タイトル | : Re: 素朴な疑問 |
投稿日 | : 2012/09/08(Sat) 22:36 |
投稿者 | : 匿名の1人 |
私は学者でも研究者でもないので「読んだ事がある」というレベルで書かせて頂きます。
有識の方、間違った記述がありましたらご教示宜しくお願いします。
今どの章・節か記憶にないのですが。
クルアーンに「美しい小間使い(男子)が(人々の世話をする為に)人々の間をせわしくまわる」という文章があります。
彼等は天国の住人である男女双方の為に存在し、女性の為だけではありませんが…
女性の報酬はこの「天国の乙女」以外は男性の報酬と同じだったと思います(推測で済みません)。
そこには、「現世の配偶者(配偶者も天国の住人ならば)」も含まれています。
「伴侶・お相手」と言う意味では女性の為には「現世の夫(夫も天国の住人ならば)」だけだと思います。
しかし、それを「平等ではない、不公平だ」「天国(あるいはイスラームという信仰)は男性の為のもの」というのは多分違うと思います。
現世でこのことを女性がどう思っても、「少なくとも」来世では女性は「夫だけで充分満足」できるのでしょう。
何せ、天国では「誰も悲しい思いをしない(スミマセン、覚えていません)」し「そこでは虚しい言葉(嘘・噂等)を聞かない(ガーシヤ章11節)」し「(顔が)至福に輝いている(83章22、24節)」と言われていて、女性が「伴侶が現世の夫だけ」という状況に不満を感じないのでしょう。
天国では誰ひとりとして不満や悲しみがないのですから。
だったら万能のアッラーはそこを男女平等にして、「天国の乙女」を男性達にあてがう必要もないだろう、とも思いますが…そこらへんはまさに「アッラーのみぞ知る」なのだと思います。
また、現世的には問題アリのことでも、天国ではその「問題」が解消されているから問題ナシになっているのでは。
たとえば現世においては飲酒をハラームだ、と言っているにもかかわらず、天国にはいくら飲んでも酔わない酒の流れる川があります。それは「現世では生じる問題(酔って問題を起こす)」が解消されているからだと思います。
話はそれますが、「天国の乙女と、天国に入った現世での妻のどちらがより良いか」についてのハディースがあります。
イブン・カスィールのタフスィール(クルアーン注釈)の56章36−37節の注釈によると、ウンム・サラマの「(天国にいる)目の大きな乙女と現世の妻とでは、どちらがより良いのか」という質問に、預言者様は「服の表地が裏地より良いように、天国の女性(信者)のほうが目の大きな乙女(フール)より優れているのです」とお答えになっています。
その際「天国の住人達は新しく創造され一番美しい年代の姿(30歳ぐらい)になる」のだそうです。
ということで、若干繰り返しになりますが、たとえ男性に「だけ」美目美しい乙女が沢山あてがわれようとも、女性はその美しい乙女達以上の凄い魅力があるのですから、女性もそういう状況に不満を感じないのでしょう、多分。