2-75.(信仰する人びとよ)あなたがたは、かれら(ユダヤ人)があなたがたを信じることを望めようか。かれらの中の一団は、アッラーの御言葉を聞き、それを理解した後で故意にそれを書き変える。
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أَفَتَطْمَعُونَ أَن يُؤْمِنُواْ
لَكُمْ وَقَدْ كَانَ فَرِيقٌ مِّنْهُمْ يَسْمَعُونَ كَلاَمَ اللّهِ ثُمَّ يُحَرِّفُونَهُ
مِن بَعْدِ مَا عَقَلُوهُ وَهُمْ يَعْلَمُونَ 75
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2-76.そしてかれらは、信者たちに会うと、「わたしたちは信じる。」と言う。だがお互いだけで会うと、かれらは言う。「アッラーがあなたがたに解明されたものを、態々かれら(ムスリム)に知らせてやり、主の御前で、かれらがそれに就いてあなたがたを説き伏せる(余地を)与えるのか。」あなたがたは(かれらの狙いが)分からないのか。
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وَإِذَا لَقُواْ الَّذِينَ آمَنُواْ
قَالُواْ آمَنَّا وَإِذَا خَلاَ بَعْضُهُمْ إِلَىَ بَعْضٍ قَالُواْ أَتُحَدِّثُونَهُم
بِمَا فَتَحَ اللّهُ عَلَيْكُمْ لِيُحَآجُّوكُم بِهِ عِندَ رَبِّكُمْ أَفَلاَ تَعْقِلُونَ
76
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2-77.かれらは知らないのであろうか。アッラーはかれらの隠すことも、現わすことも知り尽くされることを。
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أَوَلاَ يَعْلَمُونَ أَنَّ اللّهَ
يَعْلَمُ مَا يُسِرُّونَ وَمَا يُعْلِنُونَ 77
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2-78.またかれらの中には、啓典を知らない文盲がいる、かれらは只(虚しい)願望を持ち、勝手に臆測するだけである。
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وَمِنْهُمْ أُمِّيُّونَ لاَ
يَعْلَمُونَ الْكِتَابَ إِلاَّ أَمَانِيَّ وَإِنْ هُمْ إِلاَّ يَظُنُّونَ 78
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2-79.災いあれ、自分の手で啓典を書き、僅かな代償を得るために、「これはアッラーから下ったものだ。」と言う者に。かれらに災いあれ、その手が記したもののために。かれらに災いあれ、それによって利益を得たために。
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فَوَيْلٌ لِّلَّذِينَ يَكْتُبُونَ
الْكِتَابَ بِأَيْدِيهِمْ ثُمَّ يَقُولُونَ هَـذَا مِنْ عِندِ اللّهِ لِيَشْتَرُواْ
بِهِ ثَمَناً قَلِيلاً فَوَيْلٌ لَّهُم مِّمَّا كَتَبَتْ أَيْدِيهِمْ وَوَيْلٌ لَّهُمْ
مِّمَّا يَكْسِبُونَ 79
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2-80.そしてかれらは、「業火がわたしたちに触れるのは、何日かの間に過ぎないであろう。」と言う。言ってやるがいい。「あなたがたは、アッラーと約束を結んだと言うのか。それならアッラーは決して破約されないであろう。それともあなたがたは、アッラーに就いて知りもしないことをロにしようとするのか。」
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وَقَالُواْ لَن تَمَسَّنَا النَّارُ
إِلاَّ أَيَّاماً مَّعْدُودَةً قُلْ أَتَّخَذْتُمْ عِندَ اللّهِ عَهْدًا فَلَن يُخْلِفَ
اللّهُ عَهْدَهُ أَمْ تَقُولُونَ عَلَى اللّهِ مَا لاَ تَعْلَمُونَ 80
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2-81.いや悪い行いを重ね、自分の罪で身動きが出来なくなるような者は皆、業火の住人である。その中に永遠に住むのである。
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بَلَى مَن كَسَبَ سَيِّئَةً
وَأَحَاطَتْ بِهِ خَطِيـئَتُهُ فَأُوْلَـئِكَ أَصْحَابُ النَّارِ هُمْ فِيهَا خَالِدُونَ
81
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2-82.だが信仰して善行に勤しむ者は楽園の住人である。その中に永遠に住むのである。
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وَالَّذِينَ آمَنُواْ وَعَمِلُواْ
الصَّالِحَاتِ أُولَـئِكَ أَصْحَابُ الْجَنَّةِ هُمْ فِيهَا خَالِدُونَ 82
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2-83.われがイスラエルの子孫と、約束を結んだ時のことを思い起せ。(その時われは言った。)「あなたがたはアッラーの外に、何ものも崇めてはならない。父母に孝養をつくし、近親、孤児、貧者を親切に扱い、人びとに善い言葉で話し、礼拝の務めを守り、定めの喜捨をしなさい。」だが、あなたがたの中少数の者を除き、背き去った。
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وَإِذْ أَخَذْنَا مِيثَاقَ بَنِي
إِسْرَائِيلَ لاَ تَعْبُدُونَ إِلاَّ اللّهَ وَبِالْوَالِدَيْنِ إِحْسَاناً وَذِي
الْقُرْبَى وَالْيَتَامَى وَالْمَسَاكِينِ وَقُولُواْ لِلنَّاسِ حُسْناً وَأَقِيمُواْ
الصَّلاَةَ وَآتُواْ الزَّكَاةَ ثُمَّ تَوَلَّيْتُمْ إِلاَّ قَلِيلاً مِّنكُمْ وَأَنتُم
مِّعْرِضُونَ 83
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2-84.またわれが、あなたがたと約束を結んだ時のことを思い起せ。「あなたがたは仲間で血を流してはならない。またあなたがたの同胞を生れた土地から追い出してはならない。」そこであなたがたは、これを厳粛に承認し、自ら証言したのである。
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وَإِذْ أَخَذْنَا مِيثَاقَكُمْ
لاَ تَسْفِكُونَ دِمَاءكُمْ وَلاَ تُخْرِجُونَ أَنفُسَكُم مِّن دِيَارِكُمْ ثُمَّ
أَقْرَرْتُمْ وَأَنتُمْ تَشْهَدُونَ 84
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2-85.それにも拘らず、その後互いに殺し合ったのはあなたがたであり、また一部の者を生れた土地から追い出し、罪と憎しみとをもって対立し(敵に)味方した。またかれらが捕虜となった時、身代金を取っている。かれらを追放したこと(自体)が、違法であるのに。あなたがたは啓典の一部分を信じて、一部分を拒否するのか。凡そあなたがたの中こんなことをする者の報いは、現世における屈辱でなくてなんであろう。また審判の日には、最も重い懲罰に処せられよう。アッラーはあなたがたの行うことを見逃されない。
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ثُمَّ أَنتُمْ هَـؤُلاء تَقْتُلُونَ
أَنفُسَكُمْ وَتُخْرِجُونَ فَرِيقاً مِّنكُم مِّن دِيَارِهِمْ تَظَاهَرُونَ عَلَيْهِم
بِالإِثْمِ وَالْعُدْوَانِ وَإِن يَأتُوكُمْ أُسَارَى تُفَادُوهُمْ وَهُوَ مُحَرَّمٌ
عَلَيْكُمْ إِخْرَاجُهُمْ أَفَتُؤْمِنُونَ بِبَعْضِ الْكِتَابِ وَتَكْفُرُونَ بِبَعْضٍ
فَمَا جَزَاء مَن يَفْعَلُ ذَلِكَ مِنكُمْ إِلاَّ خِزْيٌ فِي الْحَيَاةِ الدُّنْيَا
وَيَوْمَ الْقِيَامَةِ يُرَدُّونَ إِلَى أَشَدِّ الْعَذَابِ وَمَا اللّهُ بِغَافِلٍ
عَمَّا تَعْمَلُونَ 85
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2-86.これらの人びとは、来世の代りに、現世の生活を購った者である。結局かれらの懲罰は軽減されず、また助けも得られないであろう。
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أُولَـئِكَ الَّذِينَ اشْتَرَوُاْ
الْحَيَاةَ الدُّنْيَا بِالآَخِرَةِ فَلاَ يُخَفَّفُ عَنْهُمُ الْعَذَابُ وَلاَ هُمْ
يُنصَرُونَ 86
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2-87.こうしてわれはムーサーに啓典を授け、使徒たちにその後を継がせた、またわれはマルヤムの子イーサーに、明証を授け、更に聖霊でかれを強めた。それなのにあなたがた(ユダヤ人たち)は、使徒が自分たちの心にそわないものを齎す度に、傲慢になった。ある者を虚言者呼ばわりし、またある者を殺害した。
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وَلَقَدْ آتَيْنَا مُوسَى الْكِتَابَ
وَقَفَّيْنَا مِن بَعْدِهِ بِالرُّسُلِ وَآتَيْنَا عِيسَى ابْنَ مَرْيَمَ الْبَيِّنَاتِ
وَأَيَّدْنَاهُ بِرُوحِ الْقُدُسِ أَفَكُلَّمَا جَاءكُمْ رَسُولٌ بِمَا لاَ تَهْوَى
أَنفُسُكُمُ اسْتَكْبَرْتُمْ فَفَرِيقاً كَذَّبْتُمْ وَفَرِيقاً تَقْتُلُونَ 87
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2-88.かれらは「わたしたちの心は覆われている」と言う。そうではない、アッラーはかれらをその冒涜のために見限られたのである。したがって信仰に入る者は極く希である。
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وَقَالُواْ قُلُوبُنَا غُلْفٌ
بَل لَّعَنَهُمُ اللَّه بِكُفْرِهِمْ فَقَلِيلاً مَّا يُؤْمِنُونَ 88
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2-89.(今)アッラーの御許から啓典(クルアーン)が下されて、かれらが所持していたものを更に確認出来るようになったが、――以前から不信心の者に対し勝利を御授け下さいと願っていたにも拘らず――心に思っていたものが実際に下ると、かれらはその信仰を拒否する。アッラーの譴責は必ず不信心者の上に下るであろう。
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وَلَمَّا جَاءهُمْ كِتَابٌ مِّنْ
عِندِ اللّهِ مُصَدِّقٌ لِّمَا مَعَهُمْ وَكَانُواْ مِن قَبْلُ يَسْتَفْتِحُونَ عَلَى
الَّذِينَ كَفَرُواْ فَلَمَّا جَاءهُم مَّا عَرَفُواْ كَفَرُواْ بِهِ فَلَعْنَةُ
اللَّه عَلَى الْكَافِرِينَ 89
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2-90.災いは、かれらが自分の魂を売ったことにある。かれらがアッラーの下された啓典を信じないのは、アッラーがよいとされたしもベ(ムハンマド)に、下された恩恵を嫉むためである。それでかれらは、かれの怒りの上に怒りを招いた。不信心者は恥ずべき懲罰を受けるであろう。
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بِئْسَمَا اشْتَرَوْاْ بِهِ
أَنفُسَهُمْ أَن يَكْفُرُواْ بِمَا أنَزَلَ اللّهُ بَغْياً أَن يُنَزِّلُ اللّهُ
مِن فَضْلِهِ عَلَى مَن يَشَاء مِنْ عِبَادِهِ فَبَآؤُواْ بِغَضَبٍ عَلَى غَضَبٍ
وَلِلْكَافِرِينَ عَذَابٌ مُّهِينٌ 90
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2-91.かれらに向かって、「あなたがたは、アッラーが下されたものを信じなさい。」と言われると、かれらは、「わたしたち(ユダヤ人)は、わたしたちに下されたものを信じる。」と言う。それ以外のものは、仮令かれらが所持するものを確証する真理でさえも信じない。言ってやるがいい。「あなたがたがもし信者ならば、何故以前アッラーの預言者たちを殺害したのか。」
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وَإِذَا قِيلَ لَهُمْ آمِنُواْ
بِمَا أَنزَلَ اللّهُ قَالُواْ نُؤْمِنُ بِمَا أُنزِلَ عَلَيْنَا وَيَكْفُرونَ بِمَا
وَرَاءهُ وَهُوَ الْحَقُّ مُصَدِّقاً لِّمَا مَعَهُمْ قُلْ فَلِمَ تَقْتُلُونَ أَنبِيَاء
اللّهِ مِن قَبْلُ إِن كُنتُم مُّؤْمِنِينَ 91
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2-92.本当にムーサーは、明証をもってあなたがたの許にやって来た。ところがあなたがたは、かれのいない時仔牛を神として拝み、不義の徒となったのである。
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وَلَقَدْ جَاءكُم مُّوسَى بِالْبَيِّنَاتِ
ثُمَّ اتَّخَذْتُمُ الْعِجْلَ مِن بَعْدِهِ وَأَنتُمْ ظَالِمُونَ 92
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2-93.またわれが、あなたがたの上に(シナイ)山を持ち上げて、契約を結んだ時のことを思い起せ。「われがあなたがたに下したものをしっかり受け取り、また(われの律法を)聞きなさい。」かれらは(答えて)「わたしたちは聞く、だが従わない。」と言った。この拒否のため、かれらは、仔牛(に対する信仰)を心の中に飲み込んでしまった。言ってやるがいい。「もしあなたがたに信仰があるのなら、あなたがたの信仰の命じることこそ憎むべきである。」
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وَإِذْ أَخَذْنَا مِيثَاقَكُمْ
وَرَفَعْنَا فَوْقَكُمُ الطُّورَ خُذُواْ مَا آتَيْنَاكُم بِقُوَّةٍ وَاسْمَعُواْ
قَالُواْ سَمِعْنَا وَعَصَيْنَا وَأُشْرِبُواْ فِي قُلُوبِهِمُ الْعِجْلَ بِكُفْرِهِمْ
قُلْ بِئْسَمَا يَأْمُرُكُمْ بِهِ إِيمَانُكُمْ إِن كُنتُمْ مُّؤْمِنِينَ 93
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2-94.言ってやるがいい。「もしアッラーの御許の、来世における住まいが、あなたがた(ユダヤ人)だけの特別あつらえで、外の人びとは入れないものであり、あなたがたが正しいというならば、素直に死を願い出よ。」
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قُلْ إِن كَانَتْ لَكُمُ الدَّارُ
الآَخِرَةُ عِندَ اللّهِ خَالِصَةً مِّن دُونِ النَّاسِ فَتَمَنَّوُاْ الْمَوْتَ
إِن كُنتُمْ صَادِقِينَ 94
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2-95.だがかれらは、その手が予め犯した(罪の)ために、決して死を望まないであろう。アッラーは、不義を行う者を熟知される。
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وَلَن يَتَمَنَّوْهُ أَبَدًا
بِمَا قَدَّمَتْ أَيْدِيهِمْ وَاللّهُ عَلِيمٌ بِالظَّالِمينَ 95
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2-96.かれらこそ生に最も執着する連中であることを、あなたは知るであろう。多神教徒はそれぞれ千年の寿命を望んでいる。だが仮令生き長らえても、その懲罰からは免れないであろう。アッラーはかれらの行いを凡て御存知であられる。
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وَلَتَجِدَنَّهُمْ أَحْرَصَ
النَّاسِ عَلَى حَيَاةٍ وَمِنَ الَّذِينَ أَشْرَكُواْ يَوَدُّ أَحَدُهُمْ لَوْ يُعَمَّرُ
أَلْفَ سَنَةٍ وَمَا هُوَ بِمُزَحْزِحِهِ مِنَ الْعَذَابِ أَن يُعَمَّرَ وَاللّهُ
بَصِيرٌ بِمَا يَعْمَلُونَ 96
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2-97.言ってやるがいい(ムハンマドよ)。「ジブリールに敵対するのは、誰であるのか。本当にかれこそは、アッラーの御許しにより、先にあるものを確証し、また信者への導き、吉報として、あなたの心に(主の啓示を)下す者である。
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قُلْ مَن كَانَ عَدُوًّا لِّجِبْرِيلَ
فَإِنَّهُ نَزَّلَهُ عَلَى قَلْبِكَ بِإِذْنِ اللّهِ مُصَدِّقاً لِّمَا بَيْنَ يَدَيْهِ
وَهُدًى وَبُشْرَى لِلْمُؤْمِنِينَ 97
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2-98.アッラーとその諸々の天使、使徒およびジブリールとミーカールに敵対する者は、誰であるのか。本当にアッラーこそ不信心者にとっては敵である。」
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مَن كَانَ عَدُوًّا لِّلّهِ
وَمَلآئِكَتِهِ وَرُسُلِهِ وَجِبْرِيلَ وَمِيكَالَ فَإِنَّ اللّهَ عَدُوٌّ لِّلْكَافِرِينَ
98
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2-99.われは、明白な印をあなたに下した。性根の曲がった者の外は、誰もこれを拒否しないであろう。
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وَلَقَدْ أَنزَلْنَا إِلَيْكَ
آيَاتٍ بَيِّنَاتٍ وَمَا يَكْفُرُ بِهَا إِلاَّ الْفَاسِقُونَ 99
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2-100.かれら(ユダヤ人)は約束を結ぶ度に、その中の一派の者が、それを放棄する。いや、かれらの多くは(元来)信じないのである。
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أَوَكُلَّمَا عَاهَدُواْ عَهْداً
نَّبَذَهُ فَرِيقٌ مِّنْهُم بَلْ أَكْثَرُهُمْ لاَ يُؤْمِنُونَ 100
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2-101.使徒がアッラーの御許からやって来て、かれらの所持するものを確証すると、啓典の民の中の一派は、アッラーの啓典をまるで知らなかったかのように、背後に捨てた。
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وَلَمَّا جَاءهُمْ رَسُولٌ مِّنْ
عِندِ اللّهِ مُصَدِّقٌ لِّمَا مَعَهُمْ نَبَذَ فَرِيقٌ مِّنَ الَّذِينَ أُوتُواْ
الْكِتَابَ كِتَابَ اللّهِ وَرَاء ظُهُورِهِمْ كَأَنَّهُمْ لاَ يَعْلَمُونَ 101
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2-102.そしてかれらは、悪魔たちがスライマーンの王権に就いて、(偽って)述べることに従った。スライマーンは不信心ではなかった。しかし悪魔たちは不信心だったので人びとに妖術を教え、またバービル(バビロン)でハールートとマールートの両天使に授けられたものを教えた。だが両天使は、こう告げた後でなければ、誰にも教えなかった。「わたしたちは試みるだけだ。それで不信心になってはならない。」かれら(人びと)は両者から、夫と妻の間を引き離す術を学んだ。だがかれら(悪魔)とて、アッラーの御許しがない限り、それで誰も害することは出来なかった。しかし人びとは、自分に害になる、益のないことを学んだ。(この術を)購った者は、来世において何の福分にも与れないことを知りながら。ああ、何とつまらないもののために、かれらは魂を売ってしまったのか。かれらにそれが分っていたらよかったのに。
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وَاتَّبَعُواْ مَا تَتْلُواْ
الشَّيَاطِينُ عَلَى مُلْكِ سُلَيْمَانَ وَمَا كَفَرَ سُلَيْمَانُ وَلَـكِنَّ الشَّيْاطِينَ
كَفَرُواْ يُعَلِّمُونَ النَّاسَ السِّحْرَ وَمَا أُنزِلَ عَلَى الْمَلَكَيْنِ بِبَابِلَ
هَارُوتَ وَمَارُوتَ وَمَا يُعَلِّمَانِ مِنْ أَحَدٍ حَتَّى يَقُولاَ إِنَّمَا نَحْنُ
فِتْنَةٌ فَلاَ تَكْفُرْ فَيَتَعَلَّمُونَ مِنْهُمَا مَا يُفَرِّقُونَ بِهِ بَيْنَ
الْمَرْءِ وَزَوْجِهِ وَمَا هُم بِضَآرِّينَ بِهِ مِنْ أَحَدٍ إِلاَّ بِإِذْنِ اللّهِ
وَيَتَعَلَّمُونَ مَا يَضُرُّهُمْ وَلاَ يَنفَعُهُمْ وَلَقَدْ عَلِمُواْ لَمَنِ اشْتَرَاهُ
مَا لَهُ فِي الآخِرَةِ مِنْ خَلاَقٍ وَلَبِئْسَ مَا شَرَوْاْ بِهِ أَنفُسَهُمْ لَوْ
كَانُواْ يَعْلَمُونَ 102
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2-103.かれらがもし信仰して、(悪魔から)その身を守ったならば、アッラーの御許から、きっと良い報奨を得たであろう。かれらにそれが分っていたらよかったのに。
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وَلَوْ أَنَّهُمْ آمَنُواْ واتَّقَوْا
لَمَثُوبَةٌ مِّنْ عِندِ اللَّه خَيْرٌ لَّوْ كَانُواْ يَعْلَمُونَ 103
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2-104.あなたがた信仰する者よ、ラーイナーと言ってはならない、ウンズルナーと言いなさい。そして(使徒の言葉に)耳を傾けなさい。不信者たちには厳しい懲罰が下ろう。
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يَا أَيُّهَا الَّذِينَ آمَنُواْ
لاَ تَقُولُواْ رَاعِنَا وَقُولُواْ انظُرْنَا وَاسْمَعُوا ْوَلِلكَافِرِينَ عَذَابٌ
أَلِيمٌ 104
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2-105.啓典の民の中、不信心者と多神教徒は、主からあなたがたに善いことが下るのを決して喜ばない。だがアッラーは、御心に適う者に、特別な慈悲をかけられる。アッラーは偉大な恩恵の主であられる。
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مَّا يَوَدُّ الَّذِينَ كَفَرُواْ
مِنْ أَهْلِ الْكِتَابِ وَلاَ الْمُشْرِكِينَ أَن يُنَزَّلَ عَلَيْكُم مِّنْ خَيْرٍ
مِّن رَّبِّكُمْ وَاللّهُ يَخْتَصُّ بِرَحْمَتِهِ مَن يَشَاء وَاللّهُ ذُو الْفَضْلِ
الْعَظِيمِ 105
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2-106.われは(啓示の)どの節を取り消しても、また忘れさせても、それに優るか、またはそれと同様のものを授ける。アッラーは凡てのことに全能であられることを知らないのか。
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مَا نَنسَخْ مِنْ آيَةٍ أَوْ
نُنسِهَا نَأْتِ بِخَيْرٍ مِّنْهَا أَوْ مِثْلِهَا أَلَمْ تَعْلَمْ أَنَّ اللّهَ
عَلَىَ كُلِّ شَيْءٍ قَدِيرٌ 106
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2-107.あなたは天と地の大権が、アッラーの有であることを知らないのか。またあなたがたには、アッラー以外に守護者も援助者もないのである。
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أَلَمْ تَعْلَمْ أَنَّ اللّهَ
لَهُ مُلْكُ السَّمَاوَاتِ وَالأَرْضِ وَمَا لَكُم مِّن دُونِ اللّهِ مِن وَلِيٍّ
وَلاَ نَصِيرٍ 107
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2-108.あなたがたは、以前ムーサーが問いただされたように、あなたがたの使徒に詰問しようとするのか。本当に信仰の代わりに不信心を選ぶ者は、公正な道から迷い去った者である。
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أَمْ تُرِيدُونَ أَن تَسْأَلُواْ
رَسُولَكُمْ كَمَا سُئِلَ مُوسَى مِن قَبْلُ وَمَن يَتَبَدَّلِ الْكُفْرَ بِالإِيمَانِ
فَقَدْ ضَلَّ سَوَاء السَّبِيلِ 108
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2-109.啓典の民の多くは、あなたがたが信仰を受け入れた後でも、不信心に戻そうと望んでいる。真理がかれらに明らかにされているにも拘らず、自分自身の嫉妬心からこう望むのである。だからアッラーの命令が下るまで、かれらを許し、見逃がしておきなさい。本当にアッラーは凡てのことに全能であられる。
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وَدَّ كَثِيرٌ مِّنْ أَهْلِ
الْكِتَابِ لَوْ يَرُدُّونَكُم مِّن بَعْدِ إِيمَانِكُمْ كُفَّاراً حَسَدًا مِّنْ
عِندِ أَنفُسِهِم مِّن بَعْدِ مَا تَبَيَّنَ لَهُمُ الْحَقُّ فَاعْفُواْ وَاصْفَحُواْ
حَتَّى يَأْتِيَ اللّهُ بِأَمْرِهِ إِنَّ اللّهَ عَلَى كُلِّ شَيْءٍ قَدِيرٌ 109
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2-110.礼拝の務めを守り、定めの喜捨をしなさい。あなたがたが自分の魂のためになるよう行ったどんな善事も、アッラーの御許で見出されるであろう。誠にアッラーは、あなたがたの行うことを御存知であられる。
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وَأَقِيمُواْ الصَّلاَةَ وَآتُواْ
الزَّكَاةَ وَمَا تُقَدِّمُواْ لأَنفُسِكُم مِّنْ خَيْرٍ تَجِدُوهُ عِندَ اللّهِ
إِنَّ اللّهَ بِمَا تَعْمَلُونَ بَصِيرٌ 110
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2-111.かれらは、「ユダヤ人とキリスト教徒の外、誰も楽園に入いれないだろう。」と言う。それはかれらの(虚しい)望みである。言ってやるがいい。「もしあなたがたが真実なら、証拠を出して見なさい。」
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وَقَالُواْ لَن يَدْخُلَ الْجَنَّةَ
إِلاَّ مَن كَانَ هُوداً أَوْ نَصَارَى تِلْكَ أَمَانِيُّهُمْ قُلْ هَاتُواْ بُرْهَانَكُمْ
إِن كُنتُمْ صَادِقِينَ 111
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2-112.これに反し、アッラーに自分の真心を尽くして服従、帰依し、善行に勤しむ者は、主の御許から報奨を与えられる。かれらには恐れもなく憂いもないであろう。
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بَلَى مَنْ أَسْلَمَ وَجْهَهُ
لِلّهِ وَهُوَ مُحْسِنٌ فَلَهُ أَجْرُهُ عِندَ رَبِّهِ وَلاَ خَوْفٌ عَلَيْهِمْ وَلاَ
هُمْ يَحْزَنُونَ 112
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2-113.ユダヤ人は言う。「キリスト教徒は、全く拠るところがない。」キリスト教徒も、「ユダヤ人は全く拠るところがない。」と言う。かれらは(同じ)啓典を読誦しているのに。知識のない者どもは、これと同じ(ような)ことを口にする。だがアッラーは、審判の日にかれらの論争に判決を下される。
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وَقَالَتِ الْيَهُودُ لَيْسَتِ
النَّصَارَى عَلَىَ شَيْءٍ وَقَالَتِ النَّصَارَى لَيْسَتِ الْيَهُودُ عَلَى شَيْءٍ
وَهُمْ يَتْلُونَ الْكِتَابَ كَذَلِكَ قَالَ الَّذِينَ لاَ يَعْلَمُونَ مِثْلَ قَوْلِهِمْ
فَاللّهُ يَحْكُمُ بَيْنَهُمْ يَوْمَ الْقِيَامَةِ فِيمَا كَانُواْ فِيهِ يَخْتَلِفُونَ
113
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2-114.アッラーの聖なるマスジドで(人びとが)その御名を讃えるのを妨げたり、またそれを破壊しようとする者よりも不埒な者がどこにいるだろうか。これらの者は、(本来)恐る恐るそこに足を踏み入れることしか出来ないはずである。かれらは、現世では屈辱を、また来世では厳しい懲罰を受けよう。
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وَمَنْ أَظْلَمُ مِمَّن مَّنَعَ
مَسَاجِدَ اللّهِ أَن يُذْكَرَ فِيهَا اسْمُهُ وَسَعَى فِي خَرَابِهَا أُوْلَـئِكَ
مَا كَانَ لَهُمْ أَن يَدْخُلُوهَا إِلاَّ خَآئِفِينَ لهُمْ فِي الدُّنْيَا خِزْيٌ
وَلَهُمْ فِي الآخِرَةِ عَذَابٌ عَظِيمٌ 114
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2-115.東も西も、アッラーの有であり、あなたがたがどこに向いても、アッラーの御前にある。本当にアッラーは広大無辺にして全知であられる。
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وَلِلّهِ الْمَشْرِقُ وَالْمَغْرِبُ
فَأَيْنَمَا تُوَلُّواْ فَثَمَّ وَجْهُ اللّهِ إِنَّ اللّهَ وَاسِعٌ عَلِيمٌ 115
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2-116.またかれらは、「アッラーは御子をもうけられる。」と言う。何と恐れ多いことよ。凡そ、天にあり地にある凡てのものは、かれの有であり、かれに崇敬の誠を尽くします。
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وَقَالُواْ اتَّخَذَ اللّهُ
وَلَدًا سُبْحَانَهُ بَل لَّهُ مَا فِي السَّمَاوَاتِ وَالأَرْضِ كُلٌّ لَّهُ قَانِتُونَ
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2-117.(かれこそは)天と地の創造者である。かれが一事を決められ、それに「有れ。」と仰せになれば、即ち有るのである。
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بَدِيعُ السَّمَاوَاتِ وَالأَرْضِ
وَإِذَا قَضَى أَمْراً فَإِنَّمَا يَقُولُ لَهُ كُن فَيَكُونُ 117
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2-118.知識のない者たちは、「アッラーは、何故わたしたちに話しかけられず、また印を下されないのだろう。」と言う。以前にもかれらのように言う者がいた。かれらの心は同じようなものである。しっかりした信仰を持つ人びとには、われは種々の印を既に明示している。
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وَقَالَ الَّذِينَ لاَ يَعْلَمُونَ
لَوْلاَ يُكَلِّمُنَا اللّهُ أَوْ تَأْتِينَا آيَةٌ كَذَلِكَ قَالَ الَّذِينَ مِن
قَبْلِهِم مِّثْلَ قَوْلِهِمْ تَشَابَهَتْ قُلُوبُهُمْ قَدْ بَيَّنَّا الآيَاتِ لِقَوْمٍ
يُوقِنُونَ 118
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2-119.本当にわれは、吉報と警告の伝達者として、あなたを真理と共に遣わした。あなたは業火の住人に就いて問われることはない。
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إِنَّا أَرْسَلْنَاكَ بِالْحَقِّ
بَشِيرًا وَنَذِيرًا وَلاَ تُسْأَلُ عَنْ أَصْحَابِ الْجَحِيمِ 119
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2-120.ユダヤ教徒もキリスト教徒も、あなたを納得しないであろう。あなたがかれらの宗旨に従わない限りは。言ってやるがいい。「アッラーの導きこそ(真の)導きである。」知識があなたに下っているにも拘らず、かれらの願いに従うならば、アッラー以外には、あなたを守る者も助ける者もないであろう。
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وَلَن تَرْضَى عَنكَ الْيَهُودُ
وَلاَ النَّصَارَى حَتَّى تَتَّبِعَ مِلَّتَهُمْ قُلْ إِنَّ هُدَى اللّهِ هُوَ الْهُدَى
وَلَئِنِ اتَّبَعْتَ أَهْوَاءهُم بَعْدَ الَّذِي جَاءكَ مِنَ الْعِلْمِ مَا لَكَ
مِنَ اللّهِ مِن وَلِيٍّ وَلاَ نَصِيرٍ 120
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2-121.われから啓典を授けられ、それを正しく読誦する者は、これ(クルアーン)を信じる。それを拒否する者どもは失敗者である。
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الَّذِينَ آتَيْنَاهُمُ الْكِتَابَ
يَتْلُونَهُ حَقَّ تِلاَوَتِهِ أُوْلَـئِكَ يُؤْمِنُونَ بِهِ وَمن يَكْفُرْ بِهِ
فَأُوْلَـئِكَ هُمُ الْخَاسِرُونَ 121
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2-122.イスラエルの子孫よ、われがあなたがたに与えた恩恵と、(わが啓示を)万民に先んじ(て下し)たことを念え。
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يَا بَنِي إِسْرَائِيلَ اذْكُرُواْ
نِعْمَتِيَ الَّتِي أَنْعَمْتُ عَلَيْكُمْ وَأَنِّي فَضَّلْتُكُمْ عَلَى الْعَالَمِينَ
122
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2-123.誰一人、他人の身代りとなり得ない日のために、その身を守れ。どんな償いも受け入れられず、どんな執り成しも無駄で、誰にも助けてもらえない(その日のために)。
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وَاتَّقُواْ يَوْماً لاَّ تَجْزِي
نَفْسٌ عَن نَّفْسٍ شَيْئاً وَلاَ يُقْبَلُ مِنْهَا عَدْلٌ وَلاَ تَنفَعُهَا شَفَاعَةٌ
وَلاَ هُمْ يُنصَرُونَ 123
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2-124.またイブラーヒームが、ある御言葉で主から試みられ、かれがそれを果たした時を思い起せ。「われはあなたを、人びとの導師としよう。」と主は仰せられた。かれは「またわたしの子孫までもですか。」と申し上げたところ、「われの約束は、悪行をした者たちには及ばない。」と仰せられた。
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وَإِذِ ابْتَلَى إِبْرَاهِيمَ
رَبُّهُ بِكَلِمَاتٍ فَأَتَمَّهُنَّ قَالَ إِنِّي جَاعِلُكَ لِلنَّاسِ إِمَامًا قَالَ
وَمِن ذُرِّيَّتِي قَالَ لاَ يَنَالُ عَهْدِي الظَّالِمِينَ 124
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2-125.われが人びとのため、不断に集る場所として、また平安の場として、この家(カアバ)を設けた時を思い起せ。(われは命じた。)「イブラーヒームの(礼拝に)立った所を、あなたがたの礼拝の場としなさい。」またイブラーヒームとイスマーイールに命じた。「あなたがたはこれをタワーフ(回巡)し、イアテカ―フ(御籠り)し、またルクーウ(立礼)し、サジダする者たちのために、わが家を清めなさい。」
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وَإِذْ جَعَلْنَا الْبَيْتَ
مَثَابَةً لِّلنَّاسِ وَأَمْناً وَاتَّخِذُواْ مِن مَّقَامِ إِبْرَاهِيمَ مُصَلًّى
وَعَهِدْنَا إِلَى إِبْرَاهِيمَ وَإِسْمَاعِيلَ أَن طَهِّرَا بَيْتِيَ لِلطَّائِفِينَ
وَالْعَاكِفِينَ وَالرُّكَّعِ السُّجُودِ 125
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2-126.イブラーヒームが(祈って)言った。「主よ。ここを平安の町にして下さい。その住民に、果実を御授け下さい。アッラーと最後の日を信じる者のために。」するとかれは仰せられた。「信仰を拒否する者にも、しばしの間楽しみを与えよう。その後かれらを火獄の懲罰に、駆り立てるであろう。何と悪い帰り所であることよ。」
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وَإِذْ قَالَ إِبْرَاهِيمُ رَبِّ
اجْعَلْ هَـَذَا بَلَدًا آمِنًا وَارْزُقْ أَهْلَهُ مِنَ الثَّمَرَاتِ مَنْ آمَنَ
مِنْهُم بِاللّهِ وَالْيَوْمِ الآخِرِ قَالَ وَمَن كَفَرَ فَأُمَتِّعُهُ قَلِيلاً
ثُمَّ أَضْطَرُّهُ إِلَى عَذَابِ النَّارِ وَبِئْسَ الْمَصِيرُ 126
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2-127.それからイブラーヒームとイスマーイールが、その家の礎を定めた時のこと。(その時二人は言った。)「主よ、わたしたちから(この奉仕を)受け入れて下さい。本当にあなたは全聴にして全知であられる。
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وَإِذْ يَرْفَعُ إِبْرَاهِيمُ
الْقَوَاعِدَ مِنَ الْبَيْتِ وَإِسْمَاعِيلُ رَبَّنَا تَقَبَّلْ مِنَّا إِنَّكَ أَنتَ
السَّمِيعُ الْعَلِيمُ 127
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2-128.主よ、わたしたち両人を、あなたに服従、帰依する者〔ムスリム〕にして下さい。またわたしたちの子孫をも、あなたに服従、帰依する民〔ウンマ〕にして下さい。わたしたちに祭儀を示し、哀れみを与えて下さい。あなたは度々許される方、慈悲深い方であられる。
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رَبَّنَا وَاجْعَلْنَا مُسْلِمَيْنِ
لَكَ وَمِن ذُرِّيَّتِنَا أُمَّةً مُّسْلِمَةً لَّكَ وَأَرِنَا مَنَاسِكَنَا وَتُبْ
عَلَيْنَا إِنَّكَ أَنتَ التَّوَّابُ الرَّحِيمُ 128
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2-129.主よ、かれらの間にあなたの印を読誦させ啓典と英知を教え、かれらを清める使徒をかれらの中から遣わして下さい。本当にあなたは偉大にして英明な方であられる。」
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رَبَّنَا وَابْعَثْ فِيهِمْ
رَسُولاً مِّنْهُمْ يَتْلُو عَلَيْهِمْ آيَاتِكَ وَيُعَلِّمُهُمُ الْكِتَابَ وَالْحِكْمَةَ
وَيُزَكِّيهِمْ إِنَّكَ أَنتَ العَزِيزُ الحَكِيمُ 129
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2-130.愚か者でもない限り、誰がイブラーヒームの教えを避けるであろうか。まさにわれは、現世においてかれを選んだ。来世においても、かれはきっと正義の徒の1人である。
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وَمَن يَرْغَبُ عَن مِّلَّةِ
إِبْرَاهِيمَ إِلاَّ مَن سَفِهَ نَفْسَهُ وَلَقَدِ اصْطَفَيْنَاهُ فِي الدُّنْيَا
وَإِنَّهُ فِي الآخِرَةِ لَمِنَ الصَّالِحِينَ 130
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2-131.主がかれに向かって、「服従、帰依しなさい。」と仰せられた時を思い起せ。かれは、「わたしは、万有の主に服従、帰依します。」と申し上げた。
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إِذْ قَالَ لَهُ رَبُّهُ أَسْلِمْ
قَالَ أَسْلَمْتُ لِرَبِّ الْعَالَمِينَ 131
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2-132.イブラーヒームは、このことをその子孫に伝え、ヤアコーブもまた(それにならった)。「わたしの子孫よ、アッラーはあなたがたのために、この教えを選ばれた。だから必ずムスリム(服従、帰依者)となって死なねばならない。」
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وَوَصَّى بِهَا إِبْرَاهِيمُ
بَنِيهِ وَيَعْقُوبُ يَا بَنِيَّ إِنَّ اللّهَ اصْطَفَى لَكُمُ الدِّينَ فَلاَ تَمُوتُنَّ
إَلاَّ وَأَنتُم مُّسْلِمُونَ 132
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2-133.ヤアコーブが臨終の時、あなたがたは立ち会ったか。かれがその子孫に向かって、「わたしが亡き後、あなたがたは何に仕えるのか。」と言うと、かれらは、「わたしたちはあなたの神、イブラーヒーム、イスマーイール、イスハークの神、唯一の神(アッラー)に仕えます。かれに、わたしたちは服従、帰依します。」と言った。
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أَمْ كُنتُمْ شُهَدَاء إِذْ
حَضَرَ يَعْقُوبَ الْمَوْتُ إِذْ قَالَ لِبَنِيهِ مَا تَعْبُدُونَ مِن بَعْدِي قَالُواْ
نَعْبُدُ إِلَـهَكَ وَإِلَـهَ آبَائِكَ إِبْرَاهِيمَ وَإِسْمَاعِيلَ وَإِسْحَاقَ
إِلَـهًا وَاحِدًا وَنَحْنُ لَهُ مُسْلِمُونَ 133
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2-134.これは過ぎ去った民〔ウンマ〕のことである。かれらにはその稼いだことに対し、またあなたがたにもその稼いだことに対し(応報があろう)。かれらの行ったことに就いて、あなたがたが問われることはないのである。
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تِلْكَ أُمَّةٌ قَدْ خَلَتْ
لَهَا مَا كَسَبَتْ وَلَكُم مَّا كَسَبْتُمْ وَلاَ تُسْأَلُونَ عَمَّا كَانُوا يَعْمَلُونَ
134
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2-135.かれらは言う。「あなたがたは正しく導かれたいならば、ユダヤ教徒かキリスト教徒になりなさい。」言ってやるがいい。「いや、わたしたちはイブラーヒ―ムの純正の教えを信奉する。かれは、多神教徒の仲間ではなかった。」
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وَقَالُواْ كُونُواْ هُودًا
أَوْ نَصَارَى تَهْتَدُواْ قُلْ بَلْ مِلَّةَ إِبْرَاهِيمَ حَنِيفًا وَمَا كَانَ
مِنَ الْمُشْرِكِينَ 135
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2-136.言え、「わたしたちはアッラーを信じ、わたしたちに啓示されたものを信じます。またイブラーヒーム、イスマーイール、イスハーク、ヤアコーブと諸支部族に啓示されたもの、とムーサーとイーサーに与えられたもの、と主から預言者たちに下されたものを信じます。かれらの間のどちらにも、差別をつけません。かれにわたしたちは服従、帰依します。」
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قُولُواْ آمَنَّا بِاللّهِ وَمَا
أُنزِلَ إِلَيْنَا وَمَا أُنزِلَ إِلَى إِبْرَاهِيمَ وَإِسْمَاعِيلَ وَإِسْحَاقَ
وَيَعْقُوبَ وَالأسْبَاطِ وَمَا أُوتِيَ مُوسَى وَعِيسَى وَمَا أُوتِيَ النَّبِيُّونَ
مِن رَّبِّهِمْ لاَ نُفَرِّقُ بَيْنَ أَحَدٍ مِّنْهُمْ وَنَحْنُ لَهُ مُسْلِمُونَ
136
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2-137.それでもしかれらが、あなたがたのように信仰するならば、かれらは確かに正しい導きの中にいる。だがもし背き去るならば、かれらは離ればなれとなるであろう。彼らのことはアッラーに御任せしておけ。かれは全聴にして全知であられる。
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فَإِنْ آمَنُواْ بِمِثْلِ مَا
آمَنتُم بِهِ فَقَدِ اهْتَدَواْ وَّإِن تَوَلَّوْاْ فَإِنَّمَا هُمْ فِي شِقَاقٍ
فَسَيَكْفِيكَهُمُ اللّهُ وَهُوَ السَّمِيعُ الْعَلِيمُ 137
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2-138.アッラーの色染めというが、誰がアッラーよりも良く色染め出来ようか。わたしたちが仕えるのはかれである。
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صِبْغَةَ اللّهِ وَمَنْ أَحْسَنُ
مِنَ اللّهِ صِبْغَةً وَنَحْنُ لَهُ عَابِدونَ 138
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2-139.(ユダヤ教徒やキリスト教徒たちに)言ってやるがいい。「あなたがたは、アッラーに就いてわたしたちと論議するのか、かれはわたしたちの主であり、またあなたがたの主であられる。わたしたちにはわたしたちの行いがあり、あなたがたにはあなたがたの行いがある。わたしたちは、かれに誠を尽くします。
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قُلْ أَتُحَآجُّونَنَا فِي اللّهِ
وَهُوَ رَبُّنَا وَرَبُّكُمْ وَلَنَا أَعْمَالُنَا وَلَكُمْ أَعْمَالُكُمْ وَنَحْنُ
لَهُ مُخْلِصُونَ 139
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2-140.またあなたがたは、『イブラーヒーム、イスマーイール、イスハーク、ヤアコーブ、とその諸支部族が、ユダヤ教徒またはキリスト教徒であった。』と言うのか。言ってやるがいい。『最もよく知る者は、あなたがたなのか、それともアッラーであられるのか。アッラーから下された証拠を持ちながら、それを隠すよりも酷い不正があろうか。』アッラーは、あなたがたの行うことに無頓着な方ではない。」
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أَمْ تَقُولُونَ إِنَّ إِبْرَاهِيمَ
وَإِسْمَاعِيلَ وَإِسْحَاقَ وَيَعْقُوبَ وَالأسْبَاطَ كَانُواْ هُودًا أَوْ نَصَارَى
قُلْ أَأَنتُمْ أَعْلَمُ أَمِ اللّهُ وَمَنْ أَظْلَمُ مِمَّن كَتَمَ شَهَادَةً عِندَهُ
مِنَ اللّهِ وَمَا اللّهُ بِغَافِلٍ عَمَّا تَعْمَلُونَ 140
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2-141.かれらは過ぎ去った共同体〔ウンマ〕である。かれらにはその稼ぎがあり、またあなたがたには、その稼ぎがある。かれらの行いに就いて、あなたがたが問われることはないのである。
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تِلْكَ أُمَّةٌ قَدْ خَلَتْ
لَهَا مَا كَسَبَتْ وَلَكُم مَّا كَسَبْتُمْ وَلاَ تُسْأَلُونَ عَمَّا كَانُواْ يَعْمَلُونَ
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