この 樹 にそえて ・・・ no.160
八坂神社の杉・・・ 高知市の北西部に接した鏡村は、鏡川の源流となる吉原川、的淵川が国見山を挟んで村を貫流して
いる。 杉のある梅ノ木は、的淵川の支流に沿って西に遡った段丘地で、よく目立つ日当たりの良い所に神社が奉られていた。
晴天に突き刺さるように立ち上げた梢が鮮烈で、樹形、樹勢ともに申し分のない素晴らしい杉。 とくに山間の開かれた神域に立
つその情景の良さは、他ではあまり見あたらない。 案内では、毎年11月5日の秋の大祭に五穀豊穣を願う「おなばれ」という行
事が行われるという。 またこの近くには梅ノ木城跡、夜泣石、不動滝等の名所旧跡が多数あり、たいへん長閑で美しい所。
梅ノ木・八坂神社の杉 目通り6.1m/樹高38m/枝張り21.4m/樹齢・推定500年/高知県鏡村梅ノ木・八坂神社