タイトル | : <釈迦に説法>になりますが・・・ |
投稿日 | : 2009/12/02(Wed) 13:01 |
投稿者 | : sloth(無神論者) |
イスラム教徒のやめ方としては、
1:背教者認定を受ける
(他宗教への改宗など)
2:イスラームへの入信の無効をシャリーア法廷などで認定してもらう
独身・子ナシなら「2」の方法があるんですが・・・。
既婚だったり離婚だったりすると、入信の無効の認定は、
イスラム教徒の男性と結婚している場合は夫を失う根拠になりますし、
イスラム教徒の男性との間に子供をもうけていた場合は、(たとえ、離婚後に入信無効認定をうけたとしても)その子を失う根拠になります。
個人的には、一旦ムスリマになったんなら、イスラームに愛想をつかしたとしても、実質の伴わない名前だけムスリマしてるほうが無難だと思うんですが・・・。
あと、アルコールのハラーム・ハラールは、法学派によって違います。更には、同じ法学派であっても、人によって違う意見のことがあります。
多くの法学派では、「酔っ払って判断が狂うコト」が、ハラームです。
ですから、アルコールを飲んで酔っ払うことも、アルコールが入っていないドラッグを使ってラリることも、ハラームです。
そのため、醤油のように、酔っ払うホド飲んだら、酔っ払う前に死んでしまいそうなモノはハラームではないという判断も、世の中には、一応、あるそうです。(ものすごい少数派意見らしいですけど)
それから、香水や消毒薬など、カラダに塗布するコトがハラームかどうかは、法学派や学者さんによって、判断が変わります。
また、アルコール成分が含まれるお薬を体内に入れること(飲んだり、注射したりすること)がハラームかどうかも、法学派や学者さんによって、判断が変わります。
あと、アルコールそのものがナジスであるという法学派もあれば、アルコールそのものはナジスではないという法学派もあるそうです。(「アルコールがナジスであるならば、<アルコールをぶちまけたアトの皮袋を、ソレを洗浄したアトに預言者ムハンマド(PBUH)が水筒として再利用した>というハディースが残るはずがない」という意見があるそうです。アルコールがナジスならば、アルコールごと皮袋を捨てるはずである」とか・・・。タダ、この部分がどのハディースに収録されているのか、そのハディースはサヒーフなのかダイーフなのかを、私は知りません)
と、いうわけで、所属する法学派や、法学者さんによって、アルコール成分を触る薬剤師という職業がハラームになったりハラールになったりするようです。
何はともあれ、自分の職業がハラールなのかハラームなのか気になる場合は、
ご自身が所属する法学派の先生か、自身が通われているモスクにいる専門家に質問なさるのがいいと思いますよ。