この 樹 にそえて ・・・ no.166
釣井三社神社のケヤキとトチ・・・ 既に紹介したウラジロガシがある県指定天然記念物の森。
西祖谷山村から東祖谷山村に入ってほんの暫く行くと、小島第二橋を渡る手前に釣井に至る三叉路があり、それを右折する。
途中には銀杏の特集で紹介した「木村家の銀杏」があり、三社神社はそのすぐ先に見える。
下草や灌木で鬱蒼とした神域は、栃、欅、ウラジロガシの他にも、カゴノキ、イタヤカエデ等の巨木が密生して、社叢というよりも
正に森という様相になっている。 藪をかき分けて欅の根元に寄ると、想像以上に巨大な根元で、目通りの数値よりも遙かに
大きく感じられる。 栃もまた大きいが、枝折れ等で葉が若干少ないのか、欅程の存在感は感じられなかった。
ただ、どの樹も自然のままの心地よさを存分に表しているような力強い樹影で、巨木は森の一部なのだなあ、と思えてくる。
釣井三社神社のケヤキ 目通り5.5m/樹高30m/枝張り23m
トチ 目通り5.8m/樹高30m/枝張り25m/徳島県東祖谷山村釣井・三社神社/県指定天然記念物