ロンドン滞在
ロンドン
2004年11月30日〜12月2日
12月1日 ロンドン
 初めてのロンドンで空港にすぐにいけるようにと、ヒースローエクスプレスのパディントン駅の近くにホテルを予約していた。11月24日寄ったときも、昨夜もハロー地区のノール家でご馳走になったが、本日は初めてパディントン駅近くのホテルから、エッジウェアーロード駅まで歩いてみた。看板のアラビア文字、喫茶店やレストランの入り口に書いているHALALの文字が目に飛び込んできた。歩いている女性もヒジャーブの人が多数目に付く。ガムを買おうと見つけた雑貨屋さんの入り口には新聞が並んでいて、見てみると驚いたことにアラビア語、ウルドゥー語の新聞が置いてあった。「ここはどこなん?」と独り言を言ってみた。
 ノール家がある郊外のハロー地区は確かにハラールレストランが並んでいたし、ムスリムが多いと聞いていたのでさほど驚きもしなかったが、ロンドンの交通の要所と言えるパディントンのイスラム度の高さには驚いた。ここもイスラム地域なんだろうか?
 地下鉄に一駅のりベイカーストリートからロンドンセントラルモスクを目指した。道すがら、店舗や事務所を見ていたらやはりイスラム関係の名詞が多数見れた。今は巡礼ツアー申込が旬のようで次々に目に入った。そうか、モスクへの道だから確かに宣伝効果はあるわなあ。
ロンドンセントラルモスク。広い礼拝スペースと、たとえ建物が一杯になっても中庭も使えるようになっている。収容人数は東京モスクの比ではない。 広いモスクで礼拝するノール親子。
東ロンドンモスクに隣接するモスクタワー。ビルの上にドームがあり、中にはテナント。 ホワイトチャペル通りに見えてくる東ロンドンモスク。ロンドン最古のモスクだが、現在のものは新築。 モスクのドームを内部から撮影。
イーストロンドンモスク全景。この周辺もムスリムが多数住む地域のようだ。 近くのレストランで在住日本人ムスリマたちと昼食を取りながらお話を。ロンドンには、たぶん数十人の日本人ムスリム/マが居ると思われる。
 ロンドンセントラルモスクは市の西部にある。そこから、地下鉄東西線に乗って東部に移動した。オールドゲイト イースト駅で下車し、ホワイトチャペル通り沿いにしばらく歩くと、モスクタワーが見えてきた。ロンドンの中では比較的高い8階建てのビルである。さらに棟続きにテナントがたくさんはいるイスラムビル、さらに隣接して、モスクが見えてきた。ロンドンでは最も歴史が古いThe East London Mosqueである。
 礼拝堂に入ると、ズルフの集礼前にもかかわらずたくさんの人が、イアティカーフし、コーランを読んでいた。この周辺は多数のムスリム居住地域のようだ。
 ズフルの礼拝後、みんなで近くのレストランに行き、昼食を取りながらお話。今回は100パーセント日本語で夢中で話をしてたら、気を利かせたノール氏は子供を連れてマスジドでイアティカーフ。日本人たちにいい機会を演出。笑。知らぬ間に夕暮れになっていたので、ここでお開きにした。
 ロンドンセントラルモスクも、ここイーストロンドンモスクも、保育園を併設している点はすばらしい。わずかのロンドン訪問だったので、詳しいことはわからないが、移民と英国人の入信でかなりの勢いでムスリムが増え、全イギリス人口の2.8パーセントにまで達しているようだ。ロンドンに於いてはもっと比率は高いだろう。各地にマスジドができ、民族単位で子女の教育にも熱心なように思える。
 今の日本も在留外国人の数は多く、各地でマスジドを建設している。日本人の入信もうなぎのぼりに増えている。イギリスの歩んだ道を参考にしながら、日本にもイスラム社会を建設していかなければならないと感じた。
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