折立から黒部五郎岳,鷲羽岳,水晶岳,赤牛岳,黒部ダム
GPS軌跡です、腕時計型GPS GARMIN EPIXに変更したので
ちょっと装備の軽量化が出来ました。
2016年9月10日 電車で富山へ ビジネスホテル泊
2日目 富山駅からバスにて折立へ、そして太郎平小屋へ
3日目 太郎平小屋から黒部五郎岳、黒部五郎小屋へ
4日目 黒部五郎小屋から三俣山荘、鷲羽岳、水晶小屋へ
5日目 水晶小屋から水晶岳、赤牛岳、奥黒部ヒュッテへ
6日目 奥黒部ヒュッテから平の渡しを経てロッジくろよんへ
7日目 ロッジくろよんから黒部ダムへそしてバス、電車で帰宅
折立から登り始めて少しの休憩場所でお二人とお会いしました。
写真左の方は上海から来られたEさん、そして右の方はシンガポールから来られたソウさんです。
ソウさんはシンガポールで穀物取扱い量世界一のコングロマリット カーギルにお勤めです。
日常会話は英語、中国系なので中国語も堪能、奥様が日本人なので日本語も少しOK。
一方Eさんは中国語と簡単な英語のみ、弱英語の私とはほとんど話が通じません。
五光岩ベンチから見た薬師岳です。
ソウさんが手にしているおやつは。
干し肉ですね、とても美味しかったです。
ソウさん、ごちそうさまでした。
私のお返しはエイヨウカンでした。
約5時間で着いた太郎平小屋。
写真のモデルは同室の方です。
黒部五郎から歩いて来られて明日は下山とのことでした。
部屋は3人で使用し、互いの布団どうしに余裕が有り荷物もゆったりと置けました。
太郎平小屋の夕食です。
太郎平小屋朝食です。
ソウさんから6:30に出発しないかと伝言を受けていましたが、
鈍足なので早く6:00に出るとEさんに伝え、6時過ぎに出発。
北ノ俣岳を少し過ぎたあたりです。
登りの赤いザックの方は若い単独女性、テント泊のようです。
今回は若い女性のテント泊の方を何名も見かけました、最近はやっているんでしょうか?
下りの2人はソウさんとEさんです。
私は鈍足なので先に出発してましたがこの後すぐに追いつかれました。
黒部五郎岳カールと尾根コースの分岐です。
ここにペットボトル、タオル、バッグが有ったのでデポして誰か登っているなと思ったのですが?
頂上には誰も居なく、それらは忘れものでした。
ゴミと判明するとソウさんは直ぐにペットボトルの水を抜きぺしゃんこに、他のゴミとまとめて
自分のザックにしまい込んでしまいました、
なかなか出来ない事です、少なくとも私にはそんな気が起きませんでした。
シンガポールって凄い、ガーギルが凄い、いえいえソウさん自身が凄いのか、自然を愛する行為には脱帽です。
私も見習わなくっちゃ!
私の中では断然シンガポールの株が上がりました。
黒部五郎岳の頂上です。
ノーズカバー(日焼け防止)を付けてます。
皆さん見た人は珍しがります、私の鼻は高さは無いが受光面積が大きいのです。
ソウさんはとても元気です、背景はカール。
Eさんは分岐で待機でした。
カールの眺めは素晴らしかったです。
エントツ山さん、kyoさん、おじょもさん達のレポートに触発され私も頑張って来ました。
黒部五郎小屋です。
到着後程なく小雨となったので良い時間に歩けたようです。
しかし、お気の毒にソウさんは小雨の中のテント設営でした。
黒部五郎小屋のの夕食です。
黒部五郎小屋の朝食です。
予約していたからでしょうか、大きな部屋を一人で使えました。
翌朝です、Eさんは写真のUPはダメとのことで加工してます。
今日は雨ですが出発します。
Eさんはもう一日泊まり、ソウさんは三俣蓮華、双六を経て新穂高温泉迄で今日で山は終わりだそうです。
私はゆっくり巻き道を通って三俣山荘へ、美味しいコーヒーで一服し鷲羽岳へ。
雨の中の鷲羽岳、この時は霧雨状態でしたが景色は全く見えず鷲羽池も全く見えず。
5年前に登った時も雨、相性が悪いです。
おまけにこの後下りで滑って転び、ストックを折ってしまった。
今まで3回折って今度4回目の修理をしなければなりません。
予備パイプが有るのでエポキシで簡単に修理が出来ます。
早目に着いた水晶小屋、天気予報も悪かったので客は私一人でした。
ここは両線上の小屋で交通の要所ではあるが水の便が悪くそれなりの制限が有ります。
とても感じが良い若いスタッフでした。
この部屋を貸し切りです。
最終的には3人となりましたが。
水晶小屋夕食です、定番のカレーは大きな肉ブロックが入っておりとっても美味しいのです。
カレーとみそ汁はお代わり自由。
これは特別サービスのコーヒーとゼリー。
通常はこのサービスはありません、特別な条件の時だけです。
予約していて早い到着、宿泊者数が極端に少なく、そして紅顔の美青年という条件が必要です?
まったりしていると5時を大幅に過ぎているのに相次いで二人来訪。
しかしスタッフは嫌な顔もせず丁寧に対応し食事も用意してます、どこかの小屋とは大違い。
水晶小屋の朝食。
お世話になったスタッフの方です。
へたくそな写真ですね、シャッタータイミングが悪くてすみません。
実物はきれいで魅力的な方なんですよ、皆さん会いに行って確かめて下さい。
昨日遅めに到着したジュオンさん、ブラジルのビトリアからお越しです。
ビトリアはリオの北約500Km、立派な都市だそうです。
お仕事はハウス内の小物を販売されてるそうです。
駄べったりコーヒーを飲んだりとぐずぐずしていると出発が6:30と予定より1時間遅くなってしまいました。
ジュオンさんから天然果物で出来たスイーツをいただきました、ありがとうございました。
お返しはエイヨウカン。
霧雨の中出発。
水晶岳です。
水晶は無く、ダイヤモンドも金塊も見つかりませんでした。
読売新道から見た高天原温泉です。
雲ノ平です。
こちらの方向からだと又少し違って見えます。
やっと着いた赤牛岳。
山頂手前で元気な若者に抜かれ山頂は二人でした。
このコースで出会ったのは彼一人のみ、彼はピストンで帰りました。
10時間かけて到着した奥黒部ヒュッテ。
お風呂が有り、トイレも水洗式できれい。
客は私一人で快適でした。
実は水晶小屋同宿だった人が一緒のはずだったんですが、まだ暗い朝4時に出発し早い時間に着き
平の小屋まで行かれたそうです。
奥黒部ヒュッテの夕食です。
とても美味しそうな肉じゃがにおでんなんですが疲れて半分残し、
代わりにお茶を10杯以上いただきました、脱水症状だったようです。
休憩の度に好きなだけ水を飲んでも足りてないんですね、
ハイドロ装置の必要性を認識しました。
とってもきつかった読売新道、難なく通られたリップさんはすごいです、私はとてもかないません。
奥黒部ヒュッテ朝食。
読売新道以降ダムまで湖畔の道。
梯子が多いとかアップダウンが激しいとか聞いていた道ですが
甘く見てはいけません、やっぱり凄いしんどい道でした。
平の渡し、船着き場です。
最初はすっとここに来たのですが船着き場には何の看板もなく不安になって再度登り
もう少し奥まで歩いてみると船着き場は手前に移動したとの表示が有りました。
そしてもう一度降り口の看板を確かめてみると消えかけて割れたアクリ板に何か書いてるが読めません。
通常船出の時刻表ぐらいあるだろうと考えてましたが、そんな物有りません。
大変分かり難いです。
この時計はGARMIN EPIX 、湖上の軌跡が見えてます。
これだと大きなGPSを持ち歩かなくてすみ荷物の軽量化が図れます。
ただ日本語版はお値段が高く私の様なビンボー人にはとても買えません。
私はTrekkinnというスペインの通販サイトから送料込みで4万円弱で購入、
消費税と通関手数料で3200円、それに地図はイドンナップさんより10区画3500円で調達。
イドンナップ地図は登山道を赤にしてもらったので見やすいです。
EPIXに日本語フォントを入れ地図を台湾語のものにすると一応漢字も表示されます。
ただしちょっと癖が有り、地名検索など使えませんが私の用途には十分です。
充電式なので毎日パワーパックで充電して使いました。
地図はネットで入手可能な無料の物も少しの加工で使えます。
ただし、ある程度機械に抵抗が無くパソコンの操作が出来る人でないとお勧めは出来ません。
渡し舟に船長さん、
船長は平の小屋のご主人です。
昼飯は平の小屋でうどんでもと目論んでましたが
無いそうです、残念ながら当てが外れました。
この湖畔の道は結構な登山道で、また梯子が沢山有り大変疲れます。
やっとこさロッジが見え、もうすぐ着くかと思ったらここから更に1時間以上かかりました。
やっと到着したロッジくろよん。
ここは山小屋ではなく旅館仕様です。
風呂はもちろん、トイレはウオッシュレット付でした。
ゴミ箱だって有ります、すごい!
夕食は又食べられないといけないので変更できないかと聞いてみると
普段はメニューに無いが客は私一人なのでOKとのこと。
うどんに生卵そして缶詰メフルーツを沢山、お代わりのうどんが左に写っている鍋に沢山あり
全部いただきました。
おなか満腹、うどんパワーは絶大です!
ロッジくろよんの朝食、通常の仕様です。
私の大好きな納豆が有りますね。
ロッジくろよんから黒部ダムまではこのように舗装された快適な道です。
放水中の黒部ダム
ブルガリアのソフィアからお越しのサビンさんと奥様とお友達です。
扇沢でバス待ちしているとサビンさんたちが来て一緒にバス待ち。
そこへタクシーの運転手さんから乗らんかとのお誘い、でもタクシーだと6400円、一人当たり
1600円となりバスより高くつくのでお断りしました。
少ししてまた運転手さん、今度は一人1300円でどうかとのお誘い、これだと一人当たりバスより60円安い。
相談の上4人で乗ることに決定。
サビンさんご夫婦は銀行員で日本についてやたら詳しい。
普段家では煎茶をたしなみ次は四国遍路も考えているそうです。
空手を長いことしており、それで日本に興味を持ったとか。
日本の山は美しいと言ってくれました、ありがとうございます。
その後電車を乗り継ぎその日の夕刻には帰宅できました。