様々なグループ、民族の外国人ムスリムが被災者支援活動でがんばっている。また、遠く離れた地方でも外国人ムスリムは進んで募金を出している。お世話になった国への恩返しでもあり、ムスリムとして困っている人を助けたいという気持ちからでもある。。
------------------ パキスタン出身者がチキンカレーとナンの炊き出し 「身も心も温まる」 2011.3.20 22:36
宮城県気仙沼市の市役所前で20日、日本の国籍を取得したパキスタン出身者らが炊き出しでチキンカレーとナンを振る舞い、久しぶりの温かい料理に被災者は「身も心も温まる」と一様に笑顔を見せた。
千葉県に住むパキスタン出身者らのボランティア約10人が手作りで約千人分を用意。トラックで約10時間かけて運んだ。
妻が気仙沼市出身という中古車輸出会社社長、セアール・ビシャラットさん(37)は「ふるさとのような気仙沼がこんなことになり、涙が止まらない。2005年にあったパキスタンの地震でも日本をはじめ世界中から支援があった。少しでも力になりたい」と話した。
本格カレーで元気を イスラム教徒が炊き出し 岩手県大槌町 2011.3.21 21:54
スパイスのいい香りが立ちこめる。避難所となった岩手県大槌町の公民館。底冷えがする21日午前、カレーの準備をするパキスタンやインド国籍などのイスラム教徒17人の姿があった。
17人は、愛知県春日井市の「春日井イスラミックセンター」のメンバー。被災者の様子をテレビで見てすぐに支援を決めた。大量の食材を買い込み、巨大な鍋など調理器具と一緒にトラックで被災地に向かった。
公民館の一角で寝泊まりしながら、20日はその公民館で約1800食分、21日には近くの高校で約900食分のカレーを振る舞った。久しぶりにたくさんの肉が入った温かい食事に、被災者はほおを緩ませた。
パキスタン人のアフマド・ムシュタクさん(40)は語る。「人種や宗教に関係なく、困った人を助けるのは当然。おいしい料理を食べて、体も心も温まってほしい」。
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