下記は陰口、噂話についてコーランやハディースで書かれている内容です。翻訳ですのでおかしな日本語も出てきますがご了承ください。ご参考までに。
陰口をいう (Ghibah) & 噂話をする (Namimah) 全能のアッラーに称讃あれ。アッラーが預言者モハメッドとその仲間の位をあげてくださいますように、そして彼の民を彼の恐れるものからお守りになりますように。 アッラーは言いました。14:34 34.またかれはあなたがたが求める、凡てのものを授けられる。仮令アッラーの恩恵を数えあげても、あなたがたはそれを数えられないであろう。人間は、本当に不義であり、忘恩の徒である。 舌はアッラーが人間に与えた多くのものの一つである。舌は小さな器官にも関わらず、それはアッラーの命令、コーランの教え、預言者モハメッドの教えに従うために使用され、現世と来世への報酬を稼ぐことができる器官である。その器官をアッラーへの不信行為や忘恩に利用する者は自滅へと自身を導くことになる。アッラーへ感謝をするために与えられた器官をそれ以外の禁じられた行為に利用するべきではない。舌の犯す罪は小さくも、大きくもある。一番大きな舌の犯す罪はイスラムを背信することである。 預言者モハメッドサッラッラーフアレイヒワッサラムはいった。 at-Tirmidhiyy伝承: ‘言ったその一言が、害のないものに思えるが、それが彼を地獄の70年の深さまで落とされることになる。’このハディースは地獄の底、背信者の居所の事を指している。舌の犯す罪は陰口(ゴシップ)をする事をガイバ(Ghaibah)といい、噂話をすることをナミーマ(Namimah)という。預言者は言った。Ibn Abid-Dunyia伝承:‘人は2つの習慣によって自身を美化することができる。それは良いマナー、長い沈黙である。’長い沈黙とは、話さない、という意味であるが、アッラーを賞賛する行為や他人にアッラーの教えを伝える事以外の事を指す。 預言者は言った。
Al-Bukhariyy and Muslim Abu Hurayrah伝承: ‘アッラーと来世を信じるものには良い言葉を発させるか、沈黙をさせよ。’我々は自分の発する言葉に責任を持たなければならない。 17:36 またあなたは,自分の知識のないことに従ってはならない。本当に聴覚,視覚,また心の働きの凡てが(審判の日において)尋問されるであろう。 その意味は、人は聞く事、見る事、信じる事において責任を持たなければ行けない。 At-Tirmidhiyy 伝承: Mu^adh Ibn Jabalの‘舌の受ける報いで何が人を地獄へ落とさせるのか’、質問に対する預言者の回答。アッラーを思い出す、服従行為をする、合法な行為をする、非合法なものを禁止するなど英知が伴う行為に使われる事が賢明である。 50:18 かれがまだ一言も言わないのに,かれの傍の看守は(記録の)準備を整えている。 天使ラキーブ(Raqib)とアティード(Atid)は発せられた全ての言葉を書き留めている、という意味。いくつかの罪になる言葉を発した場合でも罪を請う場合は許されることもある。審判の日までには全ての記録を良い言葉で埋めておきたいものである。 預言者は言いました。 at-Tirmidhiyy伝承: ‘沈黙を長い間保つものは審判の日に救われる。’ al-Bayhaqiyy伝承: ‘沈黙を保つ限りは救われる。話すものはあなたのためになるか、反対するかどちらかである。’ Imam al-Ghazaliyy(イスラム学者)が強調する点: ‘舌はアッラーが人に与えた素晴らしい物であり、小さいにも関わらずそれの犯せる罪は巨大である。’アッラーを称賛したり、感謝をしたりするために言葉を発する事は報酬を与えられる行為であるが、イスラムから背信してしまう言葉を発する事もあり、全ての報酬を失ってしまう事もあり得る。
Dhun-Nun al-Misriyy, (Ibrahim Ibn Tawbah) アッラーは心の中の事を舌に反映させるようにした。美しい言葉は心の中の美しさを表し、罪を犯したり背信したりする者はその心がそれに現れている。
陰口(Ghibah)

うわさ話は社会に広がる病気のようなものである。ここでもう一度これらに気をつけるように心がけることを思い出そう。disease. Allah said in Surat al-Hujurat, Ayah 12: 49:12 信仰する者よ,邪推の多くを祓え。本当に邪推は,時には罪である。無用の詮索をしたりまた互いに陰日してはならない。死んだ兄弟の肉を,食べるのを誰が好もうか。あなたがたはそれを忌み嫌うではないか。アッラーを畏れなさい。本当にアッラーは度々赦される方,慈悲深い方であられる。 これは、陰口を言ってはいけない、それをする事は兄弟の死肉を食べるのと同じようなことである、という意味である。アッラーはこの醜い比較を表したのは、どれだけうわさ話をする事が醜い事であるかを我々に表すためである。ハディースにもたくさんの箇所に預言者モハメッドがうわさ話の非合法性を伝えたものがある。 al-Bukhariyy and Muslim Abu Musa al-Ash^ariyy伝承: モスリムであれば彼の手と舌から解放される Abu Dawud、 Anas伝承, 預言者モハメッドが昇天した時、顔や胸を黄銅でできた爪で引っ掻いている人々を見た。預言者はジブリルにこの人たちは何かと聞いた所、ジブリルは‘他人の肉を食べた者たちである。’と言った。これは陰口を言った者のことである。預言者が陰口の話をした時にそれについて限定的な詳述をした。 Muslim, Abu Dawud, an-Nasa'iyy, and at-Tirmidhiyy, Abu Hurayrah伝承: 預言者モハメッドは陰口とは、自分が嫌悪する他のモスリムのことを言うことである。預言者は質問を受けた。‘もしそれがその者の真実であった場合はどうですか’‘それが真実であれば陰口を言ったことになる。(Ghibah)それが真実でなければ(Al Buhtan)陰口よりも罪の大きい罪を犯したことになる。’陰口とは自分の嫌う他のモスリム(死んだ者でも生きている者でも)の事を悪く言うことで、その言ったことに対しその本人が聞いて不愉快な思いをする内容の事を指す。その者の身体に関する事、衣装、家、性格についてなど、他のモスリムが聞いて嫌がる事を言う事が(Ghibah)を犯す対象となる。日常の生活で簡単にこれらの罪を人は犯してしまいがちであるため舌をコントロールする心がけをしないといけない。例えば、彼は背が低い、彼女は失礼な態度だ、彼はよく寝る、よく食べる、太っている、又、人を卑下する言葉など。これらを敬虔なモスリムに対して発した場合は更なる罪にもなるので、日頃から気をつけ、アッラーがこれらの罪から我々を妨げてくださるように祈る。また誇張も同じく大きな罪である。 預言者モハメッドは言った。Abu Dawud伝承: ‘他のモスリムを誇張して噂話をする事は、高利で利益を得る(Riba)最高のレベルの罪と同じくらいの罪である。’ 罪の大きさを比較したものであるが、さらに噂話を聞くことも大きな罪である。 28:55 また,つまらない談話を耳にする時かれらは身を引いて言う。「わたしたちには,わたしたちの行いがあり,あなたがたにはあなたがたの行いがある。あなたがたの上に平安あれ。わたしたちは真理を拒む者を相手にしない。 陰口を言っているものを聞くと、そこから立ち去りなさい、という意味である。陰口をすることも、聞く事も非合法的な行為である事が分かる。 At-Tirmidhiyy伝承: ‘アッラーは陰口から他のムスリムを守る者には地獄の業火からお守りになる。’ また、人が集まる場で陰口が行われている場合は、誰かがそれを止める事がモスリムの義務となる。止める事ができなかった場合は心でそれらの罪を嫌い、その場から立ち去ることで、罪から身を守る。 敬虔なモスリムがそのような場面に遭遇した場合の事:ある日Ibrahim Ibn Adhamは食事に招待された。それぞれ着席した後、誰かが、その場にいない別のモスリムの事を、その者がそこに現れなかった事が良かったと言った。Ibrahim Ibn Adhamはすぐに行動にでた。‘これがわたしが自分にした事か。陰口の罪を犯すような者が集まる場所へ自分が来ることを許してしまった。’すぐさま彼は席を立ち、食事をとらずに立ち去った。そのまま3日間の断食を行った。罪を犯してしまった時はすぐにアッラーに罪を請う必要がある。Ibrahim Ibn Adhamは罪を犯した後すぐに許しを請ったので、‘彼は罪を犯したもの’と称することはない。 al-Mustadrak伝承: ‘モスリムの以前の罪や過ちをカバーするものへの報酬は、生き埋めにされている少女を助けるものの報酬と同じくらいである。’ 従って、罪を犯したことを後悔したIbrahim Ibn Adhamの事を‘罪を犯したもの’と言うべきではない。 ある男が、Umar Ibnul-Khattabに言った。‘人々が無知であった頃、私は自分の娘を生き埋めにしようとしたが、最後には考え改め彼女を取り出した。イスラムが広がり、我々はモスリムになった。時間が経ち、娘が姦通を犯し、その後娘は手首を切り自殺を試んだが最後には後悔をして許しを請った。幾人かの人が彼女との結婚を申し出たが私は娘の事で嘘をつくべきではないと思い、彼らに本当の事を話した。’Umar Ibnul-Khattabはその男を叱って言った。‘あなたはアッラーが娘について覆い隠せとした事をさらに広げたのか。あなたに警告しよう。この話を他の者に再度したら、私はあなたを他の者が同じ過ちを犯さないために見せしめとして懲罰に掛ける。’この話から、モスリムが罪に対して許しを請った後は、その事をさらに言う事は非合法的であることがわかる。 さらに、罪にならない陰口は6種類に分かれる。1、モスリムの判事もしくは、それに代わる人物に不合理な事について申し立て、それを合理化してもらうように助けを求める場合。2、自分の嫌う者が更なる罪を犯さないために、その嫌いな者の事について話す。その者が犯している罪を他の者に話し、その者が更なる罪を犯さないように妨げる。しかし、その話し手の意思が嫌悪から来る者ではない事を明確にすること、罪を犯しているものを助けるためにしている意思を持っていることが前提である。3、モスリム判事もしくは、それに代わる者に過ちを犯した者の話をし、それに対して判断を伺う場合。例)夫が判事に妻が勝ってに家を出て行ってしまった事について判断を伺う場合、イスラムに置ける法律上での判断を伺っているのでこの夫は陰口をしたことにならない。しかし、名前を出さないことなどが推奨される。もしくは、名前や、人物を特定しないで一般的な知識として伺うこともできる。4、その者を描写する言い方で他人にその人物の話をする場合。例)息子に隣の‘片足の人’にこの喜捨をしてきてほしい、ということ。それにより息子はどの人を指しているのか分かる。5、罪を犯した本人が自分でそれを犯したことを公開している場合。それを第三者がその他に話をしても罪にはならない。6、他のモスリムに対して、罪人のことを警告する場合。その者が他のモスリムに対して悪行を犯す事を他のモスリムに警告するは我々の義務である。例)旅人がこの道を行くと、何者かに襲われることを知っていながら、それを警告せず黙っていることは罪である。ある者が盗み癖がある事を知っていながら、他の者に警告せず、さらに他の者が被害に遭うことを許してしまうことは罪である。 al-Hakim, adh-Dhahabiyy 伝承: ‘私の民の中で不正な者に対して、あなたは不正だと指摘する事を恐れるものにはアッラーからの支持は得られない。’
噂話(Namimah)

 噂話は、モスリム同士の間で悪意や問題を悪化させる目的で話を広げることはイスラムでは禁止されている行為であり、それを犯すことは罪である。 68:11/12 11. 中傷し,悪口を言い歩く者, 12. 善事を妨げ,掟に背く罪深い者, ここでは噂話(Namimah)がどれだけ醜いものかが書かれている。 al-Bukhariyy ‘噂話(Namimah)を犯したものは楽園に入る最初のグループには属さない。’噂話を犯し、後悔する事なく死んだモスリムは楽園に入る前に地獄で懲罰を受ける。さらに、墓の中で受ける懲罰の原因の多くは陰口(Ghibah)、噂話(Namimah)、頻尿を洗浄しなかった事によるものである。 アッラーは陰口(Ghibah)や噂話(Namimah)などの罪から我々をお守りくださいますように。審判の日に備えてその日を迎えられますように。アッラーから与えられたものを服従のためだけに利用することができますように。アーミン。 Salam
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