吉備津彦が鬼城山(きのじょうざん)の温羅(うら)という鬼神を討ったときに由緒のある岩のおはなし.吉備津彦のみことの射た矢と鬼神の射た矢が空中でぶつかって、なかなか温羅に当たらない.落ちた矢をこの矢置岩の上に置き、一度に二本の矢をつがえて発射した.一本は宇羅の矢と衝突したが、一本が宇羅の左目に突き刺さったという.
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