タイトル | : Re: ちょっとお邪魔します(脱線します) |
投稿日 | : 2012/08/26(Sun) 08:50 |
投稿者 | : TONI |
Assalam 'alaikum wr.wb.
↓長文&脱線して失礼します。
> Toniさんはインドネシア人でしょうか?
TONIは日本人です。
イスラム名はアラビア語の**TONIで意味はPowerと思います。
ただ、インドネシアに住んで長く、家族はインドネシア人です。
日本を離れて長く、団塊の世代から一回り位のイメージしかないので今の新新人類は育った環境と感覚が相当違うように感じます。
> 1、『このTakbirは明朝のSubuh前まで続きますし、道では新年を祝い太鼓などを叩きながら沢山の行列とか車、単車が行き来しています。』って描写は若き頃マレーシアの田舎で見てきました。懐かしいです。・・・・これでマレーシアかインドネシアになり。
インドネシアでは田舎だけでなく、おかしな大都会のジャカルタでもそうです。
マレーシアはそのような行事がなくなりつつあるのでしょうか。
もっとも、KLは華僑人の街だから当てはまらないですか。
> 2、『でもRamadhanのアラビア読みは「Romadhon」になるし、ALLAHは「ALLOH」になったりするので。。。。』というところで、そのように聞こえるのはインドネシア人だけかな?
> 民族によって耳が少し違うようです。
あっ、そうですか。
インドネシアではアラビア読み入門(IQRO?)の本があり、聖クルアーンを始める前の入門編のようなものです。
それには音を出す口内位置(前、中上、喉前、喉中など)、舌の位置(前下、前上、中、丸めるなど)を図解説しています。
母音のaがoになるのは、
Kha→Kho、Ra→Ro、Qa→Qo、Saa(重いS)→Soo、Taa(重いT)→Too、Zaa(重いZ)、Daa(重いD)→Doo
これらの子音は喉で音を出したり、舌の位置が下なのでaが言えないからと思っているのですが、アラブ人は言えるのかな。
(書きはaでもoと読みます)
自分の奥さんはイスラム指導者の端くれで、このIQROを教えており、自分も時々教わるのですが、日本人に難しいのはFa、Haa(大きいh)、Saa(重いS)、Zaa(重いZ)、Daa(重いD)などと子音だけのものかなと思います。
アラビア発音で感じるのは、音を出す位置と舌の位置がすばやく変わることが必要で、頭でその位置を考えていては追いつかないので、アラビア語を見て考えなくても口と舌が動くように訓練するのが大切なのですが・・・、道のりは長いです。
こちらのイスラム指導者の舌はよく動くなと感心させられますが、子供の頃から訓練してそれが普通になっているようです。
自分の息子は幼稚園からIQROを始め、今では自分よりすいすい聖クルアーンを読んでいます。
子供の頭は柔軟だなと恐れ入ります。
> さて、ローマ字がいいか、カタカナがいいか、両方とも一長一短あるとおもいます。カタカナは子音をうまく表せないかもしれません。とくに日本人の弱いRとL。でも、ローマ字は長母音を表せません。
長母音は母音を二つ並べて書いています。
例えば、
Bismillahir rahmaanir rahiim
ビ(s)ミ(L)ラーヒ(r) ロ(h)マーニ(r) ロヒー(m)
(注:llahの前がiの場合は母音aはそのままイ(L)ラーと読みます、混乱させてスミマセン)
因みに、アインは「'a」と書いてます。
> 話は全く変わりますが、マレーシアの田舎の人のマレー語には長母音と短母音の違いがあるのに、都会のマレー語にはその区別がなくなりつつあります。インドネシア語はさらに進み長母音などないように聞こえます。
インドネシア語には長母音はありません。子音だけの文字はあります。
そして、インドネシア語はアラビア語、英語が語源の単語が多いです。
田舎は地方語が残っており、例えばスンダ語、まったく分かりません。
マレー語とインドネシア語は7割くらい同じなので、マレー人とは普通の日常会話程度では問題ないです。
(インドネシア語はよりカタカナ発音に近いです)
仰るとおり、日本人の弱いRとLですが、Rは巻き舌、Lは舌を上の歯茎につけることでできますし、少し大げさにすれば区別できます。
それと、日本人が弱いのは子音だけの文字とm/n/ngの区別でしょうか。
子音(k/h/t/L/r/q)は音は出さなくて止めれば良いのですが、母音がついてくるようです。
m/n/ngは口の形と舌の位置で区別できます。(韓国語と同じです)
勿論、外国語ですのでネイティブ並みには出来ませんし、使う機会もなければ必要ないことです。
Wa'alaikum salam wr.wb