タイトル | : 【アドハー(犠牲祭)は11月17日】トリック |
投稿日 | : 2010/11/09(Tue) 14:37 |
投稿者 | : あぶ管理人 |
イードルアドハーは11月17日水曜日と決定されています。
お間違いなく。
巷ではサウジアラビアが16日なのに、どうして日本やマレーシアは17日になるのかと、サウジアラビアと同じ16日でいいではないかと、違った意見を持っているひとがいるようです。
これは、ちょっとした考え間違いであります。
日付を巡礼が行われているメッカ(サウジアラビア)に合わせたいと思う気持ちはわからなくはありませんが、それならば、やはり日本は17日なのです。ちょっとした日付変更線のトリックのようなものです。日付変更線は太平洋の真ん中にあり、それが引き起こす1日のずれなのです。日付変更線をインドにあると考えれば、じつはサウジも日本も同じ日なのです。
両国とも月の決定は、新月の目視でいきます。新月が見えた時点で、月がかわり同時に日付がズルヒッジャ1日となるわけです。夕方サウジが先にみえたのでその時点からズルヒッジャ1日、その時は日本は夜中で新月が見えるチャンスはありません。それから、時間が経ち日付変更線を通過した時に太陽暦では1日すすみ、そして、日本は、そのあと夕方がきて新月が見え、ズルヒッジャ1日となります。太陽暦では1日先に進みましたが、太陰暦ではズルヒッジャ1日と同じなのです。この場合太陰暦の日付変更線はインドの上となるわけです。
だから太陽暦ではサウジ16日、日本17日であったとしても、太陰暦では同じ日なのです。
この道理が理解できてない人もいるので説明をしてあげてください。