マーリキー派 ma:lkiy 正統四法学派のひとつ。主に北アフリカに分布する。
マグリブ maghrib 1、日没直後に行う礼拝。
2、アラビア語で「日が沈む所」という意味。現在のモロッコ、アルジェリアなどを指す。
マクローフ makuro:h 行わない方がよいが、行っても罪にはならない行為。
マシュハド mashhad イラン北西部の都市。十二イマーム派の巡礼の地ともされている。
マシュリク mashriq アラビア語で「日の昇る所」という意味、マグリブの反対語。現在のサウディ、シリア、エジプトなどを指す。
マスラハ maslahah 公共の利益。
マスジド masjid 礼拝堂。「モスク」。
マッカ makkah 「メッカ」。イスラムの第1の聖地。「makkat_ul-mukarramah」「umm_ul-qura:」
マッモーム ma`mo:m イマームに従って礼拝する人たちのこと。礼拝の始めのアラビア語のニーヤで使用する。
マディーナ madi:nah 「メディナ」。イスラム第2の聖地。預言者廟、聖預言者モスクがある。イスラム国家樹立の地。「al-madi:nat_ul-munawwarah」
マドラサ madrasah 宗教学校。
マナーラ mana:rah ミナレット。マスジドのアザーンをするための物見台。=ミアザナ(mi'zanah)
マハル mahr 婚資。結婚契約に際して新郎が新婦に支払われる金品。
マホメット 「ムハンマド」参照
ミーカート mi:qa:t 複数マワーキート(mawa:ki:t).。ミーカート=ザマニーヤ(時間的)とミーカート=マカーニーヤ(空間的)の2種類ある。巡礼者がイフラームを纏うのが許される期間をザマニーヤと言い、イフラームを纏う場所をマカーニーヤと言う。ミーカート=マカーニーヤは、6箇所ある。Zul-Hlaifah(マディーナ方面)、Al-Juhfah(エジプト・シリア方面)、Zat Irq(イラク方面)、Qarnul-Mana:zil(ナジド方面)、Yalamlam(イエメン方面)、メッカ(メッカ在住者用)と、それぞれの方面からメッカを目指す巡礼者がイフラームに着替え巡礼者となる場所である。
ムアーマラート ma'a:mala:t 行動の規範。
ムアッラファ muallafah 心が真理に傾いてきた者。新たにイスラムに入信した者。
コーラン9-60((施し〔サダカ〕は、貧者、困窮者、これ(施しの事務)を管理する者、および心が(真理に)傾いてきた者のため、また身代金や負債の救済のため、またアッラーの道のため(に率先して努力する者)、また旅人のためのものである。))
ムサッラー musalla: 礼拝所。礼拝する場所。
ムスタシュリク mustashriq 東洋学者。
ムスリマ muslimah 女性イスラム教徒。
ムスリム muslim 男性イスラム教徒。
ムッミン mu'min 1、信仰ある者。複数はムッミヌーン。
2、アッラーの99の美名のうちの一つ。コーラン59-23((かれこそは、アッラーであられる。かれの外に神はないのである。至高の王者、神聖にして平安の源であり、信仰を管理し、安全を守護なされ、偉力ならびなく全能で、限りなく尊い方であられる。))
ムナーフィク muna:fiq にせ信者。
ムハージルーン muha:jiru:n ムハンマドと共にメディーナに移住(ヘジラ)したムスリムたち。
ムバーハ muba:h 行っても、行わなくっても法学上は何の問題もない行為。例えば:歩くこと、しゃべることなど
ムハンマド muhammad 預言者。本名はMuhammad ibnu Abdullah。「マホメット」「モハメット」
ムフティー mufty 法解釈の意見を出せる資格を持つ法学者。
ムフリム muhrim イフラームを纏った巡礼者。
メヘラーブ mihra:b キブラを示すためにマスジドの壁をアーチ型にくりぬいた場所。
コーラン訳は(宗)日本ムスリム協会発行の「日亜対訳・注解 聖クルアーン(第5刷)」からの引用。