ヒジュラ暦(イスラーム暦
  ヒジュラ暦とは、イスラム諸国で採用している宗教的な暦です。欧米では略してA.H.(ラテン語のAnno Hijrae)であらわされます。新月から新月までを1ヶ月とし、12ヶ月で1年となる純粋太陰暦です。月齢周期は平均すると29.53日です。つまり、大の月(30日)と小の月(29日)が交互に巡ってくることになります。そして1年12ヶ月を合計すると29.5X12=354日ということになります。太陽暦(グレゴリオ暦)が平年365日、閏年366日ですから、ヒジュラ暦では1年が11日(閏年は12日)短くなり、年とともに約11日ずつ前へずれて行きます。昨年2005年の断食明け祭が11月3日だったのに今年2006年の断食明け祭は10月24日となったのは、このような理由からなのです。
 ヒジュラ暦の月の名前は
月の順番 アラビア語で 英文字 カタカナ読み
  Muharram ムハッラム
  Safar サファル
  Rabiu_l_Awwal ラビーウル=アウワル
  Rabiu_th_thani ラビーウッ=サーニー
  Jumada_l_Awwal ジュマーダル=アウワル
  Jumada_th_thani ジュマーダッ=サーニー
  Rajab ラジャブ
  Shaaban シャアバーン
  Ramadan ラマダーン
10   Shawwal シャウワール
11   Zhul_Qa'dahまたはZhul_Qi'dah ズルカアダ、ズルキイダ
12   Zhul_Hijjah ズルヒッジャ
Muhitul_Muhitより
西暦⇔ヒジュラ暦変換ソフト
 
西暦
ヒジュラ暦

曜日

Julian Day:

西暦ーヒジュラ暦変換ソフトの使い方:
 西暦窓に半角数字で日、月、年を入れ『西暦⇒ヒジュラ暦』ボタンを押せば、ヒジュラ暦窓に答えが出てきます。また、ヒジュラ暦窓にヒジュラ暦を半角英数字で日、月、年を入れ『ヒジュラ暦⇒西暦』ボタンを押せば、西暦窓に答えが出てきます。
 さらに、曜日窓には、その日の曜日が出てきます。

預言者ムハンマドがヒジュラ(遷都)した年が、ヒジュラ暦元年となり、その日はラビーウルアウワル12日だったとの伝承があります。ラビーウルアウワルは、ヒジュラ暦の3月ですから、ヒジュラ窓の『日』に『12』を、『月』に『3』を、『年』に『1』を入れて、『ヒジュラ暦⇒西暦』ボタンを押してみてください。答えは西暦622年9月24日金曜日と出てきますか?預言者ムハンマドがヤスリブ(現マディーナ)に到着したのは、西暦ではその日なのです。その時日本では聖徳太子が没した年ということになっています。