タイトル | : Re: 【東トルキスタンの苦しみを訴える手紙】 |
投稿日 | : 2008/10/17(Fri) 21:30 |
投稿者 | : 途中参加ムスリム <assalaamalaikum@yahoo.co.jp> |
この事を取り上げてくださった管理人様に感謝します。マーシャアッラー
東トルキスタンで行われていることは大変残虐なことです。国際社会に訴えなくてはいけない。
ただし、民族問題と宗教問題を同じにしては本質を見失います。この問題の解決を遅らせることにもなる。
東トルキスタン問題は宗教問題ではなく、民族問題なのです。それは間違えてはいけない。中国共産党はイスラム教徒だけを弾圧しているのではなく、仏教徒であるチベット人も虐殺している。宗教を選んで虐殺しているわけではない。
私は東トルキスタンは中国から分離すべきだと思っています。イスラム教徒だからではなく、文化が違うからです。違う文化の民族同士は同じ国民にはなれない。歴史も。
ただし、それにはいろいろと間違いを訂正していかなくてはいけない。まずウイグルという民族名。便宜的にこの民族名を使用するのはいいですが、この民族名を使用した時点で中国共産党、さかのぼればソビエトの思う壺である。ウイグルという民族はもともとモンゴル方面、すなわち中国内地の民族で中国史の一員の民族である。仏教を信じ蒙古や満州と共通の文化圏にいた民族だ。東トルキスタン人民とは民族の系統が違う。東トルキスタン人民は伝統的にはトルコ人、チュルク人と呼ばれてきた。あるいは農民、カシュガル人などと職業や出身地で呼ばれてきた。かなり早い時期にイスラムを信仰しておりマフムドカシュガリなどに紹介されてきた民族だ。この民族にウイグルという呼称をつけた時点で、この民族が中国の文化圏、歴史の一員だと決定付ける根拠とされてしまう。
私も便宜的にはウイグル人と呼ぶけれども本来はふさわしくない。彼らは中国人ではなくトルコ人だから。