米時期大統領がオバマ氏に決まりました。 世間では黒人初の大統領ということで注目を浴びていますが、私はむしろ別な点で注目している。 バラク・フセイン・オバマ かれはイスラム(系)初の大統領である。いや本当はイスラム教徒初の大統領と言いたい所ですが、それは残念ながら違う。オバマ氏は一応、キリスト教徒と公式には、なっている。 しかし彼のお母さんははじめのだんなさんはケニア人ムスリムで、次のだんなさんはインドネシア人。いずれにせよ、イスラムに対してとても良い見方を持った人の元で生まれ育った。インドネシアに住んでいたこともある。イランのアフマドネジャド大統領も異例の祝電を送ったそうですし。全イスラム圏がオバマ氏には注目している。アメリカも変わった。イスラム教徒の子供が大統領になれる時代がやってきたのだ。僕はキング牧師が大統領になるよりすごい事だと思っている。 さて世間では、特にアメリカのイスラム社会では実はオバマ氏は隠れイスラム教徒なのではないかという噂も流れている。確かにオバマ氏は故郷ケニアにも何度も訪問しているし、イスラムの装束を身にまとった写真も公開されている。マドラサで勉強したこともあると言われている。実際、キリスト教国の指導者になるために便宜的に書類上はキリスト教徒ということにして政治活動をしたムスリムは史上、何人もいる。アルゼンチンの大統領にもそういう人がいた。 ここは法学解釈の分かれるところでしょうが、そこに利益、特にムスリム同胞に対して利益があるなら信仰を隠すことを認める立場もある。実際、オバマ氏はイラクからの撤退をマニュフェストとしている。これは明確にムスリムに対する益だ。その益のためならムスリムとしての信仰を隠しても罪ではないとする考えもある。アフガンには増兵するそうだが、イラクとアフガンは同じではない。その違いは別に譲りますが。 私は一応オバマ氏はムスリムである可能性も考慮した上で今後の情勢を見て行きたいと思う。 少なくとも私たちの側から見ればムスリムの子はムスリムである。ではムスリムで無くなる条件とは何かといえば、アッラーを否定するか、ムハンマド聖人を預言者として否定するかである。しかしそのどちらも明確にオバマ氏の口から聞いていない。いや大統領という公職である以上、特定の宗教を否定するようなことは言わないであろうし。私はキリスト教徒だと聞いただけで、イスラム教徒で無くなるとは思わない。キリスト教もアッラーを神と信じ、アーダム、ムーサー、イーサーを預言者と認めているのだ。後はただ、ムハンマド聖人を預言者として認めるか否か。その言葉をまだ聞いていないに過ぎない。今後聞くかもしれない。 とにかく期待したい。あの国の次世代に
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