タイトル | : Re^4: (訂正)ヒジャブを被ること |
投稿日 | : 2011/07/08(Fri) 19:45 |
投稿者 | : ムスリム <gondola_lift25@yahoo.com> |
ユリさん、匿名でさん
まずは、ユリさん
私も残念ながら、とびうさぎさんと同感です。
ユリさんの文章からだと、ユリさんは「納得する答え」を求めているというよりは「自分の行為を正当化」しようとしているように感じてしまいます。
ユリさんがヒジャーブを被ることを心から祈りますが、もし被ることがないようであれば、それもまたユリさんです。ユリさんがここでどう転んで議論しようとしても、イスラムのヒジャーブに対する考えは変わりません。まして、他の方々にも「ヒジャーブを被るのをやめましょう」「ヒジャーブについて考え直しましょう」というような響きの文章はあまりよろしくないです。
イスラムの教えは、時には未だに人間にはも理由が分からないようなことが多々あります。今回はユリさんがヒジャーブについて書かれていますが、他にも例えば豚肉について議論する方もいますが、もともと豚肉を食べたいということを前提で議論していたので、私達がどんなに上手く説明しても、結局は「豚肉はビタミン豊富」など言った理由をならべて、食べることを正当化しようとします。今回のユリさんも似通った感じがします。要は、心の問題です。自分達の心が本当にヒジャーブを被りたいと思うのであれば、3,4理由を並べて説明しただけでも、被ります。一方で自分達の心が被りたくないと思うのであれば、10、20理由を並べて説明しても、被りません。
今一度、自分が本当に被りたいかどうか考え直してみてください。
次に匿名でさん
匿名でさんの病気が一日でも早く治ることを心からアッラーに祈ります。がんばってください。
ご主人はバングラディッシュの方でしたか。罵声を浴びたお気持ち、お察し致します。それでも被ることをやめない匿名でさんの精神の強さに、改めて心打たれます。がんばってください。
ただ、私は匿名でさんの文章を読んでいて、とても心配になります。匿名でさんは「夫の命令だから」、「ムスリマだから」と色々理由をつけてお返事して頂いていますが、何か心の底で我慢してるものを感じます。
ムスリマがヒジャーブを被ることは義務です。ですので、これは匿名でさんはクリアしています。しかしながら、「男性の薬剤師と話すのはイスラムではハラームだ」と言ったことはあきらかに度を超えています。
イスラムは異性の方と、二人きりでわきあいあいにお話しすることはあまりよろしくないものとしています。宗派によってこれを「ハラーム」と位置づけるものもあれば、「あまりよくないこと」に留めて、ハラームではないと位置づけるものもあります。ただ、どの宗派であっても、買い物や、病院での男性とのやり取りを「ハラーム」と位置づけているものはありません。これでは人間生きていけません。イスラムは安らぎをもたらす教えであって、決して人間を家の中で束縛するような教えではありません。バングラディシュではともかく、日本という国で男性の薬剤師さんとお話をしてはいけないと言ったことが通用しますか。
では、例えば匿名でさんが将来、女のお子さんを持ち、お子さんが日本の学校に入り、小学校、中学校、高校、大学と成長していきます。お子さんに「学校で男性と話してはいけないよ」と言ってお子さんが納得いくと思いますか。匿名でさんが今は大丈夫でも、日本で生きる日本人ムスリムの第2世代、第3世代に通用するとは限りません。下手をすると、束縛された気持ちが上回って、イスラムから身を遠ざけるような例も、実は実際にもうあります。
日本でムスリマとして生きる上では、バングラディシュでの生活をそのまま日本に持ち込むのには限度があります。日本でムスリマとして生きるからには、必要最低限でイスラムの規律を守り、自分を苦しめない程度で生きていくのが長く、長くムスリマとして生きていく上で大事だと思います。もし、その必要最低限の限度が分からないようであれば、日本ムスリム協会へメールで問い合わせるなど、いくらでも手段があります。あちらにはエジプトやサウジアラビアの大学でシャリーア方を学んだ日本人の先生の方々がたくさんいます。同じイスラム教徒以上に、同じ日本人としても良き理解者になってくれると思います。
イスラムは安らぎをもたらす教えです。これだけは忘れないでください。
ヒジャーブの内容からだいぶ脱線してすみません。