この にそえて ・・・ no.108                                     


                                    

 観音寺の楠・・・ 68番の神恵院と69番観音寺が同じ敷地内にある珍しい札所。 その中程にある楠は、樹齢1000年

   とも言われる老木で、幹はそう大きくないが根元の膨らみが著しい。 同じようなものでは、広島県三原市にある糸崎神社の楠が

   異様な根元の肥大で有名だが、四国では同県坂出市の白峰寺にも、これらに値する程著しく根元の大きな楠がある。 

   瘤が成長したのか、それとも古い根株か石の上にでも芽吹いたのだろうか。 

   幹は二本に分かれ、その一本は既に無くなっている。 そのためやや繁茂は小さいが樹勢はまだ良いようだ。

 


   観音寺の楠  目通り6.2m/樹高15m/枝張り12m/香川県夢観音寺市・観音寺