タイトル | : 匿名様へ |
投稿日 | : 2008/04/22(Tue) 08:24 |
投稿者 | : さや |
アッサラームアライクム
私も匿名様と同じ疑問をこのツリーを拝見して、感じました。そして・・・これはあくまで私の夫や周りのムスリムムスリマの考えとしてもし、匿名様のお考えに何かご参考になることがあれば、と書かせていただきます。疑問に対する明快な答えになっているどころか、疑問追加の内容になっていることをお許しください。
> 1. 夫は妻や家族に対して、精神的、物質的満足を与えるように努力しなければならず、他の家族の手本となるような行動をしなければならないのではないでしょうか。
> それをしていない場合、果たして妻は彼を”夫”として尽くさなければならないのでしょうか。
私は夫と妻は「お互いにお互いを敬い助け合うもの」と教わりました。匿名様の「尽くすべき」というのはあくまで相互に協力し合うということで、一方的な隷属関係をさしているものではないと存じます。
その場合、夫は理想とされている家庭を責任もって社会的心理的経済的に守るという義務を果たす。妻はその義務遂行に協力をする、と教わりました。ですから、夫がその義務を果たさないときには妻は夫に義務遂行を果たすように言う権利がありますし、それでも聞き入れてもらえないときには離婚を申し出る権利もあると習いました。私はそういう理路整然としたありかたに共鳴したことで、イスラムにおける夫婦関係を理解しました。実際に夫が仕事が多忙で家にいる時間が少ないということで離婚した女性(イスラム圏国家)のお話があります。
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> 2.家族の問題を他人に相談することについて。
> イスラムは虐げられ、自尊心を失い、人間の尊厳を失っている、妻や子供たちのカウンセリングや相談機関の存在を否定するものなのでしょうか。
私はイスラムを理解する上で夫の祖国にまいりまして現状、どのようになっているのかを勉強いたしました。そのとき、「原則として、つまらぬ愚痴を(夫婦問題に限らず、ひとの悪口は言わないほうがいいという視点において)言わないほうがいい」と理解しました。しかし、実際、グチでおわれない問題については、男性側女性側それぞれで親族が相談にのり、その代表同士が代理人として話をする、それでも解決しないときには法的相談機関に・・・という手順を踏むと聞きました。
個人的には、同胞として、誰かがひとりで問題を抱えているときに手をさしのべてあげることは当たり前のことと認識します。もちろん、おせっかいはいけないと思いますが、今回のケースの場合は、大変憂慮すべきレベルと拝察します。
ぜひともライラさんおよびお子様の今後を考えると勇気をもって社会的措置を求めたほうがよいと思っています。彼女が自分の悩みを抱えたまま精神的に追い詰められないようにと願っています。
まったくお答になっていないことをお許しください。