| アーイシャ | عَائِشَة | 第１代カリフ アブーバクルの娘。預言者の妻。 |
| アーミーン | آمِين | 「アッラーよ、叶えてください。」 |
| アーヤ | آيَة | １、しるし。 ２、コーランの章を構成する一つの単位。一般的に、ひとつの文がアーヤだが、短い場合はひとつの句から、長い場合は複数の文から構成されていることもある。A:ya:t Qur'a:niya |
| アザーン | أَذَان | １、宣言。コーラン9-3((（これは）アッラーとその使徒から、偉大な巡礼の日にあたり、人びとへの（布告された）宣言。)) ２、礼拝時間に入ったことを知らせる定められた呼びかけの声。参照オーディオセンター |
| アジュル | أَجْر | １、報奨。マレー語でpahala。コーラン16-96((われは耐え忍ぶ者に対し、かれらが行った最も優れた行為によって、報奨を与える。)) ２、マハル。コーラン4-24((それでかの女らと、交わった者は、定められたマハルを与えなさい。)) |
| アッサラーム アライクム |
السَلآمُ عَلَيْكُم | ムスリムの間で広く使われる世界共通の挨拶。アラビア語。「あなたの上に平安がありますように。」という意味。 |
| アッラー | اللَّه | 神。アッラー。神という意味の「ILA:H」に定冠詞ALが付いてできた語で、唯一絶対の神の固有名詞。 |
| アビセンナ（Avicenna） | ابْنُ سِينَا | イブン・スィーナー。本名はAbu: Ali: al-Husain ibn Abdulla:h ibn Si:na:。西暦980年現在のウズベキスタンのブハラ近郊のアフシャナ生まれ、1037年没。医学者。哲学者。科学者。 حجة الحق 、الشيخ الرئيس などと呼ばれる。著書に哲学書『治癒の書』（كتاب الشفاء）、医学書『医学典範』（القانون في الطب）などがある。 |
| アベロエス（Averroes） | ابْنُ رُشُد | イブン・ルシュド。本名はAbu: Wali:d Muhammad Ibn Ahmad Ibn Rushd。西暦1126年アンダルスのコルドバに生まれる。1198年マラケシュにて没す。イスラーム法学者、哲学者、医学者、天文学者、文法学者。ギリシャ哲学の莫大な注釈を著した。 |
| アブドッラー | عَبْدُ اللَّهِ | 預言者ムハンマドの父の名。「アッラーの僕」という意味で、ポピュラーな人名の一つ。新たに入信した者が、父の名としてつけることがある。 |
| アブーバクル | أَبُو بَكْرٍ الصِّدِّيقُ | 本名は、Abdullah bin Abi Qaha:fah Uthman bin Kaab。西暦573年（ヘジラの51年前）メッカで生まれる。母は、Ummu_l-khair Salma: binti Sahr bin A:mir。最初に入信した成人男性。常に預言者ムハンマドからもたらされる天啓を迷うことなく信じたことから、『As-siddi:q』と呼ばれるようになった。また、『Abu Bakr』は、最初に入信した者、または、処女で結婚したAishahの父であることから付けられた呼称（Abu=父、Bakr=処女または最初）。裕福な商人だったがイスラムに全ての財を投げ出す。ヘジラで預言者に同行し、預言者が病に伏した時は代理としてイマーム行なう。預言者死後は、第1代カリフに就任。ウンマからの離反、偽預言者などを制圧しウンマの危機を救う。シャーム地方、イラクの大部分をイスラム支配下に置く。２年３ヶ月半のカリフ職を務め、６３歳にてメディナで死去。 |
| アヤトラ | آيَةُ اللَّهِ | アーヤトゥッラー。イランのホメイニ師の称号で世に知られるようになった。シーアの１２イマーム派の上級イスラム法学者の称号。 |
| アラブ | عَرَب | アラビア人の総称。 |
| アリー | عَلِيّ | 第４代カリフ アリー イブヌ アビー ターリブ（'aliy ibnu abi: talib）。預言者の甥に当る。 |
| アンサール | أَنْصَار | イスラム黎明期のマディーナのムスリム達。 |
| イード | عِيد | イスラム暦10月1日から3日をイードル フィトル（'i:d ul-fitr、断食明け祭り、小祭 ）、イスラム暦12月7日から10日をイードル アドハー（'i:d ul-adha:、犠牲祭、大祭）。 |
| イアティカーフ | اعْتِكَاف | 礼拝堂（マスジド）にお篭りをすること。特にラマダーン月の最後の10日間は奨励されている。 |
| イシャー | عِشَاء | 夜の礼拝。 |
| イジュマア | إِجْمَاع | イスラム法の第３の法源。「合意」という意味。世界のウラマー達が同一意見で合意すること。 |
| イスティンジャー | اسْتِنْجَاء | タハーラ（清め）の方法の一つ。排便後肛門を水で洗浄すること。 |
| イスラム暦 | التَّقْوِيمُ الإِسْلآمِيّ | ヘジラ暦。ヒジラ（マディーナへの移住）を元年とした太陰暦。１ヶ月は29.5日。1年は357日。 |
| イバーダ | عِبَادَة | 信仰を具体的に表現する行為。タハーラ（清め）、サラート（礼拝）、サウム（断食）、ハッジ（巡礼）、ジハード（努力、聖戦）などがそれに当る。 |
| イフラーム | إِحْرَام | １、ハッジ（大巡礼）またはウムラ（小巡礼）のニーヤ（意思表明）。 ２、ハッジ（大巡礼）・ウムラ（小巡礼）において巡礼者がまとう縫い目のない2枚の白い布。 |
| イブリース | إِبْلِيس | 悪魔。悪魔の首領。コーラン18-50((われが天使たちに向かって、「アーダムにサジダしなさい」と言った時を思え。かれらはイブリースを除いてサジダした。かれはジンの仲間で、主の命令に背いた。)) |
| イフワーン | إِخْوَان | アラビア語「akh」（兄弟）の複数形。イスラム同胞団（ikhwa:n muslimin）。 |
| イマーム | إِمَام | １、指導者。集団礼拝の時、礼拝を先導するもの。シーア派では最高指導者を指し、アリーの子孫でなければならない。 ２、模範となる者。コーラン2-124((「われはあなたを、人びとの導師としよう。」と主は仰せられた。)) ３、記録簿。コーラン36-12((われは一切を、明瞭な記録簿の中に数え上げている。)) |
| イムサーク | إِمْسَاك | １、ラマダーン月の日々の断食の始まりの時間。ファジュルより何分か前に設定されている。 ２、日中、飲み物、食べ物を絶つこと（断食）。 |
| イルム | عِلْم | 宗教「知識」。 |
| インシャー アッラー |
إِنْ شَاءَ اللَّهُ | 「アッラーがお望みであれば」という意味。予定に絶対ということはなく、すべてアッラーの思し召しで |
| インジール | إِنْجِيل | イエスに下された啓示。福音。 |
| ウィトゥル | وِتْر | 「奇数」。イシャーの礼拝後行われる１ラカアのスンナの礼拝。 |
| ウマル | عُمَر | オマル参照 |
| ウラマー | عُلَمَاء | イスラム社会において指導的立場に立つ宗教知識者。イスラム法学者。単数形はアーリム（'a:lim）。 |
| ウンマ | أُمَّة | 「イスラム共同体」。 |
| ウンム=ル=クルアーン | أُمُّ الْقُرْآنِ | コーラン第1章の開端章（ファーティハ章）を指す。ウンム=ル=キターブ。 |
| ウンム=ル=クラー | أُمُّ الْقُرَى | マッカ。 |
| オマル | عُمَر | 第2代カリフ。 オマル ビン アル=ハッターブ（'umar ubn ul-khatta:b）。呼称al-fa:ru:q（善悪を区別する人）。 |
| コーラン訳は（宗）日本ムスリム協会発行の「日亜対訳・注解 聖クルアーン（第5刷）」からの引用。 |
