幅にアレンジされたリメイク作に仕上げてきた。どちらにも それぞれの意図が伝わり、時代劇の素晴らしさを感じられる貢献っぷりであったが、両作品 共に言えることは、キャスティングの甘さ。現代劇とは違い、この異質の世界で演技するには かなりの演技力&対応力が必要となる。椿〜で織田裕二が完璧であったように、隠し砦〜で は、長澤まさみさん・阿部寛さん・脇をかためる豪華な役者陣の好演が光る中、致命的だっ たのが、主演の松本潤さん。現代劇で秀でた才能をみせる松本氏も、時代劇には対応しき れなかったようで、最後まで深い違和感が残った。重厚な作品を現代風味なアレンジでポッ プに仕上げたチャレンジ精神、個人的に嬉しいラブの要素、主役を食うほど芸達者な新八役 宮川大輔氏、ロミオとジュリエットのほのぼのバージョンのようなラスト、息もつかせぬハラハ ラドキドキの疾走感など、賞賛すべきところは山のようにある作品であっただけに、その1点 のみが小さくも大きな損失であったと感じる。特に演技になどにこだわらず、娯楽作品を素直 に純粋なる目線で楽しめる方なら満点評価で観られることだろう。時代劇と現代劇が見事に 融合した、若者に優しい「時代劇の手引き」となっている。 |
彼女が水着にきがえたら 【オススメ度:★★★★☆】

| 上映時間:103分*製作国:日本*初公開年月:1989/06/10*ジャンル:青春/ロマンス/ドラマ **************************************************************************** スタッフ 監督:馬場康夫 製作:三ツ井康/相賀昌宏 プロデューサー:河井真也/茂庭喜徳 エグゼクティブプロデューサー:村上光一/堀口壽一 原作:ホイチョイプロダクション 脚本:一色伸幸 撮影:長谷川元吉/ 中村宏治 (水中撮影) 美術:山口修 編集:冨田功 スタント:前田一龍 (ジェットスキースタント) 音楽:サザンオールスターズ 監督補:門奈克雄 **************************************************************************** 出演 原田知世 織田裕二 伊藤かずえ 竹内力 田中美佐子 谷啓 伊武雅刀 **************************************************************************** ◆トレンディ映画と言われ話題になったホイチョイムービー3部作の2作目。1作目の「私を スキーに連れてって」では、スキーブームに火をつけ、今作では、マリンスポーツの先駆けと して話題になった。3作目は個人的にあまり好みではないが、この1・2作は私のミーハー魂 を呼び覚まし、個人的にバブルな時代を感じさせる魅力的な映画となっている。が、織田裕二 談によると、マリングッズに釘付けで演技をしていないとのこと。それが逆に初々しさを感じさせ る結果となったのなら喜ばしいことだ。織田裕二よりも気になったのが、清純派の原田知世で ある。相変わらず彼女の爽やかな演技力は健在であるが、妙にスレた感じの髪型や水着に 違和感をおぼえる。少々勝気な役でもあるので、意図的になのかもしれないが、「彼女」が 原田知世であったことがラッキーとしか言いようがない。これが品のない女優であれば完全に アウトである。内容的には、宝さがしという夢をもった老若男女が共に真剣に遊ぶチョット笑える お話なのだが、雑なストーリーでありながらも楽しめるというのは、青春映画としての背景や キーワードがブレていないからであろう。笑えるシーンもしっかりと盛り込み、中でもタバコ嫌い の「彼女」が、タバコのニオイを嫌がるとわざとタバコをふかし始める面々がお茶目で笑える。 ただ、この映画で登場する魅力的なマリングッズが、一般ピープルには手の出ない高価な品で あった為、市民密着型の映画にまでは至らなかったのが残念。海にピッタリなサザンの歌が 要所要所で流れ、若者の心を鷲掴みにした映画として鮮明に記憶に残る作品である。 |
CASSHERN キャシャーン 【オススメ度:★★☆☆☆】

| 上映時間:141分*製作国:日本*初公開年月:2004/4/24*ジャンル:SF/アクション **************************************************************************** スタッフ 監督・撮影・編集:紀里谷和明 脚本:紀里谷和明、管正太郎、佐藤大 プロダクションデザイナー:林田裕至 衣装:北村道子 ヘア&メイクアップデザイン:稲垣亮弐 アートプロデュース:赤塚佳仁 バトルシーンコンテ:樋口真嗣 VFXスーパーバイザーズ:木村俊幸、野崎宏二 CGスーパーバイザー:庄野晴彦 CGIプロダクション:N-DESIGN アクションディレクター:諸鍛冶裕太 撮影:森下彰三 照明:渡部嘉 録音:矢野正人 音楽:鷲巣詩郎 プロデューサー:若林利明 プロデュース:宮島秀司、小澤俊晴 原作:「新造人間キャシャーン」竜の子プロダクション テーマソング:宇多田ヒカル **************************************************************************** 出演 【キャシャーン】 伊勢谷友介 【上月ルナ】 麻生久美子 【東博士】 寺尾 聰 【東ミドリ】 樋口可南子 【上月博士】 小日向文世 【アクボーン】 宮迫 博之 【サグレー】 佐田真由美 【バラシン】 要 潤 【内藤】 及川 光博 【坂本】 寺島 進 【上条将軍】 大滝 秀治 【老医師】 三橋 達也 【ブライ】 唐沢 寿明 **************************************************************************** ◆1973年にTV放送されたタツノコプロのアニメ「新造人間キャシャーン」の 実写映画化。 アニメの方を知らないので比較はできないが、伝えようとするメッセージが重過ぎて作品を 観る気力を失いそうになる映画。その上、舞台設定が説明不足で意味もよく理解できない。 確かに紀里谷氏のPV技術は素晴らしいと思う。奥様である宇多田さんの「traveling」など 大好きな作品は多い。だが、映画ではそのCG技術の素晴らしさが逆にアダとなってしまった。 如何せん、現代のゲーム画面を見ているような錯覚に陥り、現実味を喪失させてしまう上、 当然作品のテーマにも説得力や温か味がなく、無機質な空間を生み出してしまった。 キャストが豪華なだけに、とても残念な映画。監督・撮影・編集・脚本と、全てを自分の思いの ままやってしまおうという紀里谷氏の熱い気持ちは伝わるが、観る側に訴えかける方法が 少し間違っていたのかもしれない。デビルマン同様、まだまだ日本映画の実写は厳しい。 <2006.2.12.日曜洋画劇場にてTV放映> |
ゲゲゲの鬼太郎 【オススメ度:★★★★☆】

| 上映時間:103分*製作国:日本*初公開年月:2007/04/28*ジャンル:妖怪ホラー/アクション **************************************************************************** スタッフ 監督:本木克英 脚本:羽原大介 音楽:中野雄太・TUCKER ビューティー・ディレクター:柘植伊佐夫 アクションコーディネーター:諸鍛冶裕太 製作者:松本輝起/亀山千広 企画:北川淳一/清水賢治 エグゼクティブプロデューサー:榎望 プロデューサー:石塚慶生/上原寿一 アソシエイトプロデューサー:伊藤仁吾 撮影:佐々木原保志 照明:牛場賢二 美術:稲垣尚夫 録音:弦巻裕 編集:川瀬功 特殊メイク:江川悦子 助監督:井上昌典 **************************************************************************** 出演 鬼太郎:ウエンツ瑛士 三浦実花:井上真央 猫娘:田中麗奈 ねずみ男:大泉洋 砂かけ婆:室井滋 子泣き爺:間寛平 目玉おやじ:田の中勇(声の出演) 一反木綿:柳沢慎吾(声の出演) ぬりかべ:伊集院光(声の出演) 三浦晴彦:利重剛 三浦健太:内田流果 空狐:橋本さとし 田中正人:松沢一之 田中さち子:広岡由里子 田中愛:鈴木かすみ 珍宝堂名主:六平直政 管理人:芦屋小雁 井上刑事:谷口高史 前田刑事:猪野学 現場監督:日野陽仁 作業員:北島義明/湯川崇/大石昭弘 三浦実花・健太の母:川越美和 警官:土井よしお 看護婦:植松真美 主婦:藤みずき/中川絵美 若手の刑事:田村ツトム 亮:前田航基 勇:小山浩暉 男おばさん:笠井信輔 社長:鶴田忍 教師:モト冬樹 そば屋店主:竹中直人(特別出演) 気狐:仲野毅/中島宗博/山元隆弘/小倉敏博/塚田知紀 見上げ入道胴体:加藤重樹 飲んだくれの妖怪:藤田美歌子 無口な妖怪:康実紗 天狗ポリス:東田達夫 ろくろ首胴体:柴田洋子 妖怪バンド:高木壮太/飯島カズヒロ/前田マサト/山崎ごう 釣瓶火:軽部真一 ろくろ首:YOU 百々爺:神戸浩 貧乏神:藤井隆 天狗裁判官:竹嶋康成 見上げ入道:石原良純(声の出演) 傘化け:デーブ・スペクター(声の出演) ぬっぺふほふ:きたろう(声の出演) 化け草履:立川志の輔(声の出演) べとべとさん:石井一久(声の出演) 天狗ポリス:安田顕(声の出演) 天狐:小雪 大天狗裁判長:中村獅童(特別出演) モノワスレ:谷啓(特別出演) 輪入道:西田敏行 **************************************************************************** ◆誰もが知るところの水木しげる原作の名作妖怪コミック「ゲゲゲの鬼太郎」の実写映画化。 良くも悪くも思い切ったことをしてくれたと思う。そして、良くも悪くもキャスト頼みの映画である といえる。まず私的に違和感を感じたのが、鬼太郎役のウエンツ瑛士さん。千年呪い歌では、 相当頑張って下さっていたので、違和感は半減していたが、銀髪にまず驚く。原作のイメージ とは全くの別物にしてしまうという手法もあると思うのだが、その割に他のキャストはピタリとハ マっている。他がハマりすぎているだけに、ことのほか主役が浮き気味。最低限、鬼太郎を演じ る役者さんには、どこか謎めいた雰囲気があり、無口な人であってほしかった。ウエンツさんと 言えば、お笑い番組などにも出演されているお喋り上手な快活な好青年という印象がある。 いくら懸命に鬼太郎を演じて下さっているとはいえ、私の中の先入観として、どうしてもそのイメ ージが払拭できず、どこかお芝居を観ている気分になってしまう点が残念だった。しかし他のキ ャストが信じられないくらいに素晴らしい。猫娘役の田中麗奈さん& ねずみ男役の大泉洋さん に関しては、全く文句のつけようがない。猫娘役の田中麗奈さんの衣装がかなり思い切ったコス チュームでありながら、全くイヤラしさを感じさせない。それでいて、しなやかで可愛らしく、猫娘 役のために生まれてきたような全ての容姿と演技が最強。次にいい味を出していたのが、ネズミ 男役の大泉洋さん。風貌もさることながら、大泉さんが放つウサンくさいオトボケオーラが主役を 食いまくっている。他にも、砂かけ婆役の演技派女優・室井滋さんや、色気満点のろくろ首役・ YOUさんといった甲乙付け難い最強キャラが目白押し。ストーリーがどうのこうのより、水木ワー ルドを実写で体験したい方々に大いに楽しんでもらいたい作品。 |
ゲゲゲの鬼太郎〜千年呪い歌〜 【オススメ度:★★★☆☆】

| 上映時間:115分*製作国:日本*初公開年月:2008/07/12*ジャンル:妖怪ホラー/アクション **************************************************************************** スタッフ 監督:本木克英 脚本:沢村光彦 撮影:金子正人 照明:金沢正夫 美術監督:稲垣尚夫 音楽:高梨康治 録音:岸田和美 編集:川瀬功 **************************************************************************** 出演 鬼太郎:ウエンツ瑛士 比良本楓:北乃きい 猫娘:田中麗奈 ねずみ男:大泉洋 砂かけ婆:室井滋 子泣き爺:間寛平 目玉おやじ:田の中勇(声の出演) 一反木綿:柳沢慎吾(声の出演) ぬりかべ:伊集院光(声の出演) 友子:岡本玲 エリ:夏生さち マーチングバンド部の部長:山下結穂 漁師:田村泰二郎/有福正志/小豆畑雅一 雨の中の女性:稲葉さゆり 三つ木霊:(長女・ハルカ)向井地美音/(次女・ヒビキ)佐々木麻緒/(末っ子・ワタル)荒木博斗 赤子鬼太郎:秦来陽 濡れ女の子供:友安一翔 釣瓶火:軽部真一 枕返し:中野美奈子 鬼道衆頭目:京極夏彦 長老:梅津栄 閻魔大王:津嘉山正種(声の主演) 琵琶牧々:河本準一(次長課長) 竹切り狸の夫婦:ブラザートム/星野亜希 さとり:上地雄輔 文車妖妃:中川翔子(友情出演) 夜叉:ソ・ジソブ 蛇骨婆:佐野史郎 井戸仙人:笹野高史 海人:萩原聖人 濡れ女(なみ):寺島しのぶ ぬらりひょん:緒形拳 **************************************************************************** ◆実写映画「ゲゲゲの鬼太郎」の続編。主要キャラのキャストは変わっていないし、ウエンツさん の演技が格段にパワーアップしているのだが、何故か1よりクオリティが落ちているように感じられ るのが残念。多分、内容的には同等なのだと思われるが、続編は1よりも格段に高いところを目指 さなければ駄作にしかならないという典型だろう。個人的には、サブタイトルが好みだったせいもあ り、必要以上に期待してしまい足下をすくわれたと言った方が正しいかもしれない。脚本が好みで はなかったが、「大妖怪ぬらりひょん」役で緒形拳さんが出演されていたことが嬉しい1本でもある。 大御所でありながら、こういった娯楽作品にも堂々と出演されるフットワークの軽さは、尊敬に値する。 人柄が良いにも関わらず、イイ人から悪役まで全くイメージを壊すことなく演じられる貴重で希少な 役者さんだと思っていたので、この度の訃報は心残りで仕方がないが、緒形氏が最後の映画として 選んだのが、この「ゲゲゲの鬼太郎」であったのだとしたら、その素晴らしい人間性にも拍手をおくり たい気持ちになる。どんなベテランになっても、おごらず、純粋な心で、常に新しいものを求めて挑戦 する姿勢。それでいてしっかりとした威厳のある役者さんであったところが理想的。素晴らしい大先輩 の偉業に敬意を表しながら、今後の日本映画界の躍進に期待したいと思えた映画でもあった。 |
県庁の星 【オススメ度:★★★★★】

| 上映時間:132分*製作国:日本*初公開年月:2006/2/25*ジャンル:ドラマ **************************************************************************** スタッフ 監督:西谷弘 原作:桂望実(「県庁の星」小学館刊) 脚本:佐藤信介 音楽:松谷卓 企画:永田洋子 製作:島谷能成/亀山千広/永田芳男/安永義郎/細野義朗/亀井修 エグゼクティブ・プロデューサー:石原隆/中山和記 プロデューサー:春名慶/市川南/白井裕嗣/岩田祐二 撮影:山本英夫 美術:瀬下幸治 照明:田部谷正俊 録音:武進 編集:山本正明 **************************************************************************** 出演 織田裕二 柴咲コウ 石坂浩二 酒井和歌子 佐々木蔵之介 和田聰宏 紺野まひる 井川比佐志 奥貫薫 益岡徹 矢島健一 山口紗弥加 ベンガル **************************************************************************** ◆やはり「織田裕二」は、期待を裏切らなかった!そんなキャッチコピーにしていただきたい ような映画。いつもの映画のように内容をバンバン公開しなかったところが「吉」と出た。 奇抜な演出があるわけでもなく、ストーリーが特別なものというわけでもなく、展開が読めず ハラハラするわけでも、狙ったシーンを用意しているわけでもないのだが、この感動は何? 黒・白・グレイ3色のハンカチを用意し、演じるシーンの精神状態に合った色のハンカチを ポケットに忍ばせて撮影に臨んだ(バリバリのエリートを演じるときは ”黒” 人間らしさを 取り戻したときは ”白”その中間で揺れ動いているシーンは ”グレイ”)という織田さん自身 の精神状態も尋常ではないほどの過酷な現場であったようだが、その中で野村聡をあれだけ 熱演できた彼に、今作に限っては演じたという言葉は失礼な気がするほどである。 泣かせようとする意図が働いているわけでもないのに、自然と涙があふれてくる・・・そんな 映画を観たのは「県庁の星」が初めてである。監督は、「白い巨塔」などの大ヒットドラマを 手掛けてきた西谷弘。この「県庁の星」が映画デビューとなるとは驚きの、鬼監督だ。 号泣ではなく、爆笑ではなく、じわっと涙があふれる・・・クスッと笑わせてくれる・・・そんな ハートフルな作品。善意に甘えていませんか?・・・今のあなたは間違っていませんか?・・・ 愛すべき人は貴方のことを見ていてくれていますか?・・・守るべきものはありますか?・・・ あなたの誇りって何ですか?・・・挫折して強くなって優しくなって大きくなって・・・人の気持ち を考えられる人になれたら・・・。沢山の言霊が頭の中をかけめぐり、静かなラストは、私達を 晴々とした気持ちにさせてくれる。シンプル・イズ・ベスト!大好きな映画で、県庁さんに5つ★ <・・・・・・・・・・2007.6.9 「土曜プレミアムステージ」にて、地上波初登場・・・・・・・・・・> |
交渉人 真下正義 【オススメ度:★★★☆☆】

| 上映時間:127分*製作国:日本*初公開年月:2005*ジャンル:サスペンス/ドラマ **************************************************************************** スタッフ 製作:亀山千広 監督:本広克行 原案:君塚良一 脚本:十川誠志 音楽:松本晃彦 プロデューサー:臼井裕詞、堀部徹、安藤親広 アソシエイトプロデューサー:小出真佐樹 ラインプロデューサー:石田和義、村上公一、古郡真也、羽田文彦 撮影:佐光朗 照明:加瀬弘行 録音:芦原邦雄 美術:相馬直樹 装飾:田中宏 編集:田口拓也 VFXプロデューサー:浅野秀二 VFXディレクター:山本雅之 助監督:波多野貴文 制作担当:片岡俊哉 スクリプター:山内薫 **************************************************************************** 出演 ユースケ・サンタマリア 寺島進 小泉孝太郎 高杉亘 松重豊 甲本雅裕 遠山俊也 柳葉敏郎 水野美紀 八千草薫(特別出演) 西村雅彦 石井正則(アリtoキリギリス) 金田龍之介 國村隼 **************************************************************************** ◆踊る大捜査線のスピンオフ映画第1弾。織田裕二が続編への出演を拒み続けている中、 時間カセギの為に続々とおくりこまれた作品とも言われている。という事で当然青島はいない。 ネゴシエイターである真下正義にスポットをあてた踊る大捜査線である。 あまり期待しないで見たのだが、これを映画にする意味はあったのか?という疑問は増すばかり。 番外編としてのTV放送で十分だったのでは?よくできた映画であるとは思うが、踊る大捜査線 という看板を輝かせたとは正直言い難い。できれば、脇役にスポットをあてた番外編を何本か 制作し幕を下ろしていただきたい。交渉人・・・というタイトルだが、ネゴシエイター的交渉術とは あの程度なのか?見切り発車だったのかもしれないが、もう少し練っていただきたかった。 その中で光っていたのが、木島丈一郎役の寺島進氏。いい加減青島に執着するのはやめて 彼を主役に踊るシリーズを確立できないものか?知名度的に無理か・・・。 丁度、福知山線脱線事故とのニアミス上映。気持ちよく観られたものではないだろう。 内容共々かなり大脱線気味だが、ラストのコントを除いては、真下さんの男前度が上がっている。 <2006.10.14.土曜プレミアムステージにてTV放映> |