タイトル | : Re: アルジェリア人の夫の事 |
記事No | : 1674 |
投稿日 | : 2009/07/10(Fri) 04:36 |
投稿者 | : aoi |
イシカワ様
コメント拝見させていただきました。 ご主人との関係でご相談とのことで、とてもお悩みのようですね。
ざっとコメントを拝見させていただのですが、私の意見を述べさせていただきます。 とても長いコメントになってしまいますが、お付き合いいただけたら幸いです。 また、イシカワ様の立場を理解しないで意見を述べてしまいましたらお許しください。
個人的には、まずこれはムスリム・非ムスリムで割り切れる問題ではないと思います。 ですので、「ムスリムとして普通の感覚かどうか。」というコメントは難しいと思います。
現在イシカワ様が抱えていらっしゃる問題は、多くの国際結婚をしたカップルに見られる問題です。
>彼はニュージーランドの国籍も持っていて、私はニュージーランド人と結婚したものと >当時は思ってました。結婚後アルジェリアの国籍もあり、家族もアルジェリアにいると >話されました。それについて、驚きはしましたが、腹が立つということはありませんでした。
まず、日本で二重国籍はあまり多くはないと思いますが 海外ではごく普通にありえることです。 例えばその国に帰化したとしても、母国側の配慮でいつでも戻れるようにと わざと国籍を残しているケースもございます。
>いろいろ仕事を見つけて働いてくれましたが、日本語が覚えられなくて、なかなかひとつの仕事が長続きしませんでした。彼は、それでも少しづつ貯金できていました。その反面、アパートの部屋代、生活費、食費、彼の健康保険や携帯代・・すべて私が払っていました。去年の冬、不況とともに彼の勤め先も決まらなくなり、困っていましたが、3月25日アルジェリアに行ってくる、と言って日本を出ました。私もうすうす感ズイて、日本に、もうこないつもり?と何度もききました。その度彼はそんな事ない。何も心配いらないと、私に言ったものでした。
昨年の世界的な経済危機により、多くの人が職を失いました。 イシカワ様のご主人だけでなく、日本人の方でも職を失われた方がたくさんいらっしゃいます。 また、日本は外国人が働きたい場合、やはりある程度の日本語力が求められます。 技術があり、ネイティブレベルの英語力があれば話はまた別ですが そうでない場合、やはり職が限られるか、職を得られないケースが多々ございます。 ですので、新しく外国人と結婚され、その外国人が日本語を分からない場合 最低でも6ヶ月、できるならば1年の日本語教育を受けられたのならば、 多くの問題が起こらなくなるのではと、個人的には思っています。 日本語能力をつける事によって、お互いの意思疎通も容易になり 何よりも外国人配偶者にとって、日本での生活がより楽になると思うからです。
個人的にイシカワ様にお伺いしたいことがございます。 もしかしたら厳しい質問になるかもしれませんが、お許しください。
ご主人が家に帰ってくるとき、笑顔とおいしい料理で迎えることが出来ていましたか? 家を一番の安らぎの場所としてあげることが出来ましたか? 私がすべてを払っているんだから!と文句を言ったことはありませんか? ご主人に日本に来てくれて、働いてくれることに感謝の言葉をかけたことがありますか? 出来るだけご主人と一緒にクルアーンを読んだり、礼拝をしたりできましたか?
多くの日本人女性は男女平等を言い、本来の女性らしさを忘れてしまっているように思います。 アッラーは男性と女性を別々の形におつくりになりました。 ですので、やはり女性と男性の役割も違うのです。
また、男性は本来プライドの強いものです。 特にイスラムの男性でしたら、男が一家を養うという考えが強いと思います。 そんな中で、日本ではイシカワ様にすべてを頼ってしまっており ご主人の中でも甘えと、男として情けないという気持ちがあったのではないでしょうか。 また、日本での生活も上手くいかず、時を同じくして経済危機のため仕事も失ってしまいました。 ご主人はもうプライドが傷つき、やりきれない思いがあったのだとお察しいたします。 そして、一番おちつける自分の母親の元へ戻っていったのかと思います。
たとえば考えてみてください。 ご主人は、何も知らない、文化も風習も言葉も違う日本にやってきて イシカワ様との生活のために一生懸命働いて貯金までされた方です。 日本は欧米諸国とは違い、アフリカ系の人が働くにはまだまだ厳しい現実がございます。 そでれも真面目に働かれたご主人を、私はすばらしいと思います。 頑張って頑張ったところで、今まで我慢していた何かが弾けてしまわれたのではないでしょうか。
イシカワ様が
*ご主人とのアルジェリアでの生活 *日本でご両親やご兄弟のための生活
最終的には、この二つのどちらかにイシカワ様が決断を下さなければなりません。 ご自身の納得のいく方をお選びください。
アッラーがイシカワ様を良いやすらぎの道へとお導きになりますように。
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