東トルキスタンの苦しみを訴える手紙が届いてきました。
内容はまた折を見て紹介するとして、とりあえず参考となるサイトを紹介しておきます。読んでみてください。

http://www.geocities.jp/saveeastturk/

http://www.uygur.org/

http://www.turkistanim.org/

この事を取り上げてくださった管理人様に感謝します。マーシャアッラー

東トルキスタンで行われていることは大変残虐なことです。国際社会に訴えなくてはいけない。
ただし、民族問題と宗教問題を同じにしては本質を見失います。この問題の解決を遅らせることにもなる。
東トルキスタン問題は宗教問題ではなく、民族問題なのです。それは間違えてはいけない。中国共産党はイスラム教徒だけを弾圧しているのではなく、仏教徒であるチベット人も虐殺している。宗教を選んで虐殺しているわけではない。
私は東トルキスタンは中国から分離すべきだと思っています。イスラム教徒だからではなく、文化が違うからです。違う文化の民族同士は同じ国民にはなれない。歴史も。
ただし、それにはいろいろと間違いを訂正していかなくてはいけない。まずウイグルという民族名。便宜的にこの民族名を使用するのはいいですが、この民族名を使用した時点で中国共産党、さかのぼればソビエトの思う壺である。ウイグルという民族はもともとモンゴル方面、すなわち中国内地の民族で中国史の一員の民族である。仏教を信じ蒙古や満州と共通の文化圏にいた民族だ。東トルキスタン人民とは民族の系統が違う。東トルキスタン人民は伝統的にはトルコ人、チュルク人と呼ばれてきた。あるいは農民、カシュガル人などと職業や出身地で呼ばれてきた。かなり早い時期にイスラムを信仰しておりマフムドカシュガリなどに紹介されてきた民族だ。この民族にウイグルという呼称をつけた時点で、この民族が中国の文化圏、歴史の一員だと決定付ける根拠とされてしまう。
私も便宜的にはウイグル人と呼ぶけれども本来はふさわしくない。彼らは中国人ではなくトルコ人だから。

ご紹介のサイトでは新疆ウイグル自治区がひとつの色で東トルキスタン国とされていますが、これも相手の思う壺だ。われわれは東トルキスタンの正確な領域を知らねばならない。新疆ウイグル自治区の境界線はあくまで共産党が勝手に線を引いたものである。私は新疆自治区の中部から東はトルキスタンに含むべきではないと思う。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/syometsu/higatoru.html

ただやみくもに広い領土を主張しても、その中に漢民族がたくさん含んでしまい結果的にウイグル人が少数派になってしまうので意味がない。モンゴル国があえて中国内モンゴル自治区の領有を主張しないのもそのためである。国土が広くても少数派になっては意味がないから。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/syometsu/innermongolia.html
伝統的なウイグル人が多数派でイスラムが守られている地域を独立させるべき。
中国はけしてイスラムそのものを迫害しているわけではない。現に中国最大ムスリム集団である回族には差別が少ない。それどころか、回族のモスクや墓地、食堂などの運営は国家がお金を出している。むしろ日本よりイスラムを援助しているぐらいだ。ではなぜ回族に差別が少なくて、ウイグル族に差別が多いかといえばそれは漢民族独自の中華思想があるから。漢民族は別に他人が何を信じていようが気にしない。イスラムでも仏教でも。
しかし自分たちの文化に従わないものは断固として浄化する。ウイグルやチベットが中国の文化に従わないのは当たり前。もともと中国人じゃないのだから。だから一緒に暮らすのが間違え。別の国を持つべき。別の法律、別の経済、別の軍事を持つべき。
回族が差別されないのは回族がイスラム教を信じている以外は文化的に完全に漢民族と共有し、漢民族の服を着て、漢民族の名前を名乗っていて、中国語を話し、漢字を使っているから。それもあたりまえ。回族はあくまでイスラムを信じている中国人なのだから。この両者は別々の国を作らなくても共存できる。
この本質を理解しないとこの問題は解決できません。まちがっても中国がイスラムを弾圧しているという答えとなってはいけない。
中国はイスラムだけを浄化しているのではなく、自分たちの文化に従わないものは誰でも浄化しようとしている。もっと危険。

もっとも、独立すべきといってもすぐ独立できるわけではないので当座は東トルキスタンも中国の一部として生きていかなくてはいけないので、それは考えなくてはいけません。ここで外国、特にアメリカやフランスのような国がこの問題に抗議すると返って逆効果。先進諸国がチベットやウイグルの弾圧を訴えた日、逆に中国はその弾圧を強めている。中国はむきになる国。これも覚えたほうがいい。周りが反対することを強いて行うことを誇りとする民族性である。抗議されたことをやめたら負けたと感じる民族性。それが漢民族であります。だからもっと本質的に抗議しないといけない。いやアメリカやフランスや英国がイスラム教徒を助けてくれない事は経験から私たちは知っている。イスラエルは誰が作った国ですか？だからはじめから頼っていませんが。中国と仲がいいイスラム教国はたくさんある。特にパキスタン。中国人が一番すきな国はパキスタンだそうです。中国人はパキスタン喜劇映画なんかを見るのが好きだし、とても親しみを持っている。パキスタンからの申し出なら、むげにはしない。パキスタンの他にも、たくさん友好国はある。そういった国々に外交的に協力してほしい。そして何より、中国の中心にいるムスリム、回族の協力も必要不可欠です。漢族とウイグル族の橋渡しができるのは彼らをおいて、他にない。
そして漢民族自身にはもっと異文化に関心を持っていただきたい。皆さん、漢民族の知り合いいますか？いたらわかると思いますが、彼らは驚くほど、異文化に興味がない。私が日本人だ、イスラム教徒だといってもその事に全く興味を持たない。どうしてか聞いたり、調べたりもしません。そのぶん、助かるところもあります。日本人のように無理やり酒を飲まそうとしたり、豚肉を食べさせようとしたりはしませんし、不干渉が心地よいと感じるところもありますが、やはり問題の解決には結びつかない。ウイグルの文化や習慣に興味を持つことが理解につながる。まずは自分たちだけが世界というところを変えてほしい。そうしないとたとえ東トルコが独立しても、また内地に残されたウイグルやカザフの差別が解消されない。
いろいろ書いてしまって、管理人さますみません。でも今までこのページでもほとんど東トルキスタン問題について書かれたことがなく、とても感謝しています。この問題を一人でも多くの人に知ってもらいたいと私もドアーします。