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 「今日のモル」    2002年 9月分
                    (群れ数 続 16 匹)
9/04
         急 患

 昨日朝の食事時間にルビー♂の姿が無かった。夜も姿無し。
これはおかしいと捜すとエアコンの室外機の裏にうずくまっている。
追っても小屋へ帰らない。鷲掴みにするといつもは激しく抵抗するの
にそれもない。硬い糞がお尻についていて、血尿らしき跡もある。
すぐキャリーに食事を用意して入れるが、非常に様子がおかしい。
仰向けにしてみかん1房を2回に分け食べさせる。後は昨夜から
夜明けまでずっと膝の上に乗せて背中をさすり続けた。眠らせると
そのまま息を引き取りそうな気配だ。時計の針がやたらに遅い。
やっと夜明け間近9時間ぶりにおしっこをした。ごそごそするので、
今キャリーに入れているが餌を食べる気配がない。この後、またすぐ
膝に抱くつもりだ。病院の開院時間が待ち遠しい。 


9/05
         ちょっと食べたよ

 ルビー♂  キュウリを一口
 昨日、開院30分前から待って1番に診てもらった。腎臓結石に
よる血尿かも知れないということで、3種類もの注射液を1本に入れ
太い注射を打ってもらう。背中に大きなこぶのような塊が出来た。
痛そう。(T_T)
帰宅後モル小屋に病室を造って寝かせる。うとうとしていた。4時間
ほどして又私の側へ置く。前日ルビー♂を膝の上に抱いて私も寝て
いないので、さすがに2日は続けられず、昨夜はベッドにバスタオル
を敷いて一緒に寝た。
さっきキュウリをかじっていたので、起きて来たが、ルビー♂は
一昨日みかん1房、昨日キュウリ3切れしか食べていない。 油断
出来ないので、今日も病院に行きます。


9/06
         ルビー♂の病状

      みんなのとこへ行きたい
 昨日(5日)病院へ行く前に餌を用意したらペレットを10粒食べた
ので、「心配ないか」と思いつつ「油断は禁物」と開院2番目に診て
もらった。前日と同じ太い注射を。帰ってモル小屋の病室に。うと
うとと眠っていた。
夕方フェンスを越えて仲間の方に行こうとして、力無く落ちる。そんな
ことされてはたまらないと、後はカゴに入れて、私の側へ置く。夜中
ベッド脇のルビー♂を時々触ると寒そうなので、やはり一緒に寝る。

今朝(6日)、薬を付けたきゅうりと人参を少しかじった後全然餌を
食べない。そういえば昨日の朝以来だし、糞もろくに出ていない。
じりじりしながら膝に抱き、無理に食べさせようとするが拒否。その
代わり可愛い声で話をしてくる。「おいおい、『さよなら』じゃあない
だろうな。」
午後の診察4時を待って同じ注射ともう1本。「のどが詰まっているの
では」の問いにイリンジで水を飲ませて下さった。同じシリンジを2本
いただく。
帰宅後キャリーで寝かせる。みんなの方へ行きたがるので、抱いた
ままモル小屋で過ごす。シリンジでミックスジュースをやると自分から
吸い付いてきた。ちょっと飲んだ。仕草は病モルと思えないが、とに
かく餌を食べないのは深刻な病状と思う。今からベッドで一緒に寝ま
す。明日も病院に行きます。


9/07
         限界やのに

       何やってんねん
 夜中にベッドでルビー♂をつぶしそうになり、私の体力・注意力の
限界を感じる。
今朝は夫・春彦の車で動物病院へ、注射を何本打ってもらったか
覚えていない。帰ってルビーをモル小屋の病室に。その後、私の
点滴を打ちに行った。内科から帰ると春彦が「血がいっぱい出てる
ぞ。」と。一匹ずつ調べるとヒーロー♂がお腹にざっくりと噛まれ傷、
チェッカー♂は左足が血塗れでパンパンに腫れていた。喧嘩かい!
この非常時に。止めてや!かあちゃんもう限界やのに。(T_T)
2匹の手当をしてカゴに隔離、3匹連れて涼しい部屋で静養。
うれしいことはルビー♂が2匹につられてサニーレタスを自分から
食べたこと。夕方再度傷の手当をしてモル小屋へ。ルビー♂も
今夜は小屋の病室で寝てもらおう。


9/08
            最後かなと思ったけど

 朝モル小屋を見に行くと、細い糞はいくつか出ていたけど、ルビー
♂は元気がなかった。うーん、やはりベッドの中が良かったかな。
今日は日曜だけど先生が診て下さると言われたので、ありがたく
連れて行った。注射2本。でも、「食事をしなくなって6日目だから、
そろそろ限界かもしれない。」と言われた。連れて帰ってベッドの上で
ジュースを少し飲むが、昨日食べた野菜も囓る気配が無く、だんだん
と目を閉じるので、背中をさすっていたがもう『眠らせて逝かせてやろ
う』と部屋を出た。・・・・・・・しばらくして覗くと目を開けていた。
一度は諦めたので、踏ん切りがついた。『タヒボ』という癌予防の
アマゾン樹皮の茶を4パック煎じて注射器で飲ませると、自分から
吸い付いてくる。2時間後、タヒボ茶とそれで柔らかくしたペレットを
1粒食べた。夜、タヒボ茶とペレット1粒のおかゆ、レタス1カケラ。
今夜はベッドで一緒に寝る。


9/09
         また遊ぼうや

左 ナンシー♀  午後の診察あと
 残念なことに昨日注射してから、おしっこは出ても糞が出なくなった。
3~4時間ごとにタヒボ茶と野菜一欠片では糞にもならないのだろう。
ちょっとでも進展しないかと様子を見つつ、今日は午後注射を打ちに
行った。糞が出ない説明を受け、「この2~3日には良いか悪いかの
結果が出るでしょう。」 先生はお茶でお腹を膨らすと食べたく
なくなるので、というご意見だ。私もお茶の合間に柔らかいペレットや
野菜を勧めるが、口を閉じると「せめてお茶だけでも飲んでよ。」と
ついなってしまう。
夕食はみんなの中に放して食べる気を起こして欲しいと小屋で過ごし
た。数匹が匂いをかぎにやって来た。ルビー♂の動きが鈍く、ボーッ
としている時間が多い。夜、タヒボ茶ときゅうり一口。かなり難しそう
だが、それでも頑張ろう!今夜もかあちゃんと寝ようね。


9/10
         みんなの中で逝ってもらうことにします

 今日午後の診察で「おしっこはよく出ますが、まだ糞は出ません」
と言うと、お腹を触って下さり、糞は詰まっていません。糞になるほど
の物が無いのでしょう。」と。
夕食事にみんなの中に放すが、隅から動かず笹の葉も囓るマネだけ。
今朝からけっこう無理にでもと柔らかくしたペレットをシリンジ(の先
を切った物)で押し込んだ食事をしていたので、希望を持っていた
のだが。夜には全身の力で反抗し、ガクッとなる。(一瞬死んだ
のかと思ったくらい) 残り少ない体力をこんなことに使わせては
可哀想なので諦めることにした。
生まれ育った小屋の中でみんなと一緒に過ごし、逝ってもらうことに
しました。
でも、明日まで頑張れていたら、注射にだけは行こうね。かあちゃん
にも望みを残しておいて欲しいから。


9/11 10時
         今日も頑張って欲しい

 昨夜の夜中食事時間、ルビー♂は隅に夕方置いたまま居た。
タヒボ茶とペレットのおかゆ、ほんのちょっぴり。元に戻そうとすると、
ナンシーおばちゃんが席取りをしていた。私が寝る前覗くとキューティ
ばあちゃんがやはりルビー♂を追い出していた。仕方ない、やはり
ベッドの脇でタオルでくるんで寝かせた。
今朝見ると、まる2日間出ていなかった小さな小さな糞がいくつか
出ていた!!
ん~、何とか生きないものだろうか。でも今朝もタヒボ茶とペレット
1口しか食べない。さっきモル小屋に座らせると、ちょっと毛づくろい
をして眠っている。母のサミーが「グルグル、グルグル」怒りながら
近づくと、「ミーミー」鳴いた。「追い出さないで」と言ったのか
「かあちゃん」って言ったのか。頑張れ!ルビー♂。


9/11 21時
         モル小屋の前で逝きました

 朝は希望を持ったのに、食事が進まない。やっぱり延命治療は
止めよう。ルビー♂はモル小屋の中でうとうとしている。でも
ブラッキー♂が走ってぶつかった時など、素早い動作で動き、
「騙されているんじゃあ」と思ったほど。私もほとんどモル小屋の
前で過ごした。4時くらいに痙攣が始まったので、膝の上に抱いて
撫でたり軽く叩いたりし、長く続くので「神様早く終わりにして」と
祈った。40分くらいで眠りにつく。   (1歳7ヶ月)

帰宅した春彦(夫)に穴を掘ってもらい、モル小屋の後ろにある
動物のお墓に納めた。死後の世界は痛みと闘っている私には
「苦痛のない世界」と映るので、「先に行って軽やかに走っていて、
すぐ行くから。」と話しかけ、私はそんなに泣かなかった。


 追記  20年前のこの頃は、モルの介護方法も介護食の事も
     全く分かりませんでした。

9/12
            剪 定

 「おい、餌の山や」 
          レコード♂     コーヒー♂
 20年も庭木の剪定は私の役目だったが、今年からはさすがに
脚立に登れず、シルバー人材センターの方にお願いした。お一人で
来られたので二日かかった。
昨日と今日、モル達は小屋へ閉じこめられた。葉っぱを食べている
間に、ゴミと一緒に搬送されたりしたらたまらないので。4時に終了。
ゴミは明日取りに来られると言うので、放したら、案の定ゴミ山へ
突進。夕食時に点検をしっかりしよう。


9/18
            平穏無事が何より

  1階も               2階も 
   
プッピ♂、ミュー♂、レコード♂   ナンシー♀、ビリー♂、サミー♀
     クイック♂

 今までは「何か面白い様子はないか。」とカメラを構えていたが、
ルビー♂が逝ってからは平穏無事に餌をパクつくモル達を見るのが
最高に幸せなんだと思えるようになった。ボケーっと眺めるのでは
なく、家庭医の目で見て、それでいて、平々凡々とした暮らしが出来
るような環境作りをしたい。


9/19
            お昼寝モード

    
  クイック♂も    (起きてるキャロ♀、ヒーロー♂) ビリー♂も
 午後2時、モル小屋温度25℃。扇風機も回っているし、過ごしやす
くなった。ビリー♂の奥には(写真では見えないが)ナンシー♀も、
ぐっすり眠っていて、真ん中の2匹(キャロ♀とヒーロー♂)が出張
って来てもピクリとも動かなかった。完璧に熟睡しているようだ。
(*^_^*)


9/20
            「柿の葉落ちろ!」

見上げるチェッカー♂
 モル達は小屋掃除の間、庭のあちこちに散って行く。庭の南に
22年経つ柿ノ木。柿の葉のカリカリに枯れたものが好物だ。剪定
したてのものより枯れ葉が良いらしい。そういえば干して「柿茶」
にしますものね。食べても健康食品か。(´ー`*)


9/25
            伸び~る

下から コーヒー♂ 右 ブラッキー♂
 モル達の身体は伸び~る。コーヒー♂の身体も2階餌場まで
びよ~んと一直線。懐かしい思い出は白いルビー♂が1歳近くまで、
たった3.5㎝の間のフェンスの通り抜けをしたことだ。超柔軟。
その後は例のフェンス越え。
そういえばこのコーヒー♂も一度だけフェンス越えをして脱走した
のを見たことがある。けっこう俊敏なのかも。


9/30
            体調チェック

ヒーロー♂ 2㎏秤購入
 15匹のモル達の体調チェックは簡単ではない。ルビー♂を亡くし
てからは特に慎重になった。以前は月2~3回体重を量っていたが、
あまりモル達が逃げ回るので最近は15日だけにしていたのを、2㎏
秤を購入したのでヒーロー♂の噛まれ傷を診るついでに、全員の
外見チェックと体重を量った。
ヒーロー♂とチェッカー♂の喧嘩は激しくなる一方だが外傷はそれ程
恐くはない。恐いのは内臓疾患だ。体重測定を内からの病気を見分
ける資料にしたい。


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