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タイトル胃の中のものが、喉元に戻っただけでも、断食は無効になるのですか?
記事No3931
投稿日: 2011/08/11(Thu) 20:15
投稿者ムスリム   <gasnrihas@yahoo.co.jp>
僕、セヘリを食べて、断食の時間が来た後、げっぷをして、胃の中のものが喉元まできて、それを飲み込んだのですが、それで断食は無効になるのでしょうか?

タイトルRe: 胃の中のものが、喉元に戻っただけでも、断食は無効になるのですか?
記事No3937
投稿日: 2011/08/12(Fri) 19:12
投稿者ムスリム
> 僕、セヘリを食べて、断食の時間が来た後、げっぷをして、胃の中のものが喉元まできて、それを飲み込んだのですが、それで断食は無効になるのでしょうか?

今回に限っては断食は無効にはなりません。

げっぷ自体は断食を無効にしません。ただ、もしそのげっぷとともに胃の中のものが喉元まで来た場合、それをわざと飲み込んだ場合には断食は無効になります。そのため、げっぷで胃の中のものが喉元まで来た場合は口の中から出すようにしてください。

もしそれがわざでなければ、例えば気づかずに飲み込んでしまった、あるいは反射的に飲み込んでしまった場合は無効にはなりません。

今回に限ってはムスリムさんはわざと飲み込んだかもしれませんが、知らずに(知識不足により、無知により)飲み込んだ、あるいは喉元まで来て飲み込むべきか口から出すべきかどう判断すればいいかわからない状態で飲み込んだので、全体的に「わざとではない」方になりますので、今回は断食は無効にはなりません。

次回からは、口から出すようにしてください。

タイトルRe^3: 胃の中のものが、喉元に戻っただけでも、断食は無効になるのですか?
記事No3941
投稿日: 2011/08/13(Sat) 10:45
投稿者ムスリム
> 胃の中から戻ったものを吐き出したら、断食は無効になるのではないですか?
> 喉元に戻ったものを飲み込んだと言っても、戻ったものを口の中に含んで飲み込んだわけではなく、喉元で味がしたものを飲み込んで、胃の中に戻しただけなのですが、それを意図的にやれば、断食は無効になるのですか?
> 誰でも、自然に胃の中のものが喉元まで戻ることってあるのですが、みなさん、そのたびにそれを、わざわざ吐き出しているのでしょうか?
>

おっしゃるとおりです。意図的に「吐く」という行為は断食を無効にします。ですので、敢えて「吐きだす」という言葉を使わず、「口から出す」という言葉を使いました。「吐く」という行為が断食を無効にすると言うことは下記ハディースが元になっています。

Abu Hurayrah quotes the Prophet as saying:

He who vomits involuntarily is not required to fast later on; but the one who deliberately causes himself to vomit must fast later on. (Abu Dawud, Sawm: 32; Al Tirmidhi, Sawm: 25; Ibn Majah, Sawm 16)

今回「口から出す」という言葉を使ったことには、喉元まで来たものが口の中にまで達してしまった、というのを想定してのことでしたので、もしムスリムさんが改めておっしゃっているように、それが喉元にだけ留まっていて口の中に届いておらず、それを飲み込んだのであれば、断食は無効になりません。

これと似通った質問が別のサイトにあります。
http://www.islam.tc/cgi-bin/askimam/ask.pl?q=13090&act=view
エブラヒム・デサイ(イスラム法学者)はタフターウィ558ページを元に、「それが(水)が口にまで達していないため、断食は無効にはならない」という見解を取っています。つまり、今回のムスリムさんの場合も同様で、口にまで達していないのであれば、断食は無効にはなりません。

胃の中のものが唾液などの状態で口に達し味がした場合には、前回の記述同様、飲み込まず必ず口から出し、なるべくうがいをするように心掛けてください(シェイフ・アル-ラムリの記述より)。もし、空気(息など)の状態だけ味がしたと感じれば断食には何の影響もないのでご安心ください。

タイトルRe^5: 胃の中のものが、喉元に戻っただけでも、断食は無効になるのですか?
記事No3947
投稿日: 2011/08/15(Mon) 13:41
投稿者ムスリム
> ありがとうございました。
> 僕は、てっきり、喉元に達しただけで、断食が無効になるといっているのだと思いましたが、そうではなかったのですね。
> 汚い話で、すみませんが、ちなみに、断食中に、くしゃみをして、口の中に戻った痰を飲み込んだら、断食は無効になるのでしょうか?

味や色などを含まない普通の唾液、つばを飲み込むことは断食を無効にしません。

一方、痰を飲み込むことについては以下のようになっています。

1)その痰が喉元に留まっていて、口に達していない状態で飲み込むことは断食を無効にしません。

2)痰が喉元を通り越して、口の中に達した場合にはイスラム法学者のイマームの間で多少異なった意見があります。

   −イマームシャフィイ
     痰が口の中に達し、これを再び飲み込む行為は、体内に異物を注入する行為と同等になるため、断食は無効になる。ここでイマームシャフィイは痰を飲み込む行為は、食べ物や飲み物を口にする行為と同じであるという見方を取っています。

   ーイマームハナフィ
     痰は体内より生み出されたものであるため、痰を飲み込む行為は断食を無効にしない。ここで、イマームハナフィは痰を食べ物や飲み物とは異なったものと見て、痰を飲み込み行為と食べ物や飲み物を口にすることは異なるという見方を取っています。

3)痰が口から出た場合(例えば唇に付着してしまった場合など)は、これを再び口の中に含み、飲み込む行為は断食を無効にする。

イマーム同士の意見の食い違いは、お互いがそれぞれ強い根拠を持って述べていることから、一概にこちら正しく、こちらが間違っているという見方はできません。ですので、例えば日本国内でシャフィイ派に従っているマレーシア人や一部のエジプトの人にお会いして、「痰を飲み込む行為は断食を無効にする」と言われても、あるいはハナフィ派が多いパキスタン人やバングラデシュ人にお会いして「痰は断食を無効にしない」と言われても、焦らず驚かないでください。

ただ、シャフィイ派にしても、例えば病気によって一日に数えきれないぐらい痰ができ口から出すのが困難な者や、あるいは仕事柄(例えば先生など人前で抗議する仕事)なかなか簡単に痰を口から出せない状態にある者は、自身の制御範囲外であることから飲み込むことは許されます。

また、シェイフ・イブヌ・ウサイミンは下記のような見方を取っています。

「しかし痰は飲み込んでも断食を無効にはしない。痰は口から出たものではなく、また食べ物や飲み物でもない。もし口に達した時に飲み込んでも、それは断食を無効にはしない」 (al-Sharh al-Mumthi' ala Zaadil Mustaqni', 6/248)。

イスラム法学者であるエビラヒム・デサイも「痰を飲み込み行為は断食を無効にしない」という見方を取っています。
http://www.islam.tc/cgi-bin/askimam/ask.pl?q=2203&act=view

そして、クルアーンでも:
「アッラーは誰にも、その能力以上のものを負わせられない。」(第2章雌牛章:286節より)

これらから、日本国内にいる者は、痰を飲み込んでも良いという見方を取った方がいいのかもしれません。

タイトルRe^6: 胃の中のものが、喉元に戻っただけでも、断食は無効になるのですか?
記事No3952
投稿日: 2011/08/15(Mon) 19:14
投稿者傍観者
肉体労働や外出時に汗を飲み込んでしまった場合はどうなのでしょう?

タイトルRe^7: 胃の中のものが、喉元に戻っただけでも、断食は無効になるのですか?
記事No3956
投稿日: 2011/08/18(Thu) 15:37
投稿者ムスリム
> 肉体労働や外出時に汗を飲み込んでしまった場合はどうなのでしょう?

「もし涙が口に入ってしまった場合、それが1滴や2滴程度ならば断食は無効にはならない。もしそれ以上の量であり、口全体に味がし(塩辛く感じ)それを飲み込めば断食は無効になり、汗に対しても同じことである」(Fatawa-e-Alamgiri、Bahar-e-Shariat)