タイトル | : Re: みなさんに聞いてもらいたいこと |
記事No | : 1087 |
投稿日 | : 2008/11/25(Tue) 19:09 |
投稿者 | : 途中参加ムスリム |
ここに、私が先月10月7日に送った投稿を引用させていただきたいと思います。 「それからこういう問題が起きる原因のひとつに、ここは日本なのに日本人が主体になってイスラムが運営されていない事にもあるのではないでしょうか?他の国だったら例えイスラムが少数派の国であっても必ず現地人によるウンマがありますから、外国人はその国にいったらその国のウンマに従えばいい。しかし日本はそういうのがありませんから、外国人が自分の国のやり方を持ち込んで自由にやるしかない。むしろトルコ以外の国がひとつの方法にまとまっている事のほうが奇跡的で、大変恵まれているのだと言えそうです。私がするドアーは早く日本人の社会にウンマができて逆に外国から来ているムスリムをもてなせるようになる事です。 それとジュマの言葉も日本語で行うべきです。それも5回のうち一回とかじゃなくてほとんど全部日本語でするのです。パキスタン人がパキスタン人のイマームを連れてきてウルドゥー語でジュマする・・インドネシア人がインドネシア語で・・・スリランカ人がタミル語で・・・そうやっていると結局、パキスタンモスク、インドネシアモスク、スリランカモスクができるだけで、イスラムが民族宗教で終わってしまう。イスラムは普遍的な世界宗教です。ここは日本ですから、モスクに来ている人、みんながわかる言葉でするべき。日本に住んでいる以上、何人だって日本語で生活しているのですからそれが公平です。別に日本語じゃなくても英語だってフランス語だっていいです。とにかく、パキスタン人もトルコ人も、スリランカ人もみんなが分かる言葉でするべき。これもウンマが分裂する一因です。」 この投稿に対しておおよそ返事は否定的な意見が多かったと思います。しかしそのアフリカ出身の某ムスリマ様が提起された問題はまさに先月の投稿で私が提起した問題と同じです。まさにそのとおりのことが問題となって生じてきている。日本語でイスラムを説明できる人がいない。でもこの事を外国人のムスリムに説いてもあまり賛同は得られないのが実感できました。彼らの言い分は現状、日本語の流暢なムスリムは少ないので、その場にいる人の分かる言語すなわち、ウルドゥー語やインドネシア語でジュマをすれば十分で、日本語でそれを行う必要はないというような意見が主流です。しかし世界のどこに、その国にあってその国の言葉を使わない宗教があるでしょうか?それは異常とまでは言えなくても少なくとも通常のことだとは思えません。 ドイツ人やフランス人のイマームと話したことがあります。実はドイツやフランスのイスラム社会でさえ、日本と同じでドイツ人やフランス人のムスリムは多くは無いそうです。日本同様、ドイツやフランスのイスラム社会もムスリムは移民か移民の子孫が大半である。しかし日本と違うのは、ドイツではドイツ語で、フランスではフランス語でジュマなどは行われる。ドイツなんだからフランスなんだから当然である。 日本人の大半がイスラムは自分とは関係ない宗教だと思っている。しかし本当に残念なのは実は、日本人自身だけでなく、パキスタン人やインドネシア人も、「日本人はイスラムとは関係の無い人種だ」とこれまで思ってきたのだと思うのです。それも日本に住んでいるパキスタン人やインドネシア人が。その証拠に、日本人に、日本語でイスラムを伝えるという努力がこれまでほとんどなされてこなかった。しかしそうでないということがその信仰深きアフリカ人のムスリマ様の意見によっても証明されている。今、日本人の間ではまるで砂漠の中でオアシスを求めるかのようにイスラムに対して激しい知識の欲求が生じている。それをこれまでは、日本人は、カーフィルの宗教学者の書いた本で不確かな情報からしか得られないでいた。でもその時代はもう終わった。日本人にイスラムの真理が伝えられる時がついに来たのです。私もがんばりたい。
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