この にそえて ・・・ no.123                                     


                                   

 正八幡神社の楠・・・ 重信川の支流、御坂川に沿った道は、浄瑠璃寺から石手寺に向かう伊予遍路中核の地で

   その御坂川を更に遡った山間の神社に、市内最大の楠がある。 南には三坂峠がせまる海抜260mという高い地点にあって

   楠の巨樹としては四国でも珍しい例だという事。 山裾に抱かれて、こんもりと繁る翠の社叢は長閑で情景も良く、素晴らしい。

   神殿に寄り添った大木の根元は、大きく裾根を広げて幹も又逞しい。 枝葉も健康で繁茂も濃く、樹勢は頗る旺盛のようで

   まだ若々しい成長過程の樹のようだ。


   正八幡神社の楠  目通り6m/樹高20m/枝張り20m/樹齢伝承600年/愛媛県松山市窪野町北谷・正八幡神社